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ゆずこしょう
ゆずこしょう
@exloyrog84
本棚の棚卸し中
  • 2025年6月23日
    国ってなんだろう?
    「日本人ファースト」を理念に掲げる政党が支持され始めた今こそ読むべき本だと思った。イスラエルや大日本帝国の成り立ちがどれだけの被害を生んだのか、中学生の頃はちゃんと考えたこともなかったな…。そこにある暮らしを無視し、国と国の間に線を引くことの暴力性。本当は存在しない同質性を追求し、多様性を無碍にすることの愚かさ。パレスチナの人達が何世代にもわたって国民国家からの暴力により生活を破壊され続けてきたことを思うと愕然とする。 国民国家に対抗する概念として解説されたユダヤの「ディアスポラ」文化の話も興味深かったし、原発事故以後の状況を重ねた「原発震災ディアスポラ」という切り口も斬新だった。 以下引用 >この地に縁もゆかりもないロシア人やエチオピア人が、しかもその多くがキリスト教徒であるにもかかわらず、人口統計学的政策の道具として導入されているのです。その政策が、事実上、イスラエルをこのような多民族、多文化国家にしました。ユダヤ人の国という国民国家の考え方のための政策が、皮肉にも逆に「国民」の多様化をもたらしたのです。 > 「日本人」という意識は、自然的なものでも伝統的なものでもなく、あくまで国民国家とともにつくられ、ある意味人為的なもの、世界の状況の中でつくられてきたものです。
  • 2025年6月22日
    踊りつかれて
    踊りつかれて
    面白かったんだけど、予想してた方向の話とは少し違った。SNS批判はもう少し踏み込んでみてほしかったような。 『罪の声』同様取材力はやっぱすげえな〜と感嘆した。
  • 2025年6月3日
    世界99 下
    世界99 下
    上巻から間を開けるなんて無理でした。翌日には購入し、そのまま読了。ずーっと最悪でした。「母ルン」のくだり怖すぎたよ。下巻は内容的に『丸の内魔法少女ミラクリーナ』収録の「変容」を拡張したような話でゾクゾクした。 他者や世界に順応することしか頭にない空子でさえ、本能的に危機感を抱いてしまう性被害のおぞましさと、被害の痛みがインストールされていない人たち(主に男性)との見え方の違いに引いた。現実社会に根強く残る性被害への偏見、女性蔑視が、これを読んでもわからないならもう無理だろというくらい徹底的に可視化されていた。
    世界99 下
  • 2025年6月2日
    世界99 上
    世界99 上
    あっという間に読み終わってしまった……。作中の人間達の憎悪や冷笑がじわじわ食い込んできて、挫折しかけながら、それでもページをめくる手が止まらず、勢いのままたどり着いた境地が村田沙耶香の真骨頂すぎて興奮がおさまらない……。すぐにでも下巻読みたいけど一旦休もう。
  • 2025年6月1日
    ⾳を⽴ててゆで卵を割れなかった
    待望の生湯葉シホさん単著!おもしろかった。極めて個人的な話なのに、巧みな表現力によって普遍性を帯び、記憶の扉が次々と開かれた。
    ⾳を⽴ててゆで卵を割れなかった
  • 2025年6月1日
    世界99 上
    世界99 上
    2025年の課題本として読み始めた。さすが村田沙耶香、序盤からズタズタに切り刻まれた。
  • 2025年5月30日
    産む気もないのに生理かよ!
    小説だと勘違いして購入したらエッセイだった。Podcastも聴こう。
  • 2025年5月24日
    九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子
    九井諒子展が最高すぎてグッズ売り場で過去作をまとめ買い。特に「竜のかわいい七つの子」が💯短編集だった。
    九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子
  • 2025年5月24日
    黄金比の縁
    黄金比の縁
    読了。1時間20分。会社から不当な辞令を食らった社員が、採用担当として会社を没落に導く話。最高にぶっ飛んでた。
    黄金比の縁
  • 2025年5月24日
    照子と瑠衣
    照子と瑠衣
    2時間ちょいで一気に読了。痛快だった!ドラマ化が決まっているということで風吹ジュンと夏木マリのイメージで読んだけどぴったり。わかっちゃいたが元ネタのような結末は迎えなくてよかった。
  • 2025年5月21日
    菜食主義者
    菜食主義者
    ひとまず「菜食主義者」を読み終えた。おもしろーー。良い具合の仄暗さ。社会に対する怒りを感じた。 5/23 読了。三篇目の「木の花火」が素晴らしかった。ヨンヒが世界への拒絶を貫き通し、安易な物語に回収されなかったことに安堵。希望と絶望の二軸だけで語りたくない鮮烈な結末だった。
  • 2025年5月19日
    ナショナリズムとジェンダー 新版 (岩波現代文庫)
    読み始めた。冒頭からフルスイング。
  • 2025年5月14日
    夏への扉〔新版〕
    夏への扉〔新版〕
    一晩挟んで4時間くらい。章立てがわかりやすく先を読みたい!という気持ちは持続したが、突破口となるきっかけがどれも主人公に都合よすぎて気に食わず。SF苦手でも取っ付きやすい話ではあった。
  • 2025年5月12日
    君のクイズ
    するすると読めて2時間ちょいで読み終わった。面白かった!んだけど後味はちょっと悪め。クイズプレイヤーの思考の一片が見えてかなりおもしろかった。 ちょうどアイドルの虚構性について考えていたので、本庄絆の思考はものすごく腑に落ちた。どうしても「わかりやすい物語」を想像してしまう我々の愚かさよ。
  • 2025年5月7日
    ユリイカ(2025 5(第57巻第6号))
    ユリイカ(2025 5(第57巻第6号))
  • 2025年4月6日
    願わくば海の底で
  • 2025年4月5日
    性暴力の加害者となった君よ、すぐに許されると思うなかれ
    まずはにのみやさんの覚悟に敬意を。にのみやさんがまっすぐ言葉を投げかけ続けたことで見えてきた加害者側の「語れなさ」や本音、彼らが真に加害に向き合うためにすべきこと。いずれも社会全体で関心を向けるべき内容だった。
  • 2025年4月2日
    自分のために料理を作る
    自分のために料理を作る
  • 2025年1月8日
    ジーンブライド(4)
  • 2025年1月1日
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