丸の内魔法少女ミラクリーナ

24件の記録
- 紫嶋@09sjm2025年8月15日読み終わった借りてきたたまたま表紙とタイトルが目に留まって読み始めた本だったが、どの作品も独自の世界観が光り、ぐいっと引き込まれて面白かった。 四つの短編が収録されていたが、どれもに共通して感じたのは、常識に対する疑問や転換というか。常識や普通とされていることと、登場人物との間に生じた隙間から物語が溢れ出してくるような印象であった。 想像力豊かな突拍子のない物語のようでいて、けれども現代や近い未来に起こり得ないとは限らない絶妙なリアリティも伴っていて、読んでるうちに不意に身近なテーマに感じられる瞬間があったように思う。 個人的には、表題作の「丸の内魔法少女ミラクリーナ」が一番好き。p15の「ストレスフルな日々をキュートな妄想で脚色して何が悪いんだ」という一文にグッと来た。 「変容」もよかった。世にも奇妙な〜などでドラマ化されて欲しい話であった。
- 葉鳥@kihariko2025年8月10日読んでる角川文庫夏フェア2025対象本。 最近は村田沙耶香さんの作品が読みたい気分でお盆は『世界99』を読むぞ!と意気込んでいたけど難しそうなので、以前にほんタメであかりんが紹介していたこちらを手に取った。 表題作を読み終えて、2作目の話に突入している。これどうなるんだろう…? 著作は数冊しか読んだことがないが、誰かしら振り切れながらも真っ当に生きようとしている姿に共感と少しの羨ましさを覚える。
- yt@yt2025年8月5日読み終わった「もう世界を守る必要もない。全員残業で死ね」(p39 「丸の内魔法少女ミラクリーナ」) 魔法少女27年目、36歳会社員の表題作含め4短篇。 時代に流されて生きていると村田沙耶香に描かれてしまう気がして、背筋が伸びます。 「私は、自分の初恋を葬る準備を、着々と進めていたのだ」(p80 「秘密の花園」) 一行先も予想できない期待と怖さに、なもめました。
- いっちー@icchii3172025年7月3日読み終わった残り二つ「秘密の花園」「無性教室」も読み終わった。 個人的にはミラクリーナが一番好きだった。ハッピーエンドが好きなだけかな?無性教室はちょっと無理があるというか、第二次成長が終わった後に性を禁止するっていう設定自体がちょっと無理があると思ってあんまり作品に入れなかった。 秘密の花園は報復されないか心配。笑 のらじお https://open.spotify.com/episode/7Dk9MJKufU6iDpz8uR9L6x?si=fiQKpMggR4y_wK3sD67-HQ
- いっちー@icchii3172025年6月27日読んでるすごいなぁ、村田沙耶香。短編でこんなに惹き込まれるなんて。 表題作と「変容」を読んだ。 「やっぱりラストに関してもキリッと終わっていることが多い気がします。」https://minne.com/mag/articles/1771 【連載】つくるしごと vol.8 村田沙耶香「平凡からの飛躍。『丸の内魔法少女ミラクリーナ』は誰かのコンパクトのような作品に」 | minneとものづくりと のらじおの本たち https://open.spotify.com/episode/7Dk9MJKufU6iDpz8uR9L6x?si=c0viOQFXTYaTkHdbA51tXQ
- 羽菜@hanai_books2025年5月2日読み終わったこれは少し前に読んだやつ。面白かった!村田沙耶香さんはトラウマ級に怖い「殺人出産」だけ前に読んだことあって、先月くらいに遅ればせながら「コンビニ人間」「生命式」とこちらを読んだ。ミラクリーナは村田作品の中ではかなりポップで読みやすいし、流行りのシスターフッド要素もありで好きだった。ラストの短編、久々に本読んで声出して笑ったわ〜 新刊も読みたいけど村田作品は怖いから買って家に置くのちょっと嫌で迷ってる😅
- れ子@zzz_o02025年4月13日読み終わった「無性教室」 性別をいくら奪われても、私たちは恋をする。恋は性別の中にあるわけじゃないからだ。 村田さんの作品って、近い将来、理論的には納得できるが実現はしないだろうという絶妙な世界線の話が多く、毎回もしこの世界に自分がいたら、と考えてしまう。 高校卒業までみんな「無性」として過ごすという設定も、理想的ではあるが少し恐怖を感じた。 恋について、「男だから」「女だから」好きになるのではない、ということに考えさせられた。