Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
きらきら武力
きらきら武力
きらきら武力
@goldtanuki
よむ
  • 2026年2月5日
    陰陽師(付喪神ノ巻)
    女の生霊とか怨念とかの発生源が、男に待たされたから、もしくは、人の前で荒れ狂ったことで恥をかかされたから、というのが平安ならではの考え方。 晴明は割とそれを手中に収めて楽しんでいる感じ。救えない命もありつつ、正しく救ってる感じがする。博雅の、おろおろしながらも親しかった人に寄り添おうとする真っ直ぐさはめっちゃいい。
  • 2026年2月5日
    陰陽師
    陰陽師
    すごい昔の本でびっくりしたんだけど、今も優しく心に入ってくるような雅ながらシンプルな文体。 平安時代、貴族があんまりにも物の怪を信じすぎててびっくりするんだけど、こんなに信じてもらえてたならきっと人ならざるものもたくさんいたんだろうなと思う。 晴明が『呪』とは何かについて語るシーンとあんまり理解してない博雅が楽しい。名前が呪いになるのって素敵。
  • 2026年1月17日
    レーエンデ国物語 月と太陽
    荘厳で重層なファンタジーのせかいがとてつもなく綺麗で、ヨーロッパ風の国々も分かりやすく、でも歴史背景はしっかりしてる。 とても良く構築された世界だなぁとわくわくしたし、実際冒険譚に心躍ったんだけど、全体的なキャラクターが微妙に刺さらなかった。 悪人は悪人で、善人は善人で終わっちゃったなぁっていう感じ。完全に八咫烏シリーズの影響を受けているんだけど、帝国軍やら法皇庁のお偉方やらが全員悪っていうのはちょっとストーリーとして薄っぺらいのではーと思ってしまう。 テッサとかルーチェが支配に抗おうとするところはすごく感動したんだけど、それによって帝国軍惨殺し始めたところで、えぇ!?ってなった。正義のために犠牲は仕方ないよね、って感じになるのかと思いきや、嬉々として殺しっぱなし!?帝国軍全員が全員馬鹿で悪い人なわけじゃないのに!?ってなってしまった。それは平民を十把一絡げに蔑む帝国軍側とそんな違う?という。 テッサも思ったより思い詰めずずんずん進んでくね。という感じで。善人っちゃ善人だけど、このタイプの革命家を描くときは、もうちょっと敵側へのなんというか葛藤を描かないとバーサーカーで終わっちゃうよね。 ルーチェも、兄も、なんかかわいそうってのは分かるんだけど、自分の辛さで国を左右する身勝手さが目についてしまって、同情しきれなかった。 あと、作風的に、急に男色やBLが入ってきてびっくりする。嬉しいんだけど。
  • 2026年1月17日
    魔王 新装版
    魔王 新装版
    伊坂幸太郎はその場所で一番弱い者の味方って聞いたことがあるけど、まさにって感じの小説だった。独裁者とか、憲法改正とか、難しい話はよく分からなくても、ただ、その世界がおかしいと思った瞬間、どんな風に石を投げ込めるか、っていうことは学べた気がする。 ただ、弱者から見た世界と、独裁者から見た世界は全く違うということも分かった。 未来党の党首のビジュアルが完全にドンデコルテの渡辺銀次で再生された。
  • 1900年1月1日
    熱帯
    熱帯
    最初から最後まで森見ワールド全開で面白かった。 一部一部の些細な言葉の断片までがちゃんと伏線になっているかと思いきやまったく下らないおふざけのところもあり、その緩急がまさしく森見ワールド。 マトリョーシカのように複雑な物語構成だけど、それをエンタメ小説に落とし込む手腕がさすがやなーとおもった。
  • 1900年1月1日
    烏の緑羽
    烏の緑羽
    八咫烏シリーズの中で最も愛してる本! 彼らは、意地っ張りで、甘っちょろくて、まったく正しくはないけれど、私は彼らが愛おしくて仕方ない、って感じの物語。 翠寛が、谷間から当代一の軍師までいくつも立場を変え、運と強さでなし上がっていくっていう意味では大河ドラマっぽい。その後いろいろあるんだけども。 おとなになる、っていうことが全体を通してみて結構わかった気がする。相手が意思を持った生物だと認識して、そこらへんをうまいこと酌量するようになるのが大人になるってことなのかなというのが個人的な解釈。 相手がどうしようもないことにまで理想を押し付けるのは子供のわがままだけど、相手の事情をちゃんと汲んで、分かったうえで(そう思うのも、また傲慢かもしれないけれども)それでも理想を目指したいっていうならば、それは大義になりうるのかなと思った。かっこいいこと言った。 ラストシーン、希望がある感じだったけど、姫宮が変な方向にねじ曲がっていきそうなのがだいぶ心配。 はじめてのお使いのときの、地面にかがみ込んでキュウリのヘタを口から出す長束様のシーンとか、壊された墨を無理やり食べさせられる翠のシーンとか、なんか、変なフェチズムを感じるシーンが多かった印象。王道ではないけど、なんかいい。
  • 1900年1月1日
    ペッパーズ・ゴースト
    初めての伊坂幸太郎作品、これで本当によかった! ネコジゴハンター二人の軽快な語り口が馴染み良くて、たった一冊の本の中の登場人物でありながら、最後の方にはすっかりシリーズで見守ってきたバディみたいな気持ちにさせられていたから不思議。 一般人側も相当キャラクターが濃く、しかも、そのキャラクター性に説得力がある。優しい人とか暗い人というのを、情報としてではなくて、良い物語でちゃんと分からせてくれるのがすごいと思う。生きている人間の群像劇を観ている気持ちがちゃんとあった。 ラストも、救いがあるような、嬉しさがちょっとあるような優しい感じで、素敵だなと思った。
  • 1900年1月1日
    皇后の碧
    皇后の碧
    宝石が広がるような世界の眩しさの裏で、すごくグロテスクなことが粛々と続いている物語。 精霊たちが織りなす物語の美しさは圧巻だけど、途中から、種族が違う者同士の間に横たわる、大きくて深い溝が明らかになっていくのが構成として素晴らしく面白い。この世界の常識にちょっと抱き始めた違和感を、ものの見事に表現してくれていて、さすが阿部智里!!と思った。現実世界でちっちゃく起こってる問題を、ファンタジー世界でテーマとして昇華させる手腕は素晴らしいとしか言いようがない。 重いテーマの話が続くけど、最後は、人と人との、優しくてピュアなストーリーがあるのが最大の魅力だと思う。キャラクターをただテーマを表現するための道具ではなく、生きている者として描いている感じがする。シリウスとジョウの、あの一言、あの最後の一言がとっても素敵で、最高のラストだった。
読み込み中...
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved