西洋菓子店プティ・フール

38件の記録
- シズ@fumiddd2025年4月29日かつて読んだ「でも、そんな『なくていいもの』にあたしは今まで生かされてきた。それがあたしを強くしてくれた。」 「自分を卑下しても、自分が好きになったものを否定しちゃダメだ。」
- ナナ@nana2025年3月17日読み終わった甘い香りがするほろ苦い菓子のような小説だった。かなり大人の味。 もうちょっと掘り下げでも良いなのでは...と思ったけど考える(想像する)ことを読者に与えてくれてるのかもしれないね。 短編集なので読みやすい。 挿し絵がとても素敵💓
- せん@sen_252025年2月5日読み終わった疲れたり、ストレスが溜まると、暴飲暴食をしてしまう私。そんな自分に対しても、より自己嫌悪がつのって、ますますストレスがたまってしまう私。 この作品を読んで、もっと自分も、食べる食べ物も大事にしなきゃだと思った。 目のまえにあるのは文字だけなのに、千早さんの美しい文によって、目の前にキラキラしたスイーツがあるような、甘い香りが漂ってしまうような感覚になった🤍 また、スイーツにこめられている想いや、登場人物の心情と出てくるスイーツがマッチしている場面に心が揺さぶられた。 特に、女性パティシエの彼氏さんの心情が読んでいて苦しかった。「あの人のほうが、彼女の隣に見合っている」「なんで彼女は俺なんかといるんだろう」 自分が惨めになる気持ちや、日常に対して嫌気がさす気持ちとか、恋愛面ではないけれど自分と重なって苦しかった。そういうどろっとした気持ちがチョコレートみたいだと表現されている場面には、苦しさを感じながらも、文体の美しさに惚れ惚れした。
- 湯の本棚@y_book222023年4月13日かつて読んだもらった読んでいた本に挫折し、あらたに読み始めたこの本。 すごく柔らかくて、全員愛おしい〜 プティ・フールの存在も初めて知ったし、 人には言えない秘密が、 ちっちゃなお菓子がたくさんはいった プティ・フールに込収められているところが、 また😮💨 甘くも苦くも、たくさん詰まってて とってもよかった。 - 違う人間だから、同じ事柄にも違う反応ができるよ - 私の足りないところを、全部知ってる - 背徳感
- 茉莉@matsuri_hon2022年8月31日読み終わったびっくりするくらい刺さった。スパイスが欲しくなってしまうのも、離れていくことが怖いのも。 登場するお菓子の様子がリアルに伝わってきて、想像しながら楽しんだ。どれも美味しそう…