シュールパロディギャグを小説で書こうとするとこうなるのかな。気をてらっていて面白かったけど気になるところをなにも解明せず終わってしまったのでちょっと消化不良かも。

ナポレオンのエジプト侵攻からヤングとシャンポリオンの発見までかなり詳しく書かれていて面白かったし、本筋とは関係ない話が多かったのもそれはそれで好き。けど誤字が多くて本書全体の信憑性が怪しくなってしまってるのが惜しいなと思った（第十八王朝を第八王朝と記載等）。小説ならともかくこの手の本で誤字はちょっとね……。

想像していたよりだいぶフィクション寄りの本だった。庶民の暮らしを想像できて楽しい。

久々すぎて全編「こんな話だったっけ？」しかなかった。