君たちの記念碑はどこにある?

君たちの記念碑はどこにある?
君たちの記念碑はどこにある?
中村達
柏書房
2025年6月26日
60件の記録
  • 世界のことを考える。知らない土地。 帝国たちに踏まれた土地の、文化や記憶、これから。 ・・・ 西洋列強による植民地支配の結果、カリブ海の島々は英語圏、フランス語圏、スペイン語圏、オランダ語圏と複数の言語圏に分かれてしまった。そして、植民地支配は、被支配者の人間存在を支える「時間」をも破壊した。 つまり、カリブ海の原住民を絶滅に近い状況まで追い込み、アフリカから人々を奴隷として拉致し、アジアからは人々を年季奉公労働者として引きずり出し、かれらの祖先の地から切り離すことで過去との繋がりを絶ち、歴史という存在の拠り所を破壊したのである。 西洋史観にもとづくならば、歴史とは達成と創造を巡って一方通行的に築き上げられていくものだ。ゆえに、過去との繋がりを絶たれたカリブ海においては、何も創造されることはなかったし、「歴史のない」もしくは「世界史的に重要でない」地域としてしか表象されえない。 ……本当だろうか?  “海が歴史であります” ――デレック・ウォルコット “「目に見える」歴史でなくとも、ここには歴史がある” ――エドワード・ボウ 本書は、『私が諸島である』で「第46回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)」を受賞した著者が、カリブ海の風景に沈む地域的記憶を訪ねゆく試みをまとめた一冊である。 西洋の思想家が信奉する歴史の「外」に置かれてきた、カリブ海作家たちが想像/創造するオルタナティヴな思想の精華は、どのような姿をしているだろうか?  “日本には、西洋社会の外から発信される記憶の思想を紹介する本はいまだ少ない。本書は、西洋の直線的な記録に抗い、海のような風景のプリズムを通して屈折し、反射し、揺らぎ重なり合い、形を変えながらも消えることのない記憶の光を描き出す、カリブ海の「記憶の詩学」を紹介する。カリブ海作家たちは、文学を通して歴史を再訪し、解体し、再構築し、そしてその記憶を想像/創造し直す。単線的な時間軸に縛られず、歴史を編み直すことで、かれらは過去へ未来へと縦横無尽に航海する多層的な記憶の物語を紡ぎ出すのである。[…]私がカリブ海のアカデミアに身を浸し、読み続けたカリブ海文学が持つ豊饒さを、読者のみなさんにも体験していただきたい。”――「序章 私たちがいなくなることはない」 かれらの詩学的挑戦に、今こそ刮目されたい。
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimimo
    2026年9月2日
  • 白玉庵
    白玉庵
    @shfttg
    2026年9月1日
    匙さんの投稿で。諸島と、どちらを先に読めるか。
  • 匙
    匙
    @sajisann
    2026年8月31日
  • 匙
    匙
    @sajisann
    2026年8月27日
  • さんつみ
    さんつみ
    @santsumi
    2026年7月28日
  • サンタマン
    @santaman
    2026年7月10日
  • ゆん
    ゆん
    @papilio
    2026年7月9日
  • mossan
    mossan
    @mossan
    2026年6月24日
  • さち
    さち
    @ta_sachi
    2026年5月22日
  • SEP
    SEP
    @sntmtst
    2026年2月6日
  • みゆ
    みゆ
    @ant12bb21
    2026年1月18日
    全部を理解して読めたとは正直言えないけど、自分の世界がまた少し広がった気がする。 第9章 革命は男の顔をしているか――カリブ海の女性の記憶 女性についても触れられていたのが良かった。
  • みゆ
    みゆ
    @ant12bb21
    2026年1月18日
    第6章音楽という記憶装置 ローレンス・スコット『ナイト・カリプソ』はハンセン病患者隔離施設のある島を舞台にしてあるらしい。読んでみたいと思ったら、日本語訳はないみたい。 うーん、気になる。
  • みゆ
    みゆ
    @ant12bb21
    2026年1月8日
  • Usui
    @lighbury
    2025年12月31日
    今年一番よかった
  • ヒヨリ
    ヒヨリ
    @charonll
    2025年12月24日
  • サリー
    サリー
    @BIG_STAR_SALLY
    2025年11月7日
  • 星と嵐
    星と嵐
    @matsu155
    2025年11月1日
  • DaDa
    @tub
    2025年10月30日
  • 星と嵐
    星と嵐
    @matsu155
    2025年8月31日
  • ひび
    @hibiki115
    2025年8月31日
  • ほげっこー
    ほげっこー
    @hoagecko
    2025年8月30日
    オルタナティブな歴史は大好きなので読みたい本
  • こばこ
    こばこ
    @chek_honda
    2025年8月30日
  • socotsu
    socotsu
    @shelf_soya
    2025年8月23日
    今だ!と思い
  • 風来書房
    風来書房
    @furai_books
    2025年8月17日
  • DN/HP
    DN/HP
    @DN_HP
    2025年8月10日
  • つたゐ
    つたゐ
    @tutai_k
    2025年8月9日
    今日は地元のシェアカフェでジャマイカ料理の日だったので