

陽
@halreads24
スキマ時間を活用して月に2冊を目標に📕
since.2026.05.12.
- 2026年8月16日
天帝妖狐乙一再読小中学の時に乙一にどハマりし、その時に読んだ本の一つ。『MASKED BALL〜』は以前再読したが『天帝妖狐』がどんな内容か忘れてしまっていたので今回はこれを再読した。 今更ながら「MASKED BALL」が仮面舞踏会という意味であることを知った。仮面。それは『天帝妖狐』でもキーワードとなっていた。獣と化した夜木が纏った狐のお面だ。もっといえば、秋山の加虐心を隠すような小綺麗な格好、嫌悪感を抱きながらも接しようとする周囲の人間、ペルソナといっていいかもしれない。 人間とは何なのだろうか、何をもって人間というのか。それは度々見かけるテーマであり、本作も例外ではないだろう。私は、秋山たちよりも夜木の方が人間であるように感じた。人間であるからこそ、復讐ではなく快楽が目的で人を傷つけたことに絶望したのだ。救いを神に求める。人間であれば当たり前のことだろう。ただ、日本には八百万の神がいる。(人間にとって)良い神もいれば悪い神もいる。早苗はおそらくそのうちの一つだったのだろうと思う。 「永遠の命が欲しければ子どもとなれ(=異形の体を与える)」、猿の手のような話だと思った。人智を超えた存在は人間のような解釈はしない。どんな形であろうとあくまでも願いは叶えてやるというやつだ。早苗の意図や正体は不明のままだ。「1人で狐狗狸さんを行う」という禁忌を犯した夜木への罰か、はたまた、自分に触れ、純粋に死に怯える夜木少年を助けたかったのか。それとも、夜木がそうなってしまったように、早苗も快楽のために夜木を永遠に苦しませたかったのだろうか。あらゆる可能性が頭に浮かぶ。 - 2026年8月5日
放課後東野圭吾読み終わった読書の時間があまり取れず読了に1ヶ月かかった。 デビュー作の時から性的なネタを入れてたのかとちょっと思ってしまった。だが実際、ええ、そんなことで?と思うようなことが動機になり得るのだろう。ラストの展開がとても面白かった。 東野作品を読むのは今作で5作目だが、今作を読んでいる最中に亡くなられたのは、なんだか残念というか、もっと早くにデビュー作を読んでおきたかった……。安らかにお眠りください。 - 2026年7月31日
アルジャーノンに花束を〔新装版〕ダニエル・キイス,小尾芙佐気になるちょっと開いた暇つぶしに図書館に寄る機会があり、どんなものか21ページまで読んでみた。最初はひらがなや誤字(意図的)が多くて読みづらいが、主人公の知能の向上とともに文章も読みやすいものになるらしい。 図書館にはあまり行かないし図書館のカードも持っていなかったので近いうちに購入しようと思う。その時は22ページから読む。 - 2026年7月17日
息子のボーイフレンド秋吉理香子読み終わった登場人物の中で私の意見と最も近いのは主人公の父親だった。LGBTQ+(もっとあるのか?)は所詮他人事だから許容できる問題だ。 私には息子がいるが、もし息子がボーイフレンドを連れてきたら同じようにショックを受けるだろうし、別れてくれと相手に頼み込むと思う。この多様性社会ならば「LGBT〜を嫌悪する自由」も認められるべきだとすら思っている。だからこそ「日陰に追いやってるのはオヤジだ」の言葉にハッとさせられた。 そもそもゲイは江戸時代、いや戦国時代?そんな前からあるものなのに、なぜ忌み嫌うのか。子孫繁栄を最大の目的とする生物としての性と云ってしまえばそれまでだが、なぜ嫌いなのかを突き詰めていけば案外何てことはないのかもしれない。 - 2026年7月3日
- 2026年7月2日
- 2026年6月20日
文庫版 姑獲鳥の夏京極夏彦気になる読みたい - 2026年6月12日
カエルの楽園百田尚樹読み終わった読みやすくわかりやすい文章だった。 この物語に出てくる三戒やスチームボート、ウシガエルなどは、現代を生きる私たちを取り巻く宗教や某国の比喩だと感じさせるものがあった。 侵略されて従うか、勝てなくとも戦って殉じるか。力を持たないものに残された道は、残念ながらこの2つ以外にはなく、仮に従ったとしても命や尊厳の保証はない。しきりに「争う力を持つな」と言う言葉が使われるが、「守る力」(=ハンニバルたち、スチームボート)はやはり必要だったのではないだろうか。安直に「力」を一緒くたに考えたからナパージュは滅亡したのだと思う。 引き返すタイミングはいくらでもあったのに「ナパージュ」はみすみすそれを逃した。不思議と可哀想とは思わない。なぜなら彼らがそれを望んだのだから。 追記 死にたくない、という言葉もしきりに出ていたが、最後「生かされている」カエルたちは果たして幸せなのだろうか。生きる意味、生きるとはどういうことか。そんなことも考えさせられた。 - 2026年5月31日
- 2026年5月29日
- 2026年5月29日
- 2026年5月24日
息子のボーイフレンド秋吉理香子気になる - 2026年5月19日
- 2026年5月19日
野良犬イギー乙一,荒木飛呂彦読み終わった読みやすい文章と適度な密度の文量でさくさく読めた。ジョジョ小説であることに違いはないのだが、どちらかというと乙一作品として読んでいたので、個人的には少し物足りなかった。 - 2026年5月18日
- 2026年5月17日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み終わった1日で読み終えるつもりが3日かかった(照) 3人がそれぞれの形で推し活にのめり込む姿が描写されている。推し活のメカニズムが事細かに記されており、それを理解しつつも呑まれるしかない心理描写には鬼気迫るものがあった。 何もかも自分で選べる時代であるからこその悩みや葛藤、そしてこの作品のテーマの一つである寂しさは誰しもが抱えているものだろう。私自身はこの本の読者だから登場人物たちの言動や心理を俯瞰して見ることができているが、実際自分がこの作品の登場人物だったらと思うとぞっとする。 - 2026年5月16日
パリのすてきなおじさん広岡裕児,金井真紀気になる - 2026年5月15日
- 2026年5月15日
- 2026年5月15日
帰ってきたヒトラー 下ティムール・ヴェルメシュ,森内薫読み終わった映画と違ってハッピーエンド(?)で良かった(のか?) 愛犬フクスルやゲーリングの件ではぐっとくるものがあったし、最後の章の「多種多様な機能がてんこ盛りにされたもの」への意見には共感できた。 「悪いことばかりじゃなかった」。その通りだと思う。ナチスの話となると悪いところばかりが挙げられるが、映像の世紀などを観ていると、ドイツ国民としては良い面もかなりあったんじゃないかなと思えてくる。戦争に負け、仕事がなくなり、餓死者も出るような世の中での唯一の光がヒトラーであり、ナチスだった。悪いところばかりが挙げられるが、そんな人物や党でなければドイツの光となり得なかった。そんな世界になってしまっていた。そんな気がしてならない。そして今、日本もそんな国になろうとしているんじゃないかとも思う。極悪非道なことすら実行できる人物でなければ光となり得ない。そんな国に、世界になろうとしているのではないだろうか。
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