脚のない鳥
9件の記録
キタハラカズキ@kitahararirure2026年2月22日読み終わった窓の外ではあらゆる生命が水を汲み上げているというのに、コンテナの書斎は壊れた時計や古い通帳、捨てられた本で溢れている。まるで春の最果てだ。 (P15) 図書館勤務の彼女は亡くなった老学者の蔵書をもらう受けに行く。死んでしまっても棺に入れることはできないものたち。 そして本を買い続け部屋に溢れさせる夫。 レスリー・チャンの出演した『欲望の翼』のセリフからタイトルはとられている。
きなこ@kinako20252026年2月11日読み終わった韓国文学慶州の図書館で司書として働くヨンソ。 ある日、造園学科の元教授の蔵書を引き取りに行く業務を請け負う。 南山の目的地に到着すると、蔵書はみすぼらしいコンテナの中にぎっしり詰まっていた。 家族と離れ、一人で2000冊以上の専門書に囲まれて過ごしていた元教授は老衰のため入院していた。 本を愛する気持ちは理解できるが、自宅内が本に侵食されていく過程は我慢できない。そんな私は本当の愛書家ではないのかもしれない。ここに登場するヨンソの夫や同僚のキム係長を見ているとそう感じる。 老教授のように、自分が倒れると家族に迷惑がかかると思ってしまう。 ヨンソが夫に言い放った「お墓には何にも持っていけないんだから」というのはその通りだとも思うし。 小説の中に出てくる香港の俳優レスリー・チャンや、彼が主演した映画『欲望の翼』、そしてヴィム・ベンダース監督の『ベルリン・天使の詩』など懐かしさ満載で、胸に沁みた。 そしてラストもいい。 色々と手放さねばならなかったヨンソだが、自身の内に積み重ねていた記憶は色褪せず、再び輝き出すのを待っていたと解釈したので、希望が感じられた。
- とや@toya_solitary2026年1月30日読み終わった@ 本と物語ユンスル読書会の課題図書。 家族と本棚の占有率を争う身としては、主人公の女性を他人とは思えなかった。わたしも腹いせに、相手のではなく自分の本を捨てそうだから。 時代背景的に女性が生きづらい時代で、そのことを切々と書いているようにも読めた。

R@ririi__942025年11月22日読んでる昨年の翻訳コンクールの受賞作品。 今日は翻訳コンクールの授賞式をYouTubeで視聴。作品をもっともっと深く理解しなければ。そのためにはどんなふうに読めばいいんだろう。

