

Magmel
@magmel
積読解消を目指したり目指さなかったりしている
- 2026年8月25日
ヒポクラテスの誓い中山七里Audibleで聴き終わったAudibleで聴いた。 亡くなった患者の解剖を担う法医学教室が舞台。 主人公の未熟さと変なところで加速する勢いが危うく、対比して教授の「態度は難ありだがいつも正しい」安定感が若干薄寒く、両者を橋渡し(しているつもりもなさそうだけど)しているキャシー先生の言動が奇妙なバランスを保っている。キャシー先生のボキャブラリーが楽しいのと、頻繁に登場する刑事のキャラクターが軽快で好感をもつ。 生者は嘘をつくが遺体は嘘をつかない(真実を語る)という法医学教室の世界観は「死人に口なし」という通念の裏をかくようで、興味深く思った。生前に交流のある患者が亡くなる展開は作品の扱うテーマ上必然ではあるが毎回悲しく、主人公の感情の波に同調して聴いてしまった。 - 2026年8月21日
イスラエル・パレスチナ紛争をゼロから理解するイラン・パペ,広瀬恭子,早尾貴紀,茂木靖枝読み終わった家族に借りていたのをようやく読んだ。 パレスチナで起きていること、イスラエルがやってきたこと、 イスラエルという虐殺を続けることでしか存続できないような国をつくりだしたWWII終盤からの国際社会の罪を紐解き糾弾する。 入門書というべき分量だが書いてあることはクリティカル。中東を理解しようとするとき、この聖地で実際に起きていることを無視してはなにも始まらないことがわかる。 そして我が国日本もここに無関係では決してなく、現政権下でアメリカ追従(強者への隷属)によって歪んだナショナリズムとすら呼べないなにかと人権軽視のメッセージが色濃く出されているいま、草の根から、世論からそれにNOを突きつけていかなければいけないと感じる。 - 2026年8月15日
カレワラ物語小泉保読み終わったフィンランド神話に興味を持ったが、なんか難しいかも…と思っていたところに良書に出会った。カレワラ物語の翻訳を手掛けた小泉保氏みずからが「わかりやすいように、概観を掴めるように」との意図で書き下ろした物語の概要。 後書きで触れていた詩としての美しさにも原語で触れてみたいと思った。 - 2026年8月15日
斜陽の国のルスダントマトスープ,並木陽読み終わった装画に惹かれて購入。面白かった。同人誌発とのこともあり短く、すぐ読み終えてしまった。でも大きかったのは面白くてあっという間だった、という体感。 ルスダンの心の揺らぎと、歴史として残っているルスダンの評価をうまく補完していて、歴史創作として凄くよくできていると思った。ルスダンを思い続けたディミトリの最期がつらい。 巻末のジョージア大使らとのやりとりもかなり貴重な話が知れてとてもよかった。 - 2026年8月15日
- 2026年8月7日
ジークフリート伝説集成石川栄作気になる - 2026年8月7日
読まれる覚悟桜庭一樹気になる - 2026年8月1日
夏に凍える舟ヨハン・テオリン,Johan Theorin,三角和代読み終わったスウェーデンの作家による良質で重厚なミステリ四部作の最終巻。 四季をテーマに、秋、冬、春と閑散期が描かれてきたが、大トリとして舞台であるエーランド島がリゾート地として最盛期を迎える夏をテーマに持ってくるチョイスも良い。ようやく四部作をすべて読破したが4冊とも面白かった。 テオリンの筆致はすごく響くものがある。一作目の解説で著者が日本の芸術や文化にも影響を受けていると書かれていたが、わかる気がする。伝承や目に見えないものを扱うのが本当に上手い。それから社会派的なまなざしも心地がよかった。 最終巻らしいファンサービスもあって嬉しかった。四部作では共通してイェルロフという探偵役のお爺さんがおり、登場人物が彼を中心としてシリーズのあちこちで顔を出すのも特徴だが、一作目の登場人物で私はこの人が好きだと思ったキャラクターがおそらく再登場は望めないであろう役柄だったのだ。その人物が今作で思いがけず主人公のイェルロフを訪ねてきたシーンがあり、感慨深いものがあった。 とはいえ四部作のどこから読んでも一冊で読み切れて面白いのですごい。 - 2026年7月30日
