世界ひと皿紀行 料理が映す24の物語

20件の記録
- ロッタ@rotta_yomu2025年5月19日読み終わった印象に残ったエピソードのひとつ。 パプアニューギニアにはターニムサクサクというわらび餅のようなぷにぷにした主食がある。味はない。それでも彼らの大好物なのだそう。岡根谷さんは尋ねた。「私には味が感じられないのだけれど、あなたの感じている味を表現して」彼らの答える。「味はないよ。あえて表現するなら満腹感かな」山岳部に住み毎日生きていくための重労働に励む彼らにとって、満腹感はおいしさなのだ。無味だけれど、おいしい。わたしの知らない価値観はいくらでも存在する。おいしいが増えた。
- ロッタ@rotta_yomu2025年5月12日読み始めた「家庭料理の向こう側」、「『おいしいの?』だけではない食の物語を、味わっていただけたら嬉しい」、こんな言葉を書く人の世界の食レポートがおもしろくないはずがない。岡根谷さんの本には自国の自慢料理をふるまう人びとの笑顔が見える。
- kirakira30@kirakira302025年3月27日読み終わったやっぱり写真があると、より楽しめる。 料理も調理法もその地の環境や社会やつながりとは切り離せない。 最後にレシピがついているのもいい! いくつかチャレンジしてみようと思う。
- はるにれ@Elms11302025年3月20日読書メモ一緒に読んだオルガ・トカルチュクの小説にポーランドの料理がよく出てきたので、買ってあったこの本を取り出してみた。いろんな場所に行きたくなるし、いろんな場所の話を読みたくなる。写真もいい感じに添えられているし、最後にレシピがついているのが、さらにいい。