ひゃくえむ。新装版(上)

21件の記録
- W7Ed@4nTeG00N2025年9月27日買った読み終わった映画からたどり着いた原作。 作者が天才すぎてひっくりかえる。おまけにデビュー作で、20代だと…??一体何食べてこうなったんだろう…。けれど、感想で天才、天才とさわぐのは、作者は嫌だろうな。安易な感想でごめんなさい。でも、衝撃的な面白さだった。 だってこの漫画のテーマはそこじゃない。努力と才能。2つの対立を超えて根底にあるものは何か。闇を突き抜けた光が100mを照らす。10秒にの哲学の炸裂が心に熱く届く素晴らしい作品でした。 そして映画も素晴らしかった。原作を丁寧にまとめ上げ、映画ではのせきれない場面や心情は、動きと色という漫画に無いものをフル活用して表現されていたと思う。情景から汗一滴に至るまで細やかなこだわりの演出が、この作品に熱と深さを生んでいた。一つの映画作品としての満足感、原作を読みたくなる期待の高まりの両方を味わえ、気持ちを高揚させてくれた。
- 紺@kon_2025年9月12日読み終わった『チ。─地球の運動について─』がとても面白かったので同じ作者のこちらも。 9/19にアニメ映画化するようで、そちらで観るのも良いのかも。 スポーツ漫画やスポーツ小説を基本的にほとんど読んでこなかったしあまり読みたいと思ったことがなかったのですが、 「努力は裏切らない」「頑張っている姿は誰かが必ず見ている」などのよく聞く言葉について昔からずっと「嘘だな」と思い続けてきたのもあって、作中の人物が語る『努力は平気で裏切る 流した汗は嘘を吐く 失敗は成功の母じゃない ピンチがチャンスな訳がない そんなこと自明だ』に心を掴まれた気がします。 チ。の〝地動説〟に対して〝100m走〟と全く異なる題材ながら、この作者の作品は常に哲学の話をしている気がする。 同作者の最新作『ようこそ!FACTへ』はなんと陰謀論にはまる若者の話(!)だというので、そちらも読んでみようかな。
- Ryota.T@ausryota2025年9月11日借りてきた「やる気か?」「もちろんガチで」 負けるのは怖い。だから、会社を辞めて、評価の外にある海外へ飛び、ウィーン大学に行った。まだ日本人じゃ真剣には誰もやってない、哲学相談を始めた。そこには競争がなく、負けることがないから。でもライバルが現れた。阪大の同い年の博士学生。論文を書き、講師として教壇に立ち、対話も相談役にも挑む彼に勝てない、と思った。読んでる量が違う、と思った。 この夏、腹の調子が悪かったのは、ヨーロッパの記録的な猛暑ばかりではない。彼から、哲学から、逃げられないと思ったからだ。京都の研究者に、哲学をやるというのが、過去から学ぶことなしに、もしくは弛まぬ精神の鍛錬なしになし得ないことを突きつけられたからだ。文献を読んで書いたものを発表すること。自分のやった対話を専門家に見てもらうこと。格上の実践者の背中を見て学ぶこと。どれもこれも、震えが止まらなかった。自分が否定されるのが怖かった。 でも、真剣勝負なんだ。負けるかもしれない怯えも、否定されるかもしれない恐怖も含めての、本気の高揚と競争の昂奮なんだ。俺も、全力疾走しようとしてるんだ。 彼に勝ちたい。研究者をギャフンと言わしてやりたい。哲学することを試みるというのは、論理の展開(アーギュメント)なんかじゃなしに、真であるものを捉え、語ろうとする勇気であり、真であるものは出来事として、隠された状態から姿を現すのだと言いたい。 ああ、全力疾走したくないな。疲れるから。負けたら嫌だし、色々恥かくし……ああ、全力疾走したくないな。 「やる気か?」「もちろんガチで」
- マンガ好き@mangazuki2025年7月21日読み終わったただ人より速く走ること。 シンプルなその思いに突き動かされる青年たち。 とにかく前へという勢い、爆発する衝動。 全力疾走、シンプルだけに熱い! まだ読んだことない人に届け🏃♂️➡️
- いっちー@icchii3172025年7月20日読み終わった一気読み広告で流れてきて一気読み。作者が魚豊さんで新作?と思ったらむしろデビュー作だった。スポーツ青春もの全然読まないけどこれはなんというか、青臭すぎず、よかった笑 調べたら9月に映画化になるらしい