木挽町のあだ討ち

25件の記録
- ぐ@busy-lake2025年10月9日読み終わったハッピー仇討ち面白い! 若干、人に語るときにこんな表現になるか?みたいな不自然さは引っかかったものの、エンタメだからいい。 江戸時代の芝居小屋っていう、いろんな生い立ちの人を受け入れる受け皿を上手く使ってドラマを組み上げてる。 江戸時代って似たり寄ったりな人が同じような場所に暮らす環境が整ってるから、 フツーの武士フツーの町人でいられなかった人たちを読めてよかった。
- 鷹緒@takao_tanka2025年9月27日読み終わった借りてきた返却期限までに読めました〜〜!! すごい!ほんとうに! ハッピーあだ討ちヒューマンドラマだった!!! トトロほんとうにいた!!! とても気持ちが救われるいいお話でした ホロリ 映画も楽しみですね! あだ討ちシーン、さぞ美しい映像になることでしょう 国宝とべらぼうのおかげで端々に登場する芝居の演目や悪所の雰囲気がとても想像しやすく、いいタイミングで読めたな〜と思います
- 木埜真尋@stilllifeppap2025年9月22日読み終わったaudibleaudibleで読むのにぴったりの小説だった。 菊之助という若侍が、芝居小屋の立ち並ぶ木挽町で、父を殺した下男作兵衛に仇討ちを立て、国許に帰ってから2年が経った。 このほど妹が菊之助と結婚することになった加瀬総一郎は、菊之助から木挽町の仇討ちについては芝居小屋の方々に聞くように言われ、1人また1人と話を聞いて回る。 木戸芸者の一八、殺陣師の与三郎、衣装係の吉澤ほたる、木工職人・久蔵の妻お与根、そして戯作者の篠田金治。彼らからひととおりの話を聞き終わった加瀬総一郎は菊之助の家屋敷に戻る。そこで語られたことは……って話。 それぞれの章は話をしている登場人物の1人語りとなっていて、audible版ではそれぞれ関智一、安元洋貴、野島健児、三石琴乃、小西克幸、小林千晃がキャスティングされている。豪華な声優陣の語りも手伝ってするする頭に入ってきたし、芝居愛に満ちた面白い話だった。歌舞伎版もそのうち見てみたい。今年の大河ドラマ「べらぼう」と時期がかぶっているので、大河を楽しく見ている人にもおすすめ。
- 鷹緒@takao_tanka2025年9月20日ちょっと開いた読み終えた母から激推しされて少し読み始めました タイトルからして悲劇なのかと思ってましたが、母曰くそういう感じではないらしく……? ハッピー仇討ちストーリーなの?? そんなことある??? 舞台や時代的に大河ドラマ「べらぼう」と重なるものがあり、併せて楽しめそうな予感です 果たして図書館への返却期限に読み終わるのか、乞うご期待!
- chiki@chiki2025年5月27日読み終わった評判通りに面白かった。きっとこうなって欲しい、なるだろうな、なってくれ……が叶えられる嬉しさとカタルシス、ありがとうありがとう。 しかし前半なかなか読めなくて、たぶん自分の問題として時代小説を読みこなす読書体力みたいなやつがめちゃくちゃ衰えてるなぁと思ったのだった。あとオムニバス形式読むのほんとしんどい。この小説みたいに語り手持ち回り形式だとさらにほんとしんどい。読書体力の衰え〜。
- 翠@mdr_332025年3月31日読み終わった面白すぎる。面白い、、面白い、 全てが面白くて、するするする〜と読めてしまう 時代小説ということが頭から抜けるほど読みやすい 自分が読んだ小説を、こんなにも人におすすめしたいと思ったことはない
- よむむ@book_yommm2025年2月22日読み終わった2025年15冊目 歴史小説がなんとなく苦手で、なのでこういう時代物っぽいのもなんとなく避けてきた。 以前Xでこの本が本当に面白いと紹介されていた方がいたので図書館で予約。忘れた頃に順番が回ってきて、なんとなくパラパラ読んでいたのだけど、ぐいぐい引き込まれるテンポの良さと人情味あふれる展開にボロボロ泣いて、あっという間に読み終わった。 とある人物が、木挽町で起きた鮮やかなあだ討ち事件のことを目撃者たちに聞いて回るという構成。 芝居小屋の関係者たちそれぞれのキャラクターが活きていて、語り口調がチャキチャキの江戸っ子だったり、寡黙な武士であったり、そのあだ討ちを果たした人物・菊之助関係性も見えてきて面白い。 なぜ話を聞いて回っているのか?菊之助との関係は?が終盤に見えてくる。一連のストーリーももちろん面白いのだけど、各章の人物が話す人生観や人情がじんとひびいて、大切にしたい会話がたくさんあった。 策略に嵌り武家を追われた侍に町民がかける言葉が良い。 「まずは御身を大切に。腹を満たして笑うこと。それでも割り切れぬ恨みつらみもありましょうが、そいつは仏にお任せするのも、手前どもの処世術というもので。」 なんだか人生が退屈で、このまま武家の決められたレールを歩いていくのかと言う男に筋書きが語る言葉もいい。「面白いもんはいつか誰かが何処かから持って来てくれると思ったら大間違いでっせ。面白がるには覚悟が要るんです。面白がらせてもらおうったって、そいつは拗ねてる童と一緒や。でんでん太鼓を鳴らせるようになったら、そこから先の退屈は手前のせいでっせ」 あぁいいなぁ、とじんわり思う余韻の作品だった。