人の価値観は、この世界を、宇宙を解明していくごとに、当然変わっていくものだろう。 だけど、ヒトという生き物は厄介だから。 愛なんて見えないものを信じて、 夢を見る生き物だから。 どんなに価値観が変わっても、 変わらないものがやっぱりある、 と信じることができるような、希望が詰まった物語でした。

どうして。小原さんにかかれば、うまくいかなかった日のただの夜も、星が燦々と輝く永遠の夜みたいに思えるのだろう。 どうして。小原さんにかかれば、牛丼屋のただの牛飯も、特別な日のご馳走みたいに思えるのだろう。 どうして。小原さんにかかれば、ただのジャングルジムも、ロマンス映画のワンシーンの小道具になってしまうのだろう。 ただ過ぎていく日常の中に、見逃したかけがえのないものや、心をほぐしてくれるもの、劇的なドラマがきっとあるのだと思わせてくれる、 小原さんはきっと魔法使い。 小原さんの魔法に、ぜひかかってほしいです。

#かにめんちかつアーカイブ IVE、ハロプロ、SixTONES、コナン、ゼルダの伝説、上白石萌歌、ハンバーグ、映画館、本のにおい、手紙、大豆田とわ子と三人の元夫、、、 わたしには好きなものがありすぎる。 ただ、何が好きなのか、言葉にするのは難しい。 何事も、シンプルな方が難しいと思う。 言葉は増えれば増えるほど、 虚勢ばかりが立派になっていくだけだ。 岡本さんは、好き、を明快に言葉にするだけでなく、短歌として、たった31音で表現してしまう。 選ばれた言葉たちは、さも自信があるかのように、そして文字に色がついたみたいに、それぞれ輝きを放つ。 言葉が踊っているみたいな、新感覚のエッセイ、『落雷と祝福』、読了です。

地元の本屋さんで一目惚れして買った本！表紙がオーロラ色に輝きます！カラフルな絵と内容が、とっても好き！

#かにめんちかつアーカイブ 同じ本を持って、同じ文章に感動して、ロイヤルホストで語ってくれる相手がいる時間はたぶん、 いちばんの贅沢。

#かにめんちかつアーカイブ 「食べることは生きること、ですが日常に食べ物を通じたささいな幸せがあればいいなと思います」 休職した時、とっても大切な後輩がくれた言葉でした。 忙しさにかまけて、おいしいという感覚を忘れていたわたしは、休職し、実家に帰ってから、ひと口目のご飯を食べて、こんなにもおいしいという感情は幸せなんだと、噛み締めた記憶があります。 家族と、友人と、食べるご飯は格別においしいのだと、食べることを通して、たくさんの幸せに出会えているのだと、 当たり前だったそんなことを思い出すことができ、いま、休めてよかったと、改めて思えた一冊でした。

#かにめんちかつアーカイブ 大好きな瀬尾さんの新作！ 相手を、そしてなにより自分を愛すことができる人を、いちばんに大切にしようと、 素直に思えた一冊でした。