
そらまぎるもも
@le_mono
Un ange passe.
ただ、アンニュイが累積してゆくだけの日々を数えること以外、彼女はもはや何もしていない。
ところで、砂を開く、開砂者。
- 2026年7月5日
- 2026年6月21日
アレゴリーの織物川村二郎読んでるここでのアレゴリーとは、故郷的な一致を失った世界において、外界の事物が内面と照応しないまま幻影化し、生と死のあわいで、下降と裂け目を通じて、地下の鉱物的な光を帯びることである。 アレゴリーは象徴の反対側にある。象徴は、生きた全体、自然な一致、内面と外界の有機的な結合を夢見る。アレゴリーは、その結合が壊れたあとに残る。ゆえにアレゴリーは、冷たく、断片的で、死に近く、故郷を持たない。しかしそのぶん、健康な自然光では見えないもの、灰の奥や地下の裂け目にしか残らないものを光らせる。 この「喪失後の形象」の技法としてのアレゴリーとバロック。 - 2026年6月19日
坂部恵集坂部恵読んでるヨーロッパ思想史の地下水脈へ、モデルニテ・バロック、霊性に導かれた多層的な垂直の時間性、あるいは永遠なるものと移ろいゆくものに引き裂かれた近代詩人であると同時に批評家であることの悲哀…… - 2026年6月16日
- 2026年6月13日
古井由吉自撰作品 一古井由吉読んでる「あたし、だめ、できない。こんなむつかしいこと」 心ならずも彼は苛立った。彼の目の前にいながら、杳子が自分の病の中へ一人で耽りこんでいくことが、以前ならいざ知らず、今ではもう許せない気がした。 「〔……〕そんな臭いでもすこし鼻に馴染んできて、あの人の軀がとても満足そうに見えてくるの。自分の病気にうずくまりこんで、自分の臭いの中に浸りこんで……。ああいうのが、淫らっていうのよ。醜悪よ、けだものよ……」 ……《爛》か《淫》か、あるいはエロスか、そこには耽りこむ者が丸くうずくまりながら発する色と香気がある。 「あの人、あの時はまだ、からだの事を知らなかったのよ」 「病気の中へ坐りこんでしまいたくないのよ。あたしはいつも境目にいて、薄い膜みたいなの。薄い膜みたいに顫えて、それで生きていることを感じてるの。お姉さんみたいになりたくない」 「病気の中にうずくまるのも、健康になって病気のことを忘れるのも、どちらも同じことよ。あたしは厭よ」 軀の交わりは病気を成熟させ、病気のうちに耽りこむことも、小市民的な健康の日々を点描することもままならず、ままならぬまま、身持ちならない崩れをうけとめるものもなく…… 「入りこんで来るでもなく、距離を取るでもなく、君の病を抱きしめるでもなく、君を病から引っ張り出すでもなく……。僕自身が、健康人としても、中途半端なところがあるね」 「でも、それだから、こうやって向かいあって一緒に食べていられるのよ。あたし、いま、あなたの前で、すこしも羞かしくないわ」 - 2026年6月13日
- 2026年6月11日
- 2026年6月11日
- 2026年6月10日
- 2026年6月10日
甘酸っぱい味吉田健一(英文学)読んでる「哀れな自分忌避の症状を呈している人間が必ず相当大きな部分を占めてい」たこの時代からさらい自分忌避の症状が当たり前になり、そうであり方を誰もが忘却し想像することもできなくなった現代への、裏拍。 - 2026年6月10日
- 2026年6月10日
- 2026年6月10日
- 2026年6月10日
- 2026年6月9日
- 2026年6月9日
- 2026年6月9日
- 2026年6月9日
吉田健一対談集成吉田健一読み終わった - 2026年6月9日
吉田健一随筆集(921;921)吉田健一読み終わった - 2026年6月9日
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