

ところてん
@tokoroten
哲学の本が好きで読んでる、素人です
基本感想メインで投稿します
- 2025年4月4日
- 2025年3月26日
- 2025年3月16日読み終わった紹介感想この本を読んで学べたことは、全体主義を引き起こす原因として、個人を考えさせない状態にして、分かりやすくて刺激的な"世界観"を提供し、虚構の敵をつくりだすことによって、ホロコーストなどが成立するということ。これを避けるためには、公共的な議論ができる場が必要で、そこでは多様な人が意見を言い合い議論し、自分の頭で考えることが必要だという。この中にある意見の多様性みたいなものを複数性といって、ナチスの罪はユダヤ人の絶滅によってその複数性を抹消しようとしたこと。 このことは今の日本にも当てはまりそうで怖い。今の日本でも徐々にクルド人問題や移民問題で偏った意見がネットで散見されるようになってきて、アーレントが言っていた"虚構"の敵をつくりだしている状態になってきている。この状態が長く続けば、日本でも全体主義というのが出てきてしまうのかもしれない。そう言う意味でもこの本は今の時代こそ読む価値があるのだと思う。
- 2025年3月15日成瀬は天下を取りにいく宮島未奈読み終わった紹介感想この本の1番の良さは日常というのが1番美しいということに気付けるところにある。 閉店する店に毎日通い、テレビに映る。勢いでM1にでてみる。唐突に髪を切って周りを驚かせる。これは日常とはかけ離れた、それこそファンタジーの世界で起こるようなことなんて1つも起こらない。ただ、その中になにげなくある楽しさ、美しさ、そして今この瞬間を生きている儚さがある。そういったものは、世の中にありふれているが、意識してみないとすぐに自分から離れてなくなってしまう。そう言う意味でこの本は普通なようで特別な日常というのを真っ直ぐ書いていた。本屋大賞に選ばれるのも納得の作品だった。
- 2025年3月14日ジャック・デリダ──その哲学と人生、出来事、ひょっとするとピーター・サモン,伊藤潤一郎,伊藤潤一郎松田智裕桐谷慧横田祐美子吉松覚,吉松覚,松田智裕,桐谷慧,横田祐美子かつて読んだこれも面白いけど入門としてはちょっと難しい。でもデリダの生涯と思想を追う感じだからデリダ好きな人は読んだほうがいいかも
- 2025年3月14日
- 2025年3月14日
- 2025年3月14日
- 2025年3月14日美しいってなんだろう?つた,矢萩多聞読み終わった感想めちゃくちゃ良かった。美しいとはなにか。この本からは日常で僕らがなにげなく体感している美しさ、儚さを剥き出しのまま描いていた。インドの街並み、チャーイの匂い、川の流れ、庭の草や木や蔦、その風景がありありと頭の中に現れ、それを感じられた。この本の読後感は絶対に読まないと体感できないので、ぜひ読んでほしい。 追記 個人的には「川」の娘さんの文章が、すごくよかった。
- 2025年3月10日ジャック・デリダ「差延」を読むダリン・テネフ,宮﨑裕助,小川歩人,森脇透青,西山雄二読んでる面白い。とにかく面白い。この本の裏にジャンリュックナンシーの言葉があるけど、それをまさに今感じまくってる。「ジャックデリダのすべてが『差延』に集約されているのではなく、デリダのすべてが『差延』から出てくるのだと主張しておかなければならない。」差延という概念からデリダの脱構築、代補、現前の形而上学などのキーワードを捉え直すとかなりスッキリそれらの概念が理解できるようになった。この本はデリダの入門書としても、デリダ理解を深めるためとしてもつかえる稀な本だ。あと個人的にはハイデガーとデリダの関係が深ぼられていたのも熱かった。
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