覚えたてのギリシャ語でギリシャの人々と交流し、イタリア車でイタリアの混乱した街を走る 滞在型の旅行も素敵ね〜となりつついちいち女房サゲ「女性というもの」サゲを挟まないと生活を記述できないんか？となり、時代を感じる

2020年春をちゃんと思い出す 渦巻く不安や絶望と裏腹にぽかんときもちのいい春の陽気

すごく久しぶりに村上春樹の筆致に触れたけど土地を歩くだけで無限に皮肉が出てきて豊かだなと思う ノモンハン、神戸の暴力の痕跡に触れる部分がやっぱり読ませる アメリカ横断旅行で語られる中西部の退屈さについての描写は、トランプ以後のいまではこんなに呑気に語れないだろうなと思う 讃岐うどん巡りは単純におもしろかった 瑛太のぶっきらぼうな声色が突き放したような語りに合ってなんか笑ってしまう

帯に書かれた「母親は人間でいられるし、人間であるべきです」という言葉が目を引いて手に取った キラキラせず悟らずプラクティカルに子を育てるひとつの例 人格の話にしない、スキルの練習の過不足の話にしかしない 深い話や深い愛を期待しない 味気なくそっけなく淡々と問題を解決するという在り方の宿す確かな希望

モナコで大スリしそうになるけどドレスコードのおかげで救われるとこ無駄に手に汗握ったし笑った 大勝ちするぞ〜と乗りこみつつ貸衣装代50フランは渋るの謎だ あんなに中東ではそこは値切らんやろってシーンで値切り倒してたのに いろんな国行ってみたくなるけどポルトガル行きたくなった

トルコ入った途端楽しげでよかった クマ連れて散歩して恐喝してくるおじさんは怖い

授乳のお供に 突然の磯崎新夫妻@テヘランと、夫妻を高級メシチャンスとみなして憚らない沢木耕太郎

授乳のお供に 旅先がハマらないときのハマらなさがおもしろい そういうことあるよな(松井ケムリ)

授乳のお供に お乳をあげればあげるほど南下していく沢木耕太郎

授乳のお供に はじめての完全母子同室の夜、マカオですりまくる沢木耕太郎に焦った

病室でスクワットしながら読了(聴了？)

オーディブルで散歩のお供に