チーヴァー短篇選集

チーヴァー短篇選集
チーヴァー短篇選集
ジョン・チーヴァー
川本三郎
筑摩書房
2024年12月12日
46件の記録
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月23日
    15編目「橋の天使」 飛行機恐怖症の母 エレベーター恐怖症の兄 そんな家族を冷たい目で見ていた主人公は、なんと橋恐怖症になってしまった ままならない恐怖反応に、自分の人生の終わりとばかりにショックを受ける主人公だが、橋の上で立ち往生しているときに、ある少女に出会って…… いままでで一番後味が良いお話で、これが短篇選集の最後で良かった! この本は去年の夏、旅先の函館の書店で出会って購入したのだけど、いまこの帯の紹介文を読むと、まさに「家族や自分にうんざりしても人生ってこんなものか、、と身にしみる。気持ちのいい読書にはならないかもしれませんが、印象深い一冊になると思います」というのがぴったりだった 出てくる家族がみんなチグハグでうまくいっていなくてもやもやするし、救いのない結末も多い でも、時おり人生のきらめきのような美しい瞬間がある 印象深い一冊になった
    チーヴァー短篇選集
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月23日
    14編目「世界はときどき美しい」 夢と現実のあいだで思考があちこちに飛んでいく語りが、精神の錯乱を思わせるほどとらえどころがないが、芝生の匂いや、音楽のような空、人との別れ際など、ときどき胸に迫る美しさがある
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月21日
    13編目「海辺の家」 毎年、海辺の家を借りて夏を過ごす一家 借りた家の住人がどんな人なのか気になる主人公 家のあちこちから住人の人柄を示す形跡を見つけ、どうやら幸せだった家族は、何かが変わってしまったようで、家を貸さざるを得ないほどうまくいっていないらしいと悟る その家にいると、主人公はなぜかいらいらして妻や子供と喧嘩してしまい、ニューヨークへひとり逃げ帰る 家の隅々から住人の人生を読み取れるものかと思うと面白い それが自分の人生を直視するきっかけになったのかもしれない
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月19日
    12編目「父との再会」 8ページの掌編 両親が離婚して以来、3年ぶりに父と再会し、昼食をいっしょにすることに 立派な父の姿を見て誇らしく思ったのもつかのま、はいったレストランでつぎつぎと失礼な態度をとる父 訳の分からない行動なのだが、もしかすると、もう会うのが最後になる息子に、わざと嫌われようとしているのかなと思った
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月17日
    11編目「ジャスティーナの死」 妻の年老いた従姉妹のジャスティーナが、妻のランチ・パーティに訪れ、ソファにすわったまま息を引き取った 会社を早退する主人公は、適当な宣伝コピーをつくり(これが面白い)、埋葬の許可をもらうのに奔走する(これがばからしい) 夢と現実が混沌としているようなばかばかしさともどかしさのなかで、生と死とは何かという主人公の混乱が感じられる
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月16日
    10編目「故郷をなくした女」 不貞をはたらいたことにされ、アメリカに居場所をなくした妻アン。アメリカ人であることを隠し、ヨーロッパ中を移動して暮らすが、あるとき旅行中のアメリカ人の老人に出会い、自分の故郷はアメリカだと強く感じ…… 故郷を離れてはじめて自分の故郷を強く意識することってあるんだろうな だけど遠く離れたときに感じる慕情は、美化されていたりして、失望したり……これもまたあるかもしれない
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月14日
    9編目「美しい休暇」 アメリカのシットコムの脚本家がテレビ番組の仕事にうんざりして家族とイタリアに逃げてきた父親 俗っぽい文明社会から逃れて、イタリアでは「詩人」と思われていたのだが、イタリアでも自分のテレビ番組が放映されていて…… 結局、自分は自分から切り離すことはできず、どこにいてもアメリカの陰から逃れることはできない 「ただの詩人だと思っていたけど、すごい脚本家だったんだ」と思われるという皮肉なオチ
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月11日
    8編目「兄と飾り箪笥」 家に代々伝わる飾り箪笥をどうしてもほしいと言い張って譲り受けた兄リチャードは、箪笥とともに過去に身をゆだねていく…… 兄が欲しかったのは幸せだった頃の記憶だったのか、家族の紋章を手にするという名誉だったのか 過去に囚われ、いまの幸せを失っていく皮肉が描かれる
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月10日
    7編目「ライソン夫妻の秘密」 郊外の住宅地で、他所者から地域を守ることに関してはうるさいライソン夫妻 妻の見る悪夢 夫が隠れて焼くケーキ 脈絡がないようでいて、いまの幸せを壊さないように躍起になるのには、幼き日の心の傷が関係しているのではないかと思わせる 過激に振れると身を滅ぼすのだけど、どこか同情をしてしまう
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月9日
    6編目「ひとりだけのハードル・レース」 郊外の住宅地で、土曜の夜のパーティがお開きになるころ、元陸上競技のエースであるキャッシュは、家具を移動させて飛び越えていくハードル・レースを披露する 若いころの栄光を捨てきれないキャッシュだが、その身体には着実に老いが迫っていて…… 否応なく五感が変わっていく様の描写が秀逸 どの話も後味が悪い……
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月7日
    5編目「貞淑なクラリッサ」 軽い男が、美しいが頭の弱いと言われている人妻に手を出そうとする話 女は外見ではなく中身を見てくれる人がほしいと思い、一生懸命自分の考えを話すのだが、男は理解するふりをしているだけなのが悲しい どうしようもない話だけど、やはり情景描写が美しい
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月6日
