熊になったわたし 人類学者、シベリアで世界の狭間に生きる

熊になったわたし 人類学者、シベリアで世界の狭間に生きる
熊になったわたし 人類学者、シベリアで世界の狭間に生きる
ナスターシャ・マルタン
大石侑香
高野優
紀伊國屋書店
2025年4月25日
42件の記録
  • カムチャツカの先住民を調査していた著者が山で熊と遭遇し、重症を負うところから始まる。 なめとこ山の猟師は熊に食べられて〈森の世界〉から帰って来れなくなるが、こちらは熊とつながりを得て、共に生きていく話。 治療の一環で医療者たちから非人間的な扱いを受け、顔の傷によりスティグマを負った著者が、カムチャツカの森や熊とのつながりの中にこそ居場所をみつけていく展開が魅力的。傷によって自身と精霊や森との境界が曖昧になり、半分人間、半分熊になった著者は「共に生きる未来」を求めて旅を続ける。 購入を迷う人は解説から読むのがよいかも。著者は人類学者だが熊信仰やアニミズムを体系的に解説する本ではない。解説にあるように、著者の内側と外側で起こったことを著者の視点から描くことで、熊と人とのつながりのあり方の可能性を表現する一冊。できごとの意味をあまり追求しないほうが楽しめる。
  • yuri
    yuri
    @lily0618
    2025年10月11日
  • そらくま
    そらくま
    @sorakuma
    2025年10月11日
    不思議な、初めての読後感。アニミズムの精神世界、、何かを理解したとは言えない。 「いくつもの境界が崩壊する」感覚が、少し残った気がする。
  • よる
    よる
    @xXioOoiXx
    2025年10月6日
  • 悠月
    悠月
    @yzkotm38
    2025年10月6日
  • ひょんうく
    ひょんうく
    @nestra23
    2025年10月5日
  • Chie
    Chie
    @chietiara
    2025年10月5日
  • さ
    @chiru144
    2025年10月5日
  • 紺
    @kon_
    2025年10月5日
    カムチャッカで熊に襲われ顎の一部を失いながらも生き残ったフランスの女性人類学者のエッセイ。カムチャッカのクマということは世界最大のヒグマ、カムチャッカオオヒグマなのでは…とゾッとしながら、読みたい…と俄然興味。
  • mai
    mai
    @miak831
    2025年9月26日
  • ハム
    ハム
    @unia
    2025年9月26日
    人間主体で物事を考えすぎるのは文明化した時代にはなかなか避けられないからこそこういった人類学ベースの知見が大事なのだと思う。 熊と人が混じっているとか、つながっているとか正直なところよくわからないんだけれど、著者自身もそれらをわからないまま悩み、模索し、人類学的な方法論で向き合っていく過程は読み物としてもおもしろい。 自分のなかに熊が同居する人はなかなかいないだろうけど、個人のアイデンティティは程度の差こそあれさまざまなものが混じることで作られていくことを考えると、自分であっても自分という人間についてはわからないことのほうが多いのかも。 フィールドワークしている文化に根ざした価値観の反映があれど熊に噛まれたことをトラウマにせず向き合う著者の胆力には驚く。 いろいろ揺さぶってくれた。
  • うゆ
    うゆ
    @otameshi_830
    2025年9月21日
  • とめ
    とめ
    @m_ake
    2025年9月21日
    本屋や書評で見かけて気になって購入、一気によむ。カムチャッカで熊に頭を齧られながられた人類学者によるノンフィクション。 先住民族であるエヴェンの暮らしがまた魅力的なのだ…。狩に出られない日はみんなでたくさん寝て、見た夢について語り合う。
  • とめ
    とめ
    @m_ake
    2025年9月20日
  • uedaharuki
    uedaharuki
    @uedaharuki
    2025年9月19日
  • ズゴ子
    ズゴ子
    @zugocco
    2025年9月15日
    ジャケ&タイトル買い
  • とめ
    とめ
    @m_ake
    2025年9月4日
  • でこ
    でこ
    @flyinggecko
    2025年8月24日
  • noisebox
    noisebox
    @noisebox
    2025年8月24日
  • つたゐ
    つたゐ
    @tutai_k
    2025年8月22日
    読み終えた。 カムチャツカの森で先住民族を研究していたフランス人の筆者が、ある日森でクマに顔をかじられてしまう。 クマは気を変えて立ち去り、筆者は生き延びるが…「クマと繋がってしまった」。 ロシアで一度治療を受け、その後フランスでも幾度も治療を受けながら、クマが入り込んだ身体/精神の違和から再びカムチャツカの森へ帰り……。 筆者の独白で、内心の吐露が多く、「わからない」ことばかり。だからと言って困惑するわけではなく、語りというものの散漫さと、だからこそしっかりと受け取れるものがある、というのかなあ。 何回読んでも何言ってんのかわかんないけど「よかった」みたいな感想を抱く本なんだと思う。本から受け取ったことは、何重にもパッキングされていて、何が入っていますとかはうまく説明ができない…。 良い本というのは、何を持ち帰ったというのがその時にはわからない、生きていく中で包装紙が少しずつ剥がれていって、人生のその向こう側にたどり着いた時にようやく中身を開けられて、「そうだったんだ」と理解する「かもしれない」と思える本だなあと思っている。
  • こまたろう
    こまたろう
    @yukioino
    2025年8月22日
  • 杞憂
    杞憂
    @ku_akira
    2025年8月22日
  • 夏海
    夏海
    @myhookbooks
    2025年8月21日
  • つゆり
    つゆり
    @donutsneverdie
    2025年8月14日
  • anraQ
    anraQ
    @aaa_aaa
    2025年8月13日
  • ゑでる
    @edl_
    2025年8月8日
  • m_u
    m_u
    @m_11927
    2025年8月8日
  • てん(あわ)
    @ten_10
    2025年7月28日
  • りら
    りら
    @AnneLilas
    2025年7月28日
  • abu
    abu
    @abu_abu
    2025年7月28日
  • つたゐ
    つたゐ
    @tutai_k
    2025年7月10日
  • 砂馬
    @sb
    2025年7月3日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年7月3日
  • つま先
    つま先
    @quiproquo
    2025年3月8日
    原書を積読してる
  • annan
    annan
    @tsundokunoyama
    1900年1月1日
    タイトル買いしそう。シベリア・人類学者・“世界の境界が崩壊”といっても、シャーマニズム系じゃないと思う。でも読みたい。
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