

琉璃
@ruri-xxx
静かに煌めく言葉を探して、本を読む日々の記録。
エッセイ、詩、物語が好き。
- 2026年9月30日
- 2026年9月30日
忘れてしまう些細なことのもとしゅうへい買った自宅に帰って本を開いてみたら、愛らしいステッカーが挟まれていた。 たぶん、なのだけれど、見返しの紙が東直子さんの『朝、空が見えます』のものと同じような気がする。そう感じて装釘者の方のお名前を確認したところ、名久井直子さん。それだけのことがうれしい。 - 2026年9月28日
- 2026年9月26日
8月のソーダ水コマツシンヤ読み終わった陽の光を反射してきらめく硝子のかけらを見つめるときのような気持ちになる。 祖父母が暮らしていたのが海辺の村で、夏休みには貝殻やシーグラスを渚で探すのが楽しみだったことを思い出した。 - 2026年9月26日
小箱小川洋子読み終わった世界の片隅にいるひとびとを丹念に描く文章は、ひんやりとしていて、でもその奥にゆっくりと伝わってくるぬくもりが隠されている。 影のあるところでしか感じられない、淡い光のうつくしさ。 - 2026年9月23日
- 2026年9月21日
8月のソーダ水コマツシンヤ買ったその最中にいるときは暑すぎてもう耐えられない、と思うのに、遠ざかってゆく姿に言いしれぬ名残惜しさを感じてしまうのが夏という季節なのかもしれない。 というわけで、あえて9月に読んでみる。 - 2026年9月21日
水晶萬年筆吉田篤弘買った吉田篤弘さんの作品は、どれも題名と物語の雰囲気と装幀がしっくりと馴染んでいて、本を手にとるだけで居心地の良さを感じるのだな、と今さらながら思う。 水晶萬年筆、ということばの響きが好き。 - 2026年9月17日
- 2026年9月12日
- 2026年9月10日
歌集 ホモサピエンスの卵標珠実読み終わった読んでいると、静けさに包まれて心が凪いでくるような歌集だった。 「夕焼けをひとかごひとかご汲みあげて終わりの世界の大観覧車」 「ベランダが湖となる刻 眠られぬ夜のこごりがしんと溶けだす」 - 2026年9月9日
短歌百物語佐藤弓生読み終わった久しぶりの再読だったけれど、矢張り好きだと思った。 限られた言葉の数で構成される短歌は、読み手の想像力が広がってゆく余白がたっぷりとあるからこそ怖さをより深く感じられるのかもしれない。 - 2026年9月7日
- 2026年9月2日
短歌百物語佐藤弓生買ったかつて読んだ『うたう百物語』として単行本で刊行された当時に購入したけれど、その後手放してしまっていた作品。文庫化されてうれしい。約14年ぶりの再読になるな、と思いながらぱらぱらと頁をめくってみると、印象的だった歌は今でも憶えていることに気がついた。 - 2026年9月1日
歌集 ホモサピエンスの卵標珠実買った新聞の詩歌欄で偶然見かけて気になっていた作品。 「しんしんと塩を欲る朝 喉深く陸生という哀しみあふれ」 「骨をもつものの静かな諦めとして傘立てにビニール傘は」 ひと目みて心惹かれた歌。 西淑さんによる装画も好き。 - 2026年8月28日
戸惑う窓堀江敏幸読み終わった式子内親王の和歌から語り起こされ、尾形亀之助の詩でゆるやかに結ばれる構成が素敵だと思う。 明け方に近い深夜の路地に、窓から突如石膏像が降ってくる「胸をかきむしるほど透明な窓」と題された一篇が特に好き。 - 2026年8月22日
私が四番目に愛する季節ハン・ジョンウォン,橋本智保読み終わった繰り返し読んでる夏は強い光に満ちているから、影もひときわ濃くなるのだろう。 詩とエッセイ、そして写真で紡がれてゆく8月の日々は憂いと翳りを帯びていて、それゆえにこそ心に深く沁み入るような静謐なうつくしさを届けてくれる。 早朝に鳴る鐘の音 心を揺さぶる「ラクリモーサ」 失われた匂いの記憶 夏に読み返す『山の音』 頁をめくっていると深い湖の底にゆっくりと沈み込んでゆく心地がするのは、死の気配と喪失の残り香が、綴られたことばにひそやかに滲んでいるからなのかもしれない。 これから先もきっと繰り返し読むことになる、大切な作品。 - 2026年8月21日
- 2026年8月15日
- 2026年8月15日
戸惑う窓堀江敏幸買ったかつて読んだ『二月のつぎに七月が』を読み進めているところなのだけれど、なぜかこちらを再読したくなって購入。 窓から眺める光景や、窓辺という場所に心惹かれるようになったのは、振り返ってみればこの作品に出会ってからのことだったかもしれない。
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