ほんタメのオチすごで取り上げられており、気になったので購入！ オチはそうくるか〜〜と感じるもので大満足！！ （一瞬その可能性は考えたものの、すぐに切り捨ててしまったので悔しい）

すごい作品だった……上下巻で800ページ以上あるけれど、その分主人公の人生を追体験でき、どっぷりと世界観に浸ることができた！ 共感できる感情、グサッと刺さるセリフが沢山あったのは流石村田さん。 帯に書かれていた「究極の思考実験」という文言がすごくしっくりくる。色々と思索を巡らせたくなる作品でした……！！

まず、自分は「わかっている」と思っているけれど、「わかったつもり」の状態にあるのだ、と明確に認識しておくことが大切 「わかったつもり」を壊すと、「わからない」状態が現われる →このような「矛盾」や「無関連」は、次の「よりよくわかる」ための契機となる 文章を読んで概略や解釈を述べるときに、「当たり障りのないきれいごと」が出てきたら要注意

リングの作者さんの作品だ！！！という印象を強く与える作品だった。ラストの薄気味悪さも好き！

楽しみ！！

1章読了！ "｢自分は謙虚だ｣という自信こそ、最大の傲慢"（本文44pより） という言葉がとても刺さった…… 生産性で人を判断してしまうことの危険性についても身につまされる。

終始読み応えのある展開で一日で一気読み！ 無戸籍者の問題を紐解く過程で自分がどれだけ恵まれた環境にいるのかを再認識させられた。 ミステリとしても社会問題を知らしめる作品としても非常に質の高いものでした！

こういうゴリゴリの社会派ミステリは久しぶりに読む。楽しみ！！！

最近考えていたテーマ。読んでみます。

いわゆる「田舎」で暮らす人々に焦点を当てた連作短編集。行ったことのない場所のはずなのに、光景が脳内に次々と浮かんでくる不思議。様々なサイエンスとの融合で紡がれていく物語は確かな美しさがあり、直木賞も納得のクオリティでした！！

小説の形をした｢何か｣を読まされた気分、初めての読書体験かもしれない…！ 朝井リョウさんの凄さを改めて実感した。

本屋大賞のノミネート作品はこれで8つ目！ 朝井リョウさんなので覚悟を決めて読み始めます……！

とても暖かく、しっとりとした作品でした。