ロゴスと巻貝

57件の記録
- こづえ@kozue33732025年9月3日読み終わった図書館で借りたすすめられた読書家の友人が最近読んで良かった本、と教えてくれたエッセイ。詩人のエッセイっていいよね、とわたしは長田弘の『私の好きな孤独』をお返しに勧めた。 読書にまつわるエッセイが多いのだけれど、いわゆる文学作品や詩に疎い自分には到底わからない感覚が認められていて、ああ本をちゃんとよく読む人ってこういうふうに物事を感じたり表現することができるんだ、と思った。音楽や料理の味を言葉にすることができるのって、読んだ人も決して書いた人が感じた通りに感じることはできないのに、意味あるのかな、と思いつつも、面白いなとは思う。
- nogi@mitsu_read2025年3月8日まだ読んでる積読中大好きな本もうとっくに読み終わってるはずの本なのに、小津さんの文章が好きすぎて読み終わりたくないなと思って、残り少しだけなのに積んでいる。小津さんの新刊がもし出るのなら、出るとわかってから読み終わりたい、という、きもち。今朝も積み上げた本の中にある背表紙を眺めながら、開きもせずに、うつくしいな……と思っている。 思いながら検索して、小津さんの俳句日記の連載を知り(遅い)眺めにゆき、これがいつか本になるのかなと期待してみたりする。 「カモメの日の読書」もずーっとちまちま……と読んだり閉じたり積んだりしている。ああいうのは、短歌や詩みたいに、好きなときにひとつ、瓶の中の飴を摘むみたいに読みたい。 「いつかたこぶねになる日」と「なしのたわむれ」は読み終えている。小津さんとの出逢いは数年前に紙片で買った「なしのたわむれ」だった。往復書簡が本になる、というのを知ったのも面白いと思ったのもあれが最初だった。 小津さんのいるニースというまちをGoogleマップで見て、海のにおいを思い浮かべ、そのまま指を動かして、イタリアへ向かい、須賀敦子や内田洋子の書くまちの景色を思い浮かべる。 本は開かなくても想うだけで、こころを豊かに拡げてくれる。
- 昆布川@knbwkmmz2025年2月12日読み終わった私はなんてものを知らないのだろうという落胆と、知らないことががたくさんある、それは素敵なことだ……という思いがさざなみのように押し寄せる読後。高校時代の恩師が『智恵子抄』を嫌っていて、どんなところが嫌かを詳細に語っていたのを久しぶりに思い出した。