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怠惰市民
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@slacker_256
ミステリー、ホラー、歴史あたりをよく読みます。
  • 2025年9月29日
    死国
    死国
    面白かった。ヒロインはイラストレーターの社会人だ。恋人から逃げるために小学生時代に住んでいた四国の田舎に帰省したら、美しかった思い出はまるで違ったという自他の地獄ホラー。それでもヒロインは他者と向き合おうとするが、相手は最終的に受け入れてくれず、新たな恋を喪う。ヒロインは穏やかそうに見えて、相手に了承もなく煙草は吸うわ、吸い殻を山に埋めるわ、傍若無人なところがあるのだが、これを止めない相手もなんだかなで、たぶんこれはディスコミュニケーションのホラーなのだ、誰も応答しないという。そんな感触。 あと面白かったのは悪霊が父親にとっ捕まって死者の国に連れて行かれるシーン。ひとさまを誑かして何してるんだ!という。最後の最後でお父さんが強いという珍しいタイプの小説だなあ。
  • 2025年9月26日
    ぼっけえ、きょうてえ
    ぼっけえ、きょうてえ
    著者の長編「夜啼きの森」に似た話がいくつかあったので、同じテーマを繰り返し書くタイプなんかなと思った。極限の状態においても肉欲は衰えず、肉欲ゆえに不義理をはたらく怖さというか愚かさといおうか。 表題作、遊女の話を聞いている旦那のほうがどうかしていると思うのだが。池波正太郎「剣客商売」の中に不幸な女にまいってしまう男の話があったと記憶しているが、そういう不幸な女の身の上話を聞かされるとどうにも堪らなくなるらしい。よくわからねえな。
  • 2025年9月26日
  • 2025年9月25日
    夕凪姉妹と怨霊お祓い記
  • 2025年9月24日
    骨灰
    骨灰
    うええーそのまま振り切った終わりで、マジか!と本文を二度見した。因縁を恐れるあまり、沈黙を選ぶことで、そこに法と正義の埒外があらわになるの嫌すぎるわ。松永くんも加害者なんですよ。沈黙することで別の因縁が生まれるとは思うがそれはまた別のホラー。玉井氏の金払いは厄払いみたいな台詞があったと思うが、邪悪な拝金主義者のようだよ、こわいよ。 作品の良し悪しとは関係ないのだが、マンション暮らしが長いせいでちりとりとほうきがないってそうなの??玄関もクイックルワイパーなの??あと悪霊に取り憑かれても娘への愛ゆえに叱れないパッパこと松永さんだが、上司には容赦なく祟るのですね。祟っちゃだめですよ。
  • 2025年9月23日
    爆弾犯の娘
    爆弾犯の娘
  • 2025年9月23日
    骨灰
    骨灰
    お仕事小説×ホラー。人柱という現代にはアウトな因習が、え、それいいの……?みたいな違和感のまま話がすすむ。死んだ親父の姿をした悪霊に取り憑かれた松永パッパが、娘愛で悪の誘惑に抵抗するさまが良い。今、半分くらい。パッパの娘への愛が深い。自分を心配してくれた娘を叱ることなんてできないって愛だよ。盲愛かもしれないが。
  • 2025年9月22日
    現代ホラー小説を知るための100冊
    国内のホラーがメインだが、脚注に併読のススメで海外作品も掲載している。ありがたい。キングの影響がめちゃくちゃ強いんだなあ。とりあえず紹介している作品で手に入る本は片っ端から読んでる。
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