愚か者の疾走
10件の記録
toron*@toron05032026年1月1日読んでる@ 自宅同僚が貸してくれた本。最近社内で本の貸し借りが流行っている(?)ので、ふだん読まないジャンルの本を読めるのが楽しいです。 前作『愚か者の身分』が面白かったという感想を伝えたところ、こちらも貸してくれました。 ただ、半分くらい読みましたが、そこまで事件らしいことは起こっていない感じ。前作がかなりその後どうなったのか気になる終わり方をしているので、それにオチをつけていくのかな、と。 『愚か者の身分』も面白かったので、そちらの感想も、また後日書いておきたいです。

祥@kino_s52025年12月3日読み終わった帯に書かれた「三人の愚か者たちは生まれ変われたのか」 まさにそれが気になって、読み始めました。 前作から3年、マモルもタクヤも梶谷も、日陰者には戻るまいと前を向いて、用心に用心を重ねて生きていた。 逃げた先の真鶴で出会った人達との繋がりを大切にしながらも、マモルはちゃんと警戒を怠らなかったのだろう。 興味のあった服飾系の学校へ進んで、同じ夢を持つ同期達と他愛のない話をして、課題に悩んで、そんな普通の日常を過ごしながらも、マモルはきっと、頭の片隅でいつもタクヤの心配をしてその無事を信じて祈っていたのだろう。 タクヤのアドレスからメールが来ても、生きている可能性を喜びはすれど、最初は返信したい気持ちを抑えて、考えた。 マモルだって、生きているならタクヤに会いたいのだ。 結局、我慢できず確かめる為にメールに返信をしてしまったけど、ここでもマモルはちゃんと用心している。 その結果は、以前の仲間に裏切られる形になってしまったけど、それでもタクヤの事は疑わない。 一途にタクヤの無事を願い、今も何処かで生きていると信じるマモルがどうか報われて欲しいと思わずにはいられなかった。 対して、梶谷サイドのお話。 こちらはもう、由衣夏さんが良い人すぎて! 守る為に何も話さないことを選んだ梶谷を信じて、目玉を失くしたタクヤの為にも色々動いてくれて、暫くは三人で暮らそうとか、義眼のお金は出世払いでいいとか……。 あげたらキリがないほどに、彼女の存在は梶谷にとって救いなのだろうと、読んでいて感じました。 共に逃げると決めた瞬間から、梶谷にとってタクヤも守りたい、守らないといけない存在になっていて。 梶谷がずっと警戒心を緩めることなく用心を重ねていたから、タクヤの居場所はバレることがなかった。 なんだか読んでいて、綾野剛さんの印象が頭にあるからか、梶谷が群れを守る狼のようにも見えてきて。 人間、守るものを持っている方が強いとは、よく映画なんかでも描かれることが多いけど、梶谷はまさにそんな感じがする。 タクヤが今何処で何をしているのか、それがわかった瞬間、マモルとの再会劇を読みたいと思った。 前作で描かれた、タクヤとマモルの出会いのきっかけが二人を繋ぐって予感させるのが凄い。 願わくば、二人が穏やかに再会して、いつか実写映画のビジュアルポスターみたいに梶谷も含めて三人で笑い合う日がくれば良い。 この作品も、是非、実写映画キャスト続投で映画化して欲しいなと思います。
mayu.@mayu_2025年11月12日読み終わった前作の感想で「もう少しマモルとタクヤの話を読んでいたかったなぁ」と書いていて、まさかその後の事が描かれた物が読めるとは!!もう感謝しかない。 やっていた事は悪いことなのに悪になりきれない彼らの事を私は嫌いになれない。 あの大きな事件から3年、逃げたその後が描かれる。葛藤を抱きながら前を向くそれぞれの想いに何度も涙をこぼしながら「このまま落ち着いて、生きてくれますように」と読んだ後も願わずにいられない一冊だった。

しおり@Kaffee58882025年11月11日読み終わったよかったねぇ゛゛っ!!!!!!! 大体一作目のその後みたいな話はあんまり好きじゃなくて読まないのだが、愚か者の疾走は身分が好きで、そしてその後の「未来」が見たくて読んだ。結果として良かった………。ぼんやり明るくて、ぼんやり幸せで…。嬉しかった、とても。作品自体は明るいものじゃないのだが(一作目からもともと戸籍売買をした若者の話だし)、それでも悪い子じゃない子たちが未来をちゃんと見て、明るい方向に進めているようになっているという事実が嬉しい。本当に。 変われない人もいるし、変われる人もいる。 環境っていうことももちろん要素としてはあるだろうけれど、その先に一歩踏み出せるかそこで腐るかはその人次第だと思う。進もうと思えば進めるし、未来を選べる人にだけ未来が続くんだと思う。 誰もが誰かを想っていて、誰かのために生きられて、自分のために生きられて、生きたいように生きて。誰にでもぼんやりくらいでもいいから明るい未来があるなら、いいな。











