多様な性を生きる
16件の記録
いちのべ@ichinobe32026年6月27日読み終わった10代の自分に読ませてあげたい!と思う本であると同時に、登場する方々は殆どが自分より年下なので「ああ、この方々の子ども時代は、俺の頃よりは良い環境になっていたのだな」とも感じられたのもよかった。 > 大内 私、社会を変えていきたいって気持ちがあって、ぜろぷりの活動もそのひとつなんだけど、いろんなことが速いスピードで変えられるわけじゃないって現実もあるでしょ。いますぐ同性と結婚したいって人にとっては、社会の変化は遅すぎると思う。だから、いまの環境でどうすれば自分が楽に、ハッピーに過ごせるだろうって考えるんだけど、同時に変わることをあきらめたくない。(p29) > 西原 みんな好き勝手に生きようよ!人は他人のことなんて忘れちゃうんだから、そこに合わせるんじゃなくて、自分のしたいことをやるのがいちばんだなって思います。(p102) > 加奈 私は、自分の感情の手綱を他人に握らせるもんかと思っているの。差別や偏見を向けられたことは数えきれないほどあるし、私だって傷つきます。でも傷つけられたことで、自分の感情をその相手のことでいっぱいにしたくはない。だから、「私の感情の主導権を握るのは、常に私」と思っている。心を握っていいのは、差別してくる相手じゃないの。(p164) > 森山 「ここでは私のことは話されない」「僕はいないことにされているな」と思ったということは、その人は“私らしさ”をなんとなくつかんでいて、大事なものだと思っている、ということですよね。それはその人にとって、財産だと思うんです。だから私は、「自分のことが書かれてないって気づけたって、クィアだね!」と、拍手を送りたい気持ちです。(p188) 最後の森山さんの言葉を読んで、大学の性教育の授業でセクシュアルマイノリティが取り上げられた時、まるでこの大教室に当事者が一人もいないかのように講師が話すのを聞いて「ここにいるぞ!!!!」と怒りのリアクションシートを書いたあの頃の自分が、慰められた気がした。



