月とコーヒー吉田篤弘気になる - 2026年7月30日
- 2026年7月30日
黄金の少年、エメラルドの少女イーユン・リー,篠森ゆりこ気になる - 2026年7月23日
マカン・マラン古内一絵Audibleで聴き終わった - 2026年7月20日
それでも旅に出るカフェAudible Studios,梅村さえ,近藤史恵Audibleで聴き終わった - 2026年7月20日
- 2026年7月19日
ものがたり洋菓子店 月と私野村美月Audibleで聴き終わった地味な店主の変身、洋菓子店の生まれ変わりと、降って湧いた得体の知れない有能な男、両方の片想い、などなど設定自体はけっこう好みだったけれど。 小説としてあまり好みではなかったというか、どちらかというとコミックで読みたいタイプのお話かなと思った。気になる設定はあるけれどどれも掘り下げが甘いかと思えばよくわからない暗黒面は掘り下げてくる。お菓子の描写はおいしそうだし男の語るストーリーは素敵だったけれど、どの登場人物にも肩入れできないまま終わってしまった。ちょうどいい軽さといえばそうかも。 続編でもう少し掘り下げられるのかもしれないけれど、いったんはいいかなぁ。 - 2026年7月18日
あなたはなぜ雑談が苦手なのか桜林直子Audibleで聴き終わったタイトルのキャッチーさから連想した中身と全然違うのでちょっと肩透かしをくらった心地。言っていることはおおむね同意できるけど読み終わるともう何言ってたか思い出せない。雑談ってそういうものだから、読書だってそういうものでもいいのかもしれないが。ちょこちょこでてくるたとえがわかりにくかったのは、自分にはない経験を抽象的に語られただけで具象と結び付かなかったからだろうか。水の張っていない他人のプールに飛び込んで大怪我したってつまりどういうこと??というのがわからなかった。まあ、自他境界線の話だったのだろうな、という理解をしたが、それで合っているのかは謎。 - 2026年7月18日
視点という教養(リベラルアーツ)深井龍之介,野村高文Audibleで聴き終わった多角的に物事を見ることができる、というのが教養の効用である、ということをずっと話している感じなのかな。 物理学、脳科学、宗教学、文化人類学…。各分野のお話はおもしろかったし新しい発見がたくさんあったけれど、これだけ多様な分野から人呼んでて、出てくる人が全員男性なのはそれはそれでぜんぜん視点が偏ってるのでは?と思ってしまった。まあポッドキャスト番組はパーソナリティが男性なら男性、女性なら女性で出演者が偏るイメージがあるからそこはしかたないのか…あと、各分野の代表みたいに話しているけれど、それぞれかなり広い分野の中の一角にすぎず、偏った意見であることには注意が必要と思う。きちんとこういう研究をしててとかこういう説があってとかは話してくれているけれど、尺の問題であまり掘り下げられてもいないし。入り口としてはいいのかな。 - 2026年7月18日
- 2026年7月18日
ときどき旅に出るカフェ近藤史恵Audibleで聴き終わったAudibleで聴いた。 1話完結型のようなまとまりと日常のなかで小旅行に出る感じが楽しく、そこにカフェの店主のバックグラウンドという大きめの謎がちょっとずつ交錯していくのが面白い。こんなカフェが近所にあったら通ってしまうなぁ。そうなのかなと思って聞いてはいたけれど、ラストの語り口も好き。続編もaudibleあるようなので聴いてみよう。 - 2026年7月16日
生きるぼくら原田マハ気になる
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