まる
@maru04
- 2025年11月18日
バニラな毎日賀十つばさ読み終わった美味しそうな話だった。食べ物が人を救う過程には、たべること、作ること、そしてそれ自体の思い出があるなと思う。毎日繰り返されるものの中の、特別であるお菓子は特にその側面が強い。食べることは生きること。生きることが、人生にプラスになるのは素敵だなと思う。 - 2025年10月28日
きみはポラリス三浦しをん読み終わったいろんな恋の話。それぞれに形があって面白かった。きっとどれも形すら求めていないんだろうけど。 終着点のない恋は終わることを知らないから大変だなと思う。正しいものも正しくないものもない。恋は恋でしかない。それは救いでもあるし、抱えて生きる重みでもある。 恋って、子孫を残す観点から見たら不毛なものだと思う。けどなんで人って恋をするんだろう。それがずっと不思議だなと思っている。 - 2025年10月22日
ぎょらん町田そのこ読み終わった死と願いの話。死んだら世界は隔たれるけど願いを叶えた時、もう一度繋がれるというのが印象的だった。けれど、ぎょらんの正体を知った時結局のところ私たちにできるのは、自分がしてあげたいことなのかもなと思った。 通り過ぎて行く人全てから美しいぎょらんがもらえる関わりをしたいと思うけど、同時に絶対無理だとも思う。人と関わればぶつかって、喧嘩をして嫌いになることもある。それは一生相手の人生が続くという思い込みからくるものでもあるけど、やめられない。し、やめることは正しくない。いつだって正面から向き合って、それで悔いが残るなら一生懸命償って行くしかないのかなと思う。生きることは苦しいけど、苦しみが誰かへの償いだと信じること。そんな身勝手が生きる原動力でもあると感じた。 - 2025年9月5日
- 2025年9月3日
憎らしい彼凪良ゆう,葛西リカコ読み終わったドラマを見たので本を友達に借りて読んだ。ドラマも良かったけどやっぱり本ってめちゃくちゃいいし一層ドラマをあの尺でまとめたのすごいな〜と思えた。噛み合わないまま、だけど好きだから歯車を回していく感じがもどかしくて面白かった。案外人同士って別に理解せずとも好きという感情だけで隣にいていいのかもなと思った。そしてなにより清居が可愛すぎて横転。 - 2025年9月1日
星を編む凪良ゆう読み終わった両親の人に尽くす善性に苦しんだ主人公が自由になって結局はたから見たらすごく人ために生きているのが面白いなと思った。全ての人に優しくするではなく優しくしたい人に優しくする形なのが両親とは違うけれど。他人に優しくすることって本当に返ってこない場合がほとんどだしあまり意味がないと思う。でもそれでも良いと思って行う善に価値があるのかなと思った。 人の変化や登場人物と世界との価値観のずれを書くのが上手い方だなーといつも思う。 - 2025年7月15日
海の見える理髪店荻原浩読み終わった1番最初の話が良かった。側から見たら罪に問われるべき人間にも、大事なものがあって取りこぼしたもの、その人に取りこぼされたものもある。この人を私は善人だとは思わないし、許されるとも思わないけど。でも、誰かの幸せを祈ることは全ての人に許されてもいいんじゃないかと思った。 - 2025年7月15日
デッドエンドの思い出よしもとばなな読み終わったすごく面白かったこの人のほかの本も読みたいなと思うぐらい。どれもどこか暗くてだけどその中で光を見つける様な人間らしさがあって好き。この本を書けてよかったって言葉が最後に載っていてすごく考えてしまった。人生の出来事を物語に、言葉にできたら、飲み込むとはまた別の消化の仕方ができるんじゃないかなぁと。これはその意味で作者にとっての記録で、登場人物たちの物事の受け入れの話なのかな - 2025年7月6日
- 2025年7月2日
- 2025年7月2日
チーズと塩と豆と井上荒野,角田光代読み終わった各地方での食べ物の話。それぞれの作者の食によってどういう作用があるのかという考え方が面白かった。食べる側の話も、作る側の話も。 食によって離別したり、縁が繋がったり、できたり。そのぐらい、世界中で同じように食は大切で、それぞれに文化があるってすごいことだなと思った。 食べることほど直接生きることに繋がるものはないと実感した。
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