夜に猫が身をひそめるところ

96件の記録
- 青豆@aomame_salad2025年5月18日読み終わった大好きな世界観で気持ち良く読めて、続編があることを嬉しく思った本。終わりのほうの章を読んでいて、なぜだか「音楽が生まれる前の世界はどんなだったか?」について考えたりもした。
- ユメ@yumeticmode2025年3月25日読み終わった感想クラフト・エヴィング商會の四代目である吉田音ちゃんは、学者で探偵である円田さんとともに、黒猫のシンクがどこからか持ち帰ってくる〈おみやげ〉について考える〈ミルリトン探偵局〉を結成する。その決まりは「解けそうな謎でも、決して解かない」こと。 音ちゃんたちが推理を繰り広げる日常のパートと、シンクの〈おみやげ〉の真相のパート、二つの物語が交互に配されたこの本は、森羅万象について考えを巡らせ続けることの愉しさを教えてくれる。日々を忙しなく生きているとつい視野が狭くなってしまうけれど、こんな風に「夜に猫が身をひそめるところ」に思いを馳せてみたら、自分の日常のすぐ近くに無数の物語が散りばめられていることに気付けるかもしれない。ホルン吹きの男が主人公の「奏者」が、大好きな『小さな男*静かな声』に通じる雰囲気でお気に入り。 吉田篤弘さんがイラストを描き下ろしたこの中公文庫版と、坂本真典さんの写真が収録されているちくま文庫版には、それぞれ違った味わい深さがあり、どちらも大切に読み返していきたい。
- kishirohara@hidalinae2025年3月18日読み終わったやっと続きを読めたのでぐんぐんと読んでいたら読了。吉田篤弘さんの本はやっぱりいいなぁと思う。たのしいひらめきが散りばめられている。
- もち@noro_302025年3月17日読み終わったわたしたちは、 自分たちの住まう場所を 夢中で仕切ったりしているうち、 いつのまにか、 自分たちが立ち入ることのできない 「すき間」をつくってしまった。 そこへ猫が身をひそめる。 吉田篤弘、幻のデビュー作。 ゆっくり読んだ
- まりり@wakaT2025年3月15日読み終わったタイトルを見ただけで想像が広がって、手に取ってしまいました。全編を通して、私は次に何が起こるかわくわくしました。 「分からないのがいいんですよ。分からないから、また考えるでしょう?」 楽しい言葉です
- donut_mgmg@donut_mgmg2025年3月12日読み始めた昔図書館で借りて読んだけど、文庫になってたので改めて読んでみる。 そうそう、昔は娘の音さんが書いた設定だったなぁと読み始めて思い出すなど。
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年3月7日読み終わった花粉でズビズビになりながらカレー食べて読んだ。猫だけが行ける、世界のちょっとした隙間。たしかに存在しているその空間へ行くためには、じっと目を凝らして想像力を働かせるほかない。ささいなことでも時間を惜しまず、じっくり考えること。いい読書でした。
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年3月6日読んでる夕飯の片手にぱくぱく読み進めてたら100ページくらい進んでた。ちっこいフレンチホルン奏者が、テレビ持ってないのにテレビ欄を隅々まで読んでてかわいかった。スマホのない時代の息遣いよ。
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年3月5日読み始めた本屋大賞の投票が無事終わり、ひと休みしつつもなんか読みたいと思って買ってあったこちらを開いてみる。答えを急がない、得られなくても気にしないというしなやかさ。まったり読もう。
- O@46_962025年2月19日読み終わった感想ミルリトン探偵局の推理とそこから広がる物語のミルフィーユ形式が面白かった。物語は音によるもの? もしそうであれば、それもまた一つの推理で素敵だ。 最後の物語を読んで、シンクの道のりを思う。