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クラゲ人間
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@kurageningen
よみかきさんすうできます
  • 2025年4月3日
    世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下巻)
    ともだちから借りた。 物語や主人公を取り巻く状況はめまぐるしく動いてるのだけど、それとは8割くらい切り離されたみたいにゆっくり時間が過ぎていくようなシーンが多いのが印象的だった。 ゆっくりコーヒーやスープを飲んで厳しい冬の寒さを癒すシーンとか、持て余してしまった時間で誰もいない時間帯のビヤホールに行って一人でダラダラとビールとつまみを嗜みながら煙草を吸うシーンとか。 自分は煙草を吸ったことがないし今後吸うつもりもないのだけど、主人公がなんだか煙草を気持ちよさそうに吸うのが魅力的だった。煙草は時間や心の微妙な空白を埋め合わせてくれる感じのアイテムとして役立つんだなと思った。 本が終わるとき、この時間も無くなってしまうのかと思うとなんか寂しい気持ちになった。
  • 2025年4月3日
    惑星9の休日
    ともだちに貸すついでに読み返した。 架空の惑星で暮らす人たちの趣味、散歩、恋とか、そういうとりとめのない生活の話。 全体的に心の中に存在する遊び(余白)の部分を愛おしく描いているような感じ。 絵に余白を大きく持たせる作風が、精神的な余白についても肯定的に語ってくれているような気がする。
  • 2025年3月12日
    海辺の石
    海辺の石
    著者が海で拾い集めた石を解説を挟みつつ紹介している写真集。ひとりの人が石を拾い続けると、石の集まりや写真の捉え方にその人独自の美意識が立ち上がってくるのがおもしろい。 もっといろんな人が石を拾って気軽に石の写真集を出したら良いのに、って思った。いろんな人の拾った石からその人の美意識を読み取ってみたい。
  • 2025年3月8日
    ビーチコーミング小事典
    ビーチコーミングで拾えるものの標本風の写真がたくさん載ってて、眺めるだけで楽しい。貝とかだけじゃなくて、陶片とかおもちゃや海外のペットボトルの漂着物なんかも載ってるのがよかった。 ビーチコーミングをするときの服装とか持ち物とか、おすすめのスポット、拾い方のコツとか書かれてて、すぐにでも海に行きたくなる。 あと、カツオノエボシみたいな触れると危険なものもちゃんと書かれてる。 もう少し暖かくなったらビーチコーミングに行きたいな。
  • 2025年3月8日
    「くぐり抜け」の哲学
  • 2025年3月6日
    世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上巻)
    ともだちから借りた。上巻は謎を広げて終わった。独特の物理法則みたいなものがある不思議な世界。下巻で謎が解けるのかな。
  • 2025年2月14日
    つげ義春日記
    つげ義春日記
    つげ義春の息子が生まれたあたりからの数年の日記。ひとの日記や私小説、そんなに数は読んでないけど読むのが好き。その人の考え方とか、生活の様子とかを見て、あまりにも自分と違う人しかいないっていうのがなんか面白い。 つげ義春日記は漫画が描けなくなって心を病んでしまった時期の話なのもあって、もともとの厭世的な考え方もあるのだろうけど、それにしても重くて暗かった。 じりじりと身を焼くような、生きてること自体に対するつらさみたいなのがつたわる文体で、毎回本を開くたびに腹の底が重くなるようだった。 それでも、つげ義春の漫画家としての側面ではなく、人間としての側面を見せてくれたことによろこびを覚える本でもあった。
  • 2025年1月31日
    砂の都
    砂の都
    人の記憶から家を作り出す不思議な砂の都で生活する若者の話。 ずっと同じ日々が続くような気がしてても、いつかは何もかもが変わってしまう無情さとか、自分がもっと若かった時に大人になることを想像できなかった時の感じとか、まっさらな若い自分だからなんでもできる気がしたけどそんなことなかったとか、そういう甘苦いような寂寥感がある。でも、それと向き合えるようになったとき、自分は大人になって、先へ進めるようになるのかも。とか、そんなことを考えちゃうようなお話だった。
  • 2024年10月31日
    JR中央線沿線の不思議と謎 東京近郊編
    吉祥寺のブックスルーエで買った本。吉祥寺・武蔵野市関係の本の特集コーナーにあった。 高円寺の阿波踊りの歴史や、立川の北側と南側でなぜあんなに雰囲気が違うのかとか、昭島市や奥多摩の鳩ノ巣という名前の由来とか、浅く広く中央線沿いの豆知識的なことが書いてある。 一駅数ページ程度の紹介で特段深いことも書いてないんだけど、好奇心のとっかかりにするには良い本だった。中央線の、なんかあるのは知ってるけど未知のエリアとか散歩したいときに、この本の内容を思い出して少しその場所に愛着が湧く。
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