    4編目「離婚の季節」 妻に惚れてしまいストーカーする男 最初は頭がおかしいと思っていたが、夫よりもほしい言葉をくれる男をだんだん無視できなくなっていく…… 夫婦の関係が綻んでいるのが、第三者を通じて見えてくる 妻が、いままでの人生で傷ついてきたことを思い出すように涙を流すのが印象的だった
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月3日
    2編目「小さなスキー場で」 スキー場のホテルに現れた、どことなく違和感のある親娘3人 その違和感の正体がわかると、いままでの描写を読み返したくなる しかしまあ後味の悪いお話…… むかし楽しく旅行したところを再訪すると、思い出が美化されすぎているのか、期待はずれだったりするよねと思った
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月3日
    3編目「クリスマスは悲しい季節」 寓話のようなストーリーで面白かった 独り者の貧しいチャーリーは富裕層の住む高級マンションでエレベーター係をしている 「メリークリスマス」と住民に声をかけられるたびに「貧しい人間にはクリスマスは悲しい季節です」と愚痴っていき、しまいには子供がいると嘘までつきはじめる すると同情した住民たちが次々とディナーやプレゼントをおすそわけしだして…… 圧倒的な善意を向けられた人は、どのような行動に出るのか、人間の心の動きがよく描かれている そしてふと出会う美しい描写にぐっとくるーーp.76「ガラスのドアの外の暗闇がブルーに変り始めていた。しかしブルーの光がどこからきているのかはわからない。光は空中に浮かんでいるようだった。涙に濡れた光だった。その光が人のいない通りを浮かび上がらせたとき彼は泣きたいと思った」
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年6月2日
    1編目「さよなら、弟」 兄弟間でもわかり合えないこと、あるよね 同じものを見ているのに、まったく違う風にとらえる いくら言っても聞く耳を持たない でも、相手からすると、同じことを思われてるんだろう 家族でさえそうなのだから、他人とわかり合うって、難しいことなんだ だからって暴力はいかん…… 海が印象的
  • Miyuki
    Miyuki
    @miyuki_i
    2026年5月31日
    昨年、旅行先の書店で購入した本 少しずつ読もう
  • 宜野
    @X
    2026年5月30日
  • はしな
    はしな
    @ssaw_hsn
    2026年5月9日
  • 鳥抹茶
    鳥抹茶
    @mattya_bird
    2026年1月9日
    最初の「さよなら、弟」が一番良かった。
  • dstar10
    dstar10
    @dstar10
    2026年1月9日
    「父との再会」が一番 ヘミングウェイの「スイス礼賛」のような、煮ても焼いても食えない中年男の話にどうにも惹かれてしまう
  • 宜野
    @X
    2026年1月1日
  • 鳥抹茶
    鳥抹茶
    @mattya_bird
    2025年12月1日
  • 鳥抹茶
    鳥抹茶
    @mattya_bird
    2025年11月16日
  • 田畑
    田畑
    @_zhuxu
    2025年9月29日
  • うおざ
    うおざ
    @030405coco
    2025年9月22日
  • toriitan
    toriitan
    @toriitan
    2025年8月1日
  • うおざ
    うおざ
    @030405coco
    2025年7月28日
  • 混沌
    混沌
    @kon_10n
    2025年6月7日
  • ハンク
    ハンク
    @lardenkaizer
    2025年6月4日
    頭部の都会に住むアメリカ人の孤独を描いた作品。マッカラーズなんかも孤独を描いているが、彼女は田舎から都会に出て共同体から引き離されるという物理的な孤独を描いていたような記憶がある。感情も素直に出すし、行動にも出る。対して、チーヴァーの作品は表向きには取り繕っているが、内面では孤独を抱えているという人物が多いように感じられた。そうした繊細な内面を、抑制の効いた文体で描き切っている。上手い、と思った。
  • 舳野
    @henomohe
    2025年6月1日
  • うねうね
    うねうね
    @73uneune
    2025年5月29日
    🥟🥟🥟🥟🥟 もの悲しく切ない。海辺が舞台の話が多く、美しい海の描写が多いのに、全体的に沈んだ暗さと湿り気がある。登場人物の誰も好きになれないし共感できないが面白い。さっぱりした感じと淀んだ感じが共存している不思議な作家だと思う。
  • 川
    @river1216
    2025年5月12日
    うんざりする家族の話ばかりで、平野をひた走る電車の長旅で読むのにはちょうど良かった。エリスンの短編集と交互に読んでいたこともあり、登場人物全員殺してあげたくなった。
  • 川
    @river1216
    2025年5月7日
  • あ
    @mrkrk
    2025年3月27日
  • 寝癖
    @keso24
    2025年3月19日
  • りな
    りな
    @yuiquartz
    2025年3月15日
  • うねうね
    うねうね
    @73uneune
    2025年3月15日
  • ミモザ
    ミモザ
    @mimosa
    2025年3月14日
  • kinomi
    kinomi
    @kinomi
    2025年3月6日
  • sakura
    @sakura_04
    2025年3月5日
  • よし子
    よし子
    @744
    2025年1月31日
    「さよなら、弟」の弟みたいな人、物語の登場人物としてはすごく好き。
  • ダイチ
    ダイチ
    @booklogdaichi
    2025年1月25日
    アメリカ作家の短編集をふたつ どちらも不条理だが面白い 不条理な作品に惹かれてしまうのはなぜだろう
    チーヴァー短篇選集
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年1月8日
  • まだ、この作家の魅力は見えていないけれど。 川本三郎訳。
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