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ミカヅキ
ミカヅキ
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@tak112
ほぼ、本格ミステリ。 たまにホラー。 不道徳なものを好みます。
  • 2025年9月21日
    虹の歯ブラシ 上木らいち発散
    上木らいちシリーズ2作目。 エロミスと言われているが、うまくミステリーに落とし込めていたのは藍と緑の章くらい。 他は縛りの中で無理に描かれている感じ。 ラストの赤の章は多重解決を使った面白い試みでメフィスト賞作家らしい独創性で面白かった。
  • 2025年9月18日
    褐色の祭り 〈下〉 文春文庫
    目まぐるしく場面転換が行われる第2章からの流れは圧巻。 しかし、物語の構造上、下巻は殆ど先読み可能な展開。 その分、作者の魅力である人物描写や情景描写がくどく感じるほど冗長。 逆に、同じプロットの短編 六花の印 があのページ数で、とてつもなく濃密な作品に仕上げたことに凄さを感じた。
  • 2025年9月14日
    褐色の祭り〈上〉
    随所に散りばめられた褐色の情景。 とても歪んだ愛の形。 推理小説ではないものの、ミステリーの手法をふんだんに用い、続きが気になる展開がとても上手く感じる。
  • 2025年9月13日
    シャドウ
    シャドウ
    向日葵の咲かない夏 の姉妹作のような位置づけ。 どちらの終わり方も好き。 守られる存在 から 頼れる存在 へ。 良作。
  • 2025年9月7日
    死体埋め部の回想と再興
    前作から合わせてミステリー部分は同じトリック?のパターンが連続して辟易、残念な印象。 どこまでも堕ちていく祝部くんは魅力的。 丹下左膳みたいになった織賀先輩も魅力的。
  • 2025年9月3日
    死体埋め部の悔恨と青春
    謎解き部分は粗が多い印象。 先輩と後輩のキャラ萌えの要素の方が強い。
  • 2025年9月1日
    完全犯罪に猫は何匹必要か?
    メインはアリバイトリック。 分かりそうでやっぱりわからなかった。 珍妙な事件現場に理論的な解決が用意されていて楽しく読めた。
  • 2025年8月24日
    『クロック城』殺人事件
    もうすぐ滅びる世界で敢えて事件を犯した理由に期待していたが特に関連性がなく残念。 その他の設定も全部回収できずに打ち切り漫画のような終わり方。 トリックに関しては批判も多いようだが個人的には大胆で好き。
  • 2025年8月16日
    エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ (講談社文庫)
    ヒントは随所に潜んでいて伏線の張り方がとても好き。 ミステリー部分はかなり王道だが、絵画の蘊蓄とその分かりやすさ、ミステリーへの絡め方はとても上手く、エコール・ド・パリ派の画家の作品を読みながら何度も検索してしまった。 良作。
  • 2025年8月11日
    文庫版 近畿地方のある場所について(1)
    怪異が起こるにはそれなりの悲しい出来事があるはずなのでその理由がホラーとしては明確に提示されていて分かりやすい。 それに至るまではホラーとしてかなり怖い。 久しぶりに暗くして寝るのが怖かった。 良作。
  • 2025年8月9日
    火喰鳥を、喰う
    想いの強さ、執念の物語。 想いが強ければ、なんでも出来る。 ミステリー的な構成も面白く、また冒頭に戻って読みたくなった。 火喰鳥は隠語で実際は… 良作。
  • 2025年8月3日
    ずうのめ人形 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)
    メイントリックは、しっかり伏線もあり、なるほどな真相。 ホラー部分はとても怖い。 あまりに怖かったので、家にある他人から半ば無理矢理渡された人形、早く供養に出そうと決心した。 良作。
  • 2025年7月30日
    変な家 文庫版
    家の間取りから考察される真実は、もう少しホラー寄りだったり狂気に振った真実だと楽しめたかも。 ホラー系で付け足される後日談は余分に感じることが多いが、この作品の あとがき はとても効果的でよかった。
  • 2025年7月28日
    家に棲むもの
    家に棲むもの
    全体的におとぼけな雰囲気とグロテスクなホラーが混在しておりテンポがいい印象。 表題作は、オチが面白くて好き。
  • 2025年7月27日
    厭魅の如き憑くもの
    刀城言耶シリーズ1作目。 金田一耕助の下位互換のようで、今作では主人公に魅力は感じなかった。 構成そのものの仕掛けは、今回も凝った作りだが、終盤に延々と真相を語る部分が完全に物語ではなく、ただの解説文と化しているので、小説として非常に不恰好。 また、探偵が真相に辿り着くのもかなり唐突で違和感がある。 雰囲気や題材はとても魅力的なので、組み立て方を工夫すればとても面白くできそうで惜しいと感じた。
  • 2025年7月13日
    異常【アノマリー】
    異常【アノマリー】
    哲学的な思想を多く入れ込んでいるせいか、個人的には冗長で読みにくかった。 この手のシチュエーションはよく都市伝説系のお話にも出てきたりするので、そこまで真新しさを感じなかったのもイマイチ惹かれなかった原因かも。
  • 2025年7月7日
    バベル消滅
    バベル消滅
    そこまで長い作品ではないがとても冗長に感じた。 前作と物語の構成が殆ど同じで残念。
  • 2025年6月26日
    詩的私的ジャック
    密室の動機もトリックも王道でとても好き。 このシリーズは真新しさに満ち溢れていた1作目以外は今のところかなり王道なミステリー。 理系的な部分もそこまで構えなくてもいいように工夫されていてとても読みやすい。 良作。
  • 2025年6月19日
    悪霊の館
    悪霊の館
    顔のない死体 と 密室 の組み合わせに怪奇的な演出。 メイントリックの序盤の事件の真相は、非常に凝っていて好き。 横溝正史ばりの複雑な血縁関係も胸糞な繋がりで面白かったが、やはりとても冗長に感じた。 前作と同様に完全空気の黎人くん、もう少し存在感を出して欲しい…
  • 2025年6月3日
    ガラス張りの誘拐
    ガラス張りの誘拐
    トリック、犯人はだいたい予測はつくくらいの難易度。 そこは、初期作品ではやたらと評価の低い作者なのでご愛嬌。(個人的には信濃譲二シリーズなど初期作品も大好き) それよりも物語全体の変わった構成など、新本格第一世代の中でも独特な作風となっていく片鱗が見られたことにニヤリとした。
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