

とろん
@toron0503
読んだ端から忘れていってしまうので、はじめてみることにしました。
- 2026年3月3日
われら闇より天を見る 上クリス・ウィタカー,鈴木恵気になる - 2026年3月3日
探偵小石は恋しない森バジル読んでる - 2026年3月1日
奈良千夜一夜物語 (角川書店単行本)あをにまる読んでる - 2026年3月1日
- 2026年3月1日
侍女の物語マーガレット・アトウッド読んでる - 2026年3月1日
平場の月朝倉かすみ読んでる - 2026年2月28日
ザ・ロードコーマック・マッカーシー,黒原敏行読み終わった桜庭一樹さんや奇書イさんがおすすめしていて、以前から気になっていた。 おそらく核戦争?後のアメリカを舞台にしていて、人類は復興する兆候もなく死に絶えてゆく途上にある。建物は灰と雪におおわれ、樹は枯死し、食物は文明が死滅する前の缶詰などを探し当てて食べるしかない。 ごくまれにすれ違うひとは追いはぎか「食料」で、お互いを助け合おうとするフェーズはとうに過ぎてしまったという感じ。救いはない。 父子はそんな世界で少しでもましな冬を越すために、徒歩で南を目指している。 といっても『少女終末旅行』のような明るい絶望という感じではなく、ふたりの見る風景すべてが「生きているのが苦しい」という変奏曲のような道程だ。それは絶望のハイエンドであるはずなのに、文章にされるとなぜかひどく美しい。 核戦争後に生まれた息子は荒廃した世界しか知らないにも関わらず無垢で、行きずりの人を助けようとしたり、追いはぎを許してやってほしいと父に頼んだりする。 そんな息子は父にとって神であり宗教であり、自分の心なのだと思う。 括弧を使わない独特の文体も、この世界観に非常に合っている気がした。ずいぶん前の刊行ではあるけれど、今年出会えて良かった1冊。 - 2026年2月19日
失われた貌櫻田智也ネタバレあり読み終わった今年の本屋大賞でノミネートされていて気になった1冊。 帯の推薦文で恩田陸・米澤穂信・伊坂幸太郎からミステリとして絶賛されているけれど、ミステリは風味づけというか、刑事が主人公のヒューマンドラマのような雰囲気があった。 個人的には主人公の刑事・日野の刑事としてやや逸脱している行為(作中でも言及されていたが…)が、気になりすぎてしまった…。 酒を飲んで帰宅する途中、八木のアパートで鑑識が見落とした証拠品を拾うくだりは大いに突っ込みを入れたかった…鑑識が見落として酔っ払いは見つけられるという展開…。 その他、細かい部分ではあるが事情聴取に来た人に手土産を持参したり、家の仏壇に花を供えたり(これは部下の方だけど)と警察がそういう行為をしていいのかはかなりモヤっとさせられた。 同僚が家の中で娘(といっても成人済)を殴ったとして還暦過ぎと思われる父親を逮捕するくだりにもやや疑問があった。家庭内での暴力を現行犯ではなく逮捕できるのだろうか。 作中の父親の状態から、必要だったのは逮捕による拘束ではなく、医療と福祉だと思うのだけど…逮捕後に地域の福祉団体に繋いではいるが、それでも逮捕は必要なかったのではないか…。 ただ、作者として描きたかったのはそういった謎説きや警察小説としてのリアルさではなくて、事情聴取とは違う顔を見せるバーの店主との会話や、犯人の子どもに自分の子どもを重ねてしまう人間的な面のようにも感じた。そして自分はロジカルで整合性のあり、それでいてリアルさは担保された世界をミステリに求めてしまっているので、こういう印象を受けたようにも思う。 もっともそれは、帯文のミステリとしての打ち出し方や、期待値を上げてしまうタイトル(古今東西の顔の無い死体のトリックやホワイダニットをどう超えてくるのか)にもよるのかもしれない。 - 2026年2月18日
会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方わかる,大手町のランダムウォーカー読み終わった実際の財務3表を使っての解説はほぼなくて、それを解りやすい図にしたものを使って「財務3表から何が読み取れるか」ということを解説してくれている本。 面白かったけれど、この本で決算書が読めるようになるかというとかなり違う気はする。 どの項目からどんな企業の状況が解るのかを教えてくれるというか…しかしどちらにしろ決算書だけで会社を読み解くのは難しく、事前に会社の業務内容やその年に合併などの大きなトピックスがあったかなどを頭に入れておく必要はありそうだった。 本格的に勉強をはじめる前に読んでおくといい1冊という感じかもしれない。 - 2026年2月18日
会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方わかる,大手町のランダムウォーカー読んでる - 2026年2月12日
失われた貌櫻田智也読んでる - 2026年2月10日
禁忌の子山口未桜読み終わった本書より先に鮎川哲也賞受賞後のインタビューを先に読んでいたので納得感があったが、それでもやはり作品全体から有栖川有栖作品(特に火村&アリスシリーズ)過ぎる印象を受けた。 とはいえ、その「雰囲気」は火村&アリスシリーズの初期の頃のもので、近年の同シリーズから得られなかったエネルギーがあって、その作品をめちゃめちゃ好きだった頃の自分を思い出させてくれた。 作者とわたしはほぼ同世代で、関西出身。しかも『活字倶楽部』という雑誌で有栖川作品にはまったらしく、はまり方もわたしも全く一緒だった。あの頃の活字倶楽部の特集のあれこれについて勝手に語り合いたくなった。 また「名探偵は『さて』…という言葉で謎解きをはじめるらしいよ」という城崎のセリフ、これははやみねかおるの『夢水清志郎シリーズ』からだろうか。はやみね作品がこういう引用のされ方をするのははじめてのような気もして嬉しい。もちろん、夢水の方も古典ミステリのセリフのパロディな可能性はあるけれど…そういえば城崎のハラペコ属性や「幸せになるように事件を解決する」探偵なのは夢水清志郎っぽさもある。 真相の後味の悪さはそれなりにあるものの、綺麗事でまとめずに最後まで描き切ったラストはとても良かった。 - 2026年2月10日
ザ・ロードコーマック・マッカーシー,黒原敏行読んでる - 2026年2月1日
禁忌の子山口未桜読んでる - 2026年1月31日
マルチの子西尾潤読み終わった『愚か者の身分』が面白かったのでこちらも読んでみたけれど、こちらも面白かった。…これを読むと槇原希沙良は過去にマルチにハマっていたので、その返済で闇バイトをしていたのかもなあ、と思うなど。 西尾潤は「その部分こんなに細かく書く?」ってところがあって、真面目なシーンなのでそれが逆に可笑しかったりするのだけど、今作もそういうシーンは健在だった。往復の電車賃の金額を10円単位でとか、居酒屋で出されるメニュー全部描写していたりとか。 マルチの内情もだけど、心理描写も良かった。 真瑠子はゴールドとして大会で表彰されたので、「成功体験」として刷り込まれているけれど、実際はゴールドへの昇級条件の初月は1件自爆営業しているし、その翌月に3件自爆してゴールドになっている…「成功」しているとは言い難いのに大会での高揚感に上書きされて、マルチで自爆を繰り返しているんだろうな…。 このまま家族を大事にしながらマルチから距離を置くのかと思わせる流れからのラストは意外性があってとても良かった。…ただ、個人的にはネットに個人情報を晒されてからの「地獄のような日々」もモノローグではなく書いてほしかった気がする。 - 2026年1月31日
カフェーの帰り道嶋津輝気になる - 2026年1月31日
マルチの子西尾潤読んでる - 2026年1月31日
ようこそ、ヒュナム洞書店へファン・ボルム,牧野美加気になる - 2026年1月20日
ぼくの死体をよろしくたのむ川上弘美読み終わった川上弘美の短編集。『水声』あたりまではリアルタイムに追えていたのだけど、なぜか近年ぜんぜん手に取れておらず…どれも10ページくらいなのに、世界観の広がりがすごい、というか…。 好きだったのは『なくしたものは』、『ルル秋桜』、『二百十日』…『二百十日』の作中でその時候について直接出てきてはいない。でもそういえば川上弘美は別の短編集のセリフのなかでも「もうすぐ二百十日だね」というセリフが出てくるので、好きな時候(俳句をされているので季語?)なのかもしれない。 『廊下』は読んでいると謎に涙が出てくる。淡々と女性の半生とその折々の不思議な出来事が綴られていて、それも、10ページ弱の話なのに…改めて川上弘美好きだなと実感した。 - 2026年1月19日
季刊日記 創刊号こだま,ネルノダイスキ,ドミニク・チェン,pha,伊藤亜和,初見健一,前田隆弘,北尾修一,古賀及子,こうの史代,品田遊,図Yカニナ,堀合俊博,大森時生,安達茉莉子,小沼理,尹雄大,山本浩貴,東直子,松浦弥太郎,林健太郎,柚木麻子,柿内正午,桜林直子,植本一子,武田砂鉄,浮,ピエール瀧,牧野伊三夫,猪瀬浩平,福尾匠,竹中万季,荘子it,葉山莉子,蓮沼執太,藤原辰史,蟹の親子,野村由芽,金川晋吾,鳥トマト読み終わった昨年12月に買っていたものを少しずつ読んでいて、ようやく読み終わった。 日記なので細切れに読んでもストレスがなかったし、一日のルーティンの中に取り込めて心地よかった。 「25人の1週間」の日記はどの方も面白かったが、東直子さん、こうの史代さん、蓮沼執太さん、北尾修一さんの日記が好きだった。 ピエール瀧(さん付け迷う…)の日記がなんというか「普通」で音楽や俳優をやっているときの顔とギャップが合ってびっくりした。でもなんか良かった。 2025年7月5日の予言の話が多くの人の日記や特集ページで挙げられていたが、まったく知らなかった…周りに騒いでいるひともいなかった気がする。自分が地方に住んでいることもあるが、後から聞いて、その予言が起こらなかったというよりも今の自分の環境にほっとさせられた。 植本一子さん、phaさんの日記本が好きなので対談が嬉しかった。おふたりの東京文フリに関する実感は自分も近年感じていたことなので、やはり文フリは地方の方に出そうかという気持ちになる。 こういった分厚い文芸誌を一冊読み通したのはひさびさなので、次号も楽しみだ。
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