爆弾犯の娘
104件の記録
読書日和@miou-books2026年2月6日読み終わったこちらも、図書館で長く順番待ちしていた一冊。 書店で平積みにされているのを何となく眺め、 内容もよく知らないまま予約していた。 タイトルから、てっきりミステリー小説だと思っていたら、 まさかのノンフィクション、自叙伝。 読み始めてすぐ、その事実に驚かされる。 実の父が爆弾犯。 しかも、生まれる前から指名手配中で、 小学校を卒業するまで自宅にかくまわれ、一緒に暮らしていたという。 そんな現実が、本当にあったのかと、何度もページをめくりながら思った。 爆弾犯である父との関係、母との生活、 芸者置屋の祖母。 語られるエピソードの一つひとつが濃く、 登場する人たちのキャラクターも強烈で、 ぐいぐいと引き込まれるように読んだ。 昭和の小学生の日常描写もあまりにリアルで、 重い題材でありながら、読みにくさはない。 むしろ、淡々とした語りが、現実の重さを際立たせている。 これは、ぜひ映画化されたら観てみたい一冊。



tada@tada77242026年1月28日読み終わった面白かった 本当の爆弾犯の娘である女優/脚本家、梶原阿貴さんの半生記 子供の頃、友達に家を知られちゃいけないって、めちゃ大変だよなぁ… ベースの話は辛いんだけど、お母さんとおばあちゃんが明るくて良い!




midorisaejima@midorisaejima2026年1月25日読み終わったカジワラジョウジの陳述や主張がどんなに立派だろうと、娘の視点を通して見るといかに情けなく陳腐なことだろうと思う。家事を全くせず家庭を顧みないうえ、窮屈な幼少時代を娘に強いた責任は重い。自分も国家や警察、天皇制に懐疑的ではあるが当時の新左翼の行動がいまいち理解できない。対話をすっとばして武力にすがる極端さは自身の弱さが表れていると思う。新しい観点から東アジア反日武装戦線について知ることができた。優れた一冊。
オトギ@fushigi-682026年1月25日読み終わった題名のとおり、実際の爆弾事件の犯人の娘さんが自分の半生を描いた本です。子供の頃は逃亡中の父親と母親の3人で暮らしているので、警察に見つからないようにするためのこの家独特の掟があるのですが、子供であった著者には事情が知らされていないので、兎に角嘘の多い家なのです。日常生活の全てがフィクションに見えるような子供時代を生きた著者が、後に脚本家なるのは必然のような気もします。


かとだい@katodai03242025年12月30日読み終わった物々しいタイトルとは裏腹に作者のやさしさが詰まった作品。 家族との関係を軸に印象的なエピソードとともに作者のこれまでの人生を追体験していく構成かつ情景や音や匂いも伝わってくるような文章で没入感が高い読書ができた。 特異な人生を送っているしそれによる不自由も感じているけれど暗さがなく真正面から本音で語っているので気負うことなく読むことができた。


Matilde@i_griega_20252025年12月27日読み終わった映画「櫻の園」を観たのはもうずいぶん前なので忘れていることも多いけど、今でもはっきり覚えているシーンがあって、そのシーンで演じていたうちの一人がこの著者だったことに、読んでいる途中で気がついた。 逃走犯の父を匿い、ウソをつきながら暮らすことは想像を絶する苦しみがあっただろう。それでも彼女が家族と向き合い、時に利用し、強かに乗り越えてきた事実に勇気づけられる。 決して辛い本ではない、不思議なことにエンパワーされた気もしている。

あんこちゃん@anko2025年11月26日読み終わった借りてきた幼少期からの体験が凄すぎて圧倒される。当事者ごとに大変さはあるのだから、比べるものではないのはわかるが、一時期いっぱい出ていた宗教二世やヤングケアラーの話と次元が違う。それでいてさすが脚本家。読ませ方が上手い。 こういうとんでもない本に出会うから読書はやめられない。







- Ario Kawauchi@Ario10092025年9月23日読み終わった『爆弾犯の娘』(梶原阿貴さん)読了。物心着いた時には名前も知らない男が自分の家に潜伏していて、その人が父であり爆弾犯だったという衝撃的な手記なのだが、その筆力のおかげか、なんというか物語のようでどんどん読み進めた。父は何者なのか、自分は何者なのかと問いながら、50年の間、タイトル通り「爆弾犯の娘」として、そして一人の懸命な女性としての日々をひとつずつ積み上げていく。作者と同世代を生きたものとして同じ時代を回想していた。梶原阿貴さんのお父さんは、時代が違えば自分だったかもしれないよなあとも思ったり。


はぐ@hagumi89892025年9月13日気になる(ひと)梶原阿貴さん 自叙伝「爆弾犯の娘」を出版し、映画化をめざす脚本家(朝日新聞) https://u.lin.ee/85rdOKW?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

ふじこ@245pro2025年7月3日読み終わった映画『桐島です』の脚本家が自身の半生を綴ったエッセイ。彼女の父も爆弾犯として指名手配され、逃亡生活を送っていた。父を匿うため、少女の日々はたくさんの嘘に塗り固められていく。登下校の際は交番の前を避けて通り、ボストンバッグには大事なものを入れていつでも逃げられるようにしておく。重い話をさらっと書いているところに彼女の防衛本能が透けて見えて、胸が苦しくなる。最後、梶原さんの言葉を読んで自然と涙が流れた。幼い頃の私はこうやって抱きしめてもらいたかったのだ。今度『旅立ちの時』を見よう。
































































