つげ義春日記
39件の記録
- 梨人@pear2026年5月22日まだ読んでるまっすぐな言葉が多く、読んでいると感情がよく動く ここまで感情移入して、書かれている状況をシミュレートしながら文章を読むのは久しぶりな気がする 目元が潤んだり、胸の辺りに靄がかかったりする 川の分岐の描写が途中あり 自分は果たして同じものを見た時、どのくらい情景をうまく言い表せるかしらん、と書き手の手腕に驚く 併せて、自らの語彙の貧弱に思い至り、愕然とした
風邪ひき@damdamdan2026年4月25日読み終わったつげ義春先生の6年間の日記。 前半は長男の誕生と、ブーム到来による印税生活の始まり、そして奥さんの癌の発見と手術の成功が主な出来事。 後半は奥さんの癌が治ったものの、自分も癌じゃないかという不安から始まる不安神経症が重症なっていく。 驚くのは、家族や近所の女性や友人知人のことまでも率直に『〇〇が嫌だった』とか赤裸々書いていること。ブームによる印税まで入金のたびに金額が書かれている。実際、発表後に奥さんと大喧嘩になったらしい。奥さんの藤原マキさんによると、事実が誇張されているとのこと。 しかし、つげ義春は編集者から『これは私小説ですよ』とおだてられて書いた、とあとがきに記しており、つまり、ドキュメントではなく、『つげ義春から見た日常、思った日常』なわけで、ここにつげ義春らしさが溢れているのだ。 出版の良いところは書いてから発表まで数年のタイムラグがあることだなと思った。これがインターネットだとすぐ炎上して続かなかっただろう笑 それくらい赤裸々に遠慮なく書いている。人間関係が壊れることが怖くないのか?笑 ただ読んでると『それお前の思い込みだろ!(勝手に不幸と決めつけるとか)』『なんでそれは書くんだよ!(他人の小さな失敗とか)』と心の中でツッコミも発生し、つい笑ってしまうところもあり、なんというか前半は『人間だねぇ、つげ先生』とほのぼのする。 しかし後半はその決めつけと思い込みが自分の病状に集中して向けられ、不安神経症が酷くなり、日記なのに1日の文章も長く、病んだ心の動きが克明に描かれ、圧巻だった。









白玉庵@shfttg2026年3月7日好き何度も読んでるR.I.P.@ 調布市文化会館 たづくり「つげ義春のいるところ展」、太っ腹すぎる無料展示。山下裕司監修で原画(補足:複製です)盛りだくさん、マキさんの活動もきちんとフォローされていて厳選グッズも最高。解説がかなりしっかり入っているので、早めの時間だと読みやすいのではないでしょうか。 3/22までなんてもったいない、調布の至宝・水木しげる・つげ義春・舞城王太郎で常設にしてくれないかなー。










なゆあっく@GGS-20002025年12月23日読み終わったつげさんが日記とか私小説を好んで読んではった理由が共感出来る。不安神経症に悩まされ、辛そうな日々やけど、ちゃんと長生きしてはるのが、つげさんらしくて面白い。
クラゲ人間@kurageningen2025年2月14日読み終わった@ BOOKSルーエつげ義春の息子が生まれたあたりからの数年の日記。ひとの日記や私小説、そんなに数は読んでないけど読むのが好き。その人の考え方とか、生活の様子とかを見て、あまりにも自分と違う人しかいないっていうのがなんか面白い。 つげ義春日記は漫画が描けなくなって心を病んでしまった時期の話なのもあって、もともとの厭世的な考え方もあるのだろうけど、それにしても重くて暗かった。 じりじりと身を焼くような、生きてること自体に対するつらさみたいなのがつたわる文体で、毎回本を開くたびに腹の底が重くなるようだった。 それでも、つげ義春の漫画家としての側面ではなく、人間としての側面を見せてくれたことによろこびを覚える本でもあった。













