新装版 限りなく透明に近いブルー
64件の記録
sy@yo-mu-sa2025年11月22日読み終わったかつて読んだ20歳になった頃に、村上龍という人を知って初めて読んだが、全ての描写が当時の自分には気持ち悪く、受け入れ難く、最後まで読みきれずに終わってしまっていた。 でも村田沙耶香さんの『世界99』を読んで、気持ち悪さの先に、自分の中に残ったものがたくさんあったので、 今の自分が『限りなく透明に近いブルー』を読んだら全然違う感想を持つのでは…と思っていた。 そして昨日書店を通ったので迷わず購入。 一気に読んでみて、やっぱり全然違った。 もちろん性描写の部分はどうしても気持ち悪さを感じてしまうけど、それ以上にリュウの心に何が起きていたのか、痛々しいほどにそれを感じた。 この流れで村上龍作品に触れてみようか、と思う。


あさみ@asami01052025年10月20日描写と文体が好き。途中から気持ち悪さもなく無の状態になってしまった自分の感受性を疑った、多分心の扉閉じてしまった…最後まで誰が誰かあまり分かってなかった()
ぴぐ@pgmn2025年9月4日読み終わったこれが芥川賞のなかで一番売れているって本当か?と思いながら読んだ。 とはいえ、退廃を映し出すのは小説が持つちからのひとつでもあるし、読んでるだけで気持ち悪くなったり頭が回ったりしそうになるこの本が持つちからみたいなものは強く感じた。 綿矢さんの解説がなかったら好きにはなれない(解説読んでも別に本編を好きになったわけではない)けれど、綿矢さんの解説のおかげで、読んでよかったな、途中でやめなくてよかったなと思えたので新装版を手にできてよかった。
britt@britt_reads2025年8月18日「蛇にピアス」の世界観が好きで、それに似たような本を読みたくてネットで色々検索したらこの本をおすすめされる方がちらほら。タイトルも魅力的。 東京の書店でたまたま見かけて、帯にデカデカと”芥川賞”書いてあったので、これは間違いないなと思い購入。 たしかに、たしかに自分とはかけ離れた世界の内容だった。よく分からない名前のドラッグと無意識に眉間に皺が寄ってしまうくらいの性描写。若い男女達の無軌道な振る舞い。 正直な感想としては、よく分からなかった。話の展開も、何を伝えたいのかも。私にはまだ早かったかなあ。 ただ、村上龍はこれを24歳のときに執筆したことにただただ驚くばかりだった。 いつか私にもこの本を美しいと思える日が来るだろうか。
はなまくろ@bottlesbonus2025年5月31日読み終わった“夜更かしの読み明かし”での読書会にて取り上げられていた。368万部の売上で368万の人に読まれている(?)作品ということで‥。中身はタイトルに反して胸焼けを起こしそうになるほど真っ黒。細かすぎる描写のおかげで映像として見ているような感じにもさせる。"鳥"とは"自由"だと思う。個人的に主人公の名前と作者の名前が一緒なのが気になった。「あなた何かを見よう見ようってしてるのよ、まるで記録しておいて後でその研究する学者みたいにさあ。”」「リュウ、ねえ、赤ちゃんみたいに物を見ちゃだめよ」芥川賞受賞作
猫@mao10122025年4月11日読み終わったかつて読んだ自分の心の深くにぐっさりと突き刺さる。主人公の内省的な性格と相反して、目の前で起こっている事象への苦痛、そこからくる現実等としてのドラッグ乱用…文章表現が独特なので好みは別れると思う。ページ数自体は少ないのに、とんでもなく苛烈な作品だった。


M@mmaaaiiii2025年3月7日読み終わった@ 伊良部島どうしたら24歳でこんなの書けるんだ…。 あと、今これを読んでいる島は今日も雨であり、今日も私は部屋から出なそうである。本を読む環境としては最高。
もちこ@mochi_books2025年2月10日読み終わった70年代のムードは好きだ、感情的で激しくて。でも男性目線の話はどうしても興味を持ちづらいなあ💭 真夜中のプールのシーンはすごくよかった 蛇にピアスと立て続けに読んだので、暴力とセックスはもういいってなってしまっている… モコが言っていた"もっと他にあると思うけどな、楽しむことがもっと他にあると思うな"という台詞が印象に残った


山口慎太朗@shintaro_yamaguchi2025年1月27日読み終わった最初に読んだのは2015年の6月らしいので(レシートが出てきた)、大体10年ぶりの2度目。最初に読んだ時は21歳。いま31歳。修行のために同じ本を読みまくろうと思っているので、このまま連続であと8回ぐらい読みたいな、と思っています。 一回目とは全然違う読み味。何より違うのは、めちゃくちゃに泣いた。 22場面。20人以上の登場人物。












空気@lumemolle2023年1月21日読み終わった「帰りたいなレイ子、帰りたい、帰りたいなあ。」p29 「でもなあ、俺はケイの気持ちも解るような気がするよ、」p41 「一本引き抜いて僕はその小さな羽でリリーの太ももを撫でていった。」p56 「リュウ、ねえ、赤ちゃんみたいに物を見ちゃだめよ」p72 「朝日を浴びて無造作に僕を捕えた男の手を、僕は生まれて初めて手というものを見るように眺めた。」p89 「本当に殺して欲しいよ、ここに立っているだけで恐いんだ。」p151 144 「リリー、俺帰ろうかな、帰りたいんだ。どこかわからないけど帰りたいよ、きっとまいごになったんだ。」p152








































