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きらきら武力
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@goldtanuki
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  • 1900年1月1日
    烏の緑羽
    烏の緑羽
    八咫烏シリーズの中で最も愛してる本! 彼らは、意地っ張りで、甘っちょろくて、まったく正しくはないけれど、私は彼らが愛おしくて仕方ない、って感じの物語。 翠寛が、谷間から当代一の軍師までいくつも立場を変え、運と強さでなし上がっていくっていう意味では大河ドラマっぽい。その後いろいろあるんだけども。 おとなになる、っていうことが全体を通してみて結構わかった気がする。相手が意思を持った生物だと認識して、そこらへんをうまいこと酌量するようになるのが大人になるってことなのかなというのが個人的な解釈。 相手がどうしようもないことにまで理想を押し付けるのは子供のわがままだけど、相手の事情をちゃんと汲んで、分かったうえで(そう思うのも、また傲慢かもしれないけれども)それでも理想を目指したいっていうならば、それは大義になりうるのかなと思った。かっこいいこと言った。 ラストシーン、希望がある感じだったけど、姫宮が変な方向にねじ曲がっていきそうなのがだいぶ心配。 はじめてのお使いのときの、地面にかがみ込んでキュウリのヘタを口から出す長束様のシーンとか、壊された墨を無理やり食べさせられる翠のシーンとか、なんか、変なフェチズムを感じるシーンが多かった印象。王道ではないけど、なんかいい。
  • 1900年1月1日
    ペッパーズ・ゴースト
    初めての伊坂幸太郎作品、これで本当によかった! ネコジゴハンター二人の軽快な語り口が馴染み良くて、たった一冊の本の中の登場人物でありながら、最後の方にはすっかりシリーズで見守ってきたバディみたいな気持ちにさせられていたから不思議。 一般人側も相当キャラクターが濃く、しかも、そのキャラクター性に説得力がある。優しい人とか暗い人というのを、情報としてではなくて、良い物語でちゃんと分からせてくれるのがすごいと思う。生きている人間の群像劇を観ている気持ちがちゃんとあった。 ラストも、救いがあるような、嬉しさがちょっとあるような優しい感じで、素敵だなと思った。
  • 1900年1月1日
    皇后の碧
    皇后の碧
    宝石が広がるような世界の眩しさの裏で、すごくグロテスクなことが粛々と続いている物語。 精霊たちが織りなす物語の美しさは圧巻だけど、途中から、種族が違う者同士の間に横たわる、大きくて深い溝が明らかになっていくのが構成として素晴らしく面白い。この世界の常識にちょっと抱き始めた違和感を、ものの見事に表現してくれていて、さすが阿部智里!!と思った。現実世界でちっちゃく起こってる問題を、ファンタジー世界でテーマとして昇華させる手腕は素晴らしいとしか言いようがない。 重いテーマの話が続くけど、最後は、人と人との、優しくてピュアなストーリーがあるのが最大の魅力だと思う。キャラクターをただテーマを表現するための道具ではなく、生きている者として描いている感じがする。シリウスとジョウの、あの一言、あの最後の一言がとっても素敵で、最高のラストだった。
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