BUN-1グランプリ2025ノミネート作品。 去年から始まった取り組みらしい。デビュー15年以内の作家の国内文庫小説を対象にノミネートし、期間中に最も売り伸ばした作品が大賞に選ばれるとのこと。去年も今年もノミネート作品を見ると既に爆売れしているものが多くて、ここからさらに売り上げを伸ばすものとなると予想が難しいかも…と思いながら眺めていた。 本作はオーディブルに配信されているのを見て素敵な表紙だなと印象に残っていたところ、店頭で再会したので気になって選んだ。(貢献してなくてすみません…) まだ物語が動き始めようとしたばかり。今後が楽しみ。

ドラマの予告を見て気になり購入。 閉店した菓子店の厨房で、悩みを抱えた人々とパティシエールがお菓子作りを通して自らを見つめ直す物語。 母と娘のエピソードが多く、その中でも主人公と母親のホットケーキの話が中盤、終盤にでてくるが印象的だった。主人公の性格も相まって、抱える悩みは大変でも重たくならない。交流のきっかけとなる料理家のキャラクターがとても好印象。作中のパウンドケーキを自分でも焼きたくなった。

お菓子×悩み事って相性良いなぁと改めて実感。 お菓子作りたいなぁ、お紅茶淹れて頬張りたい。 あっという間に読み終わってしまった。 お腹すいたなぁ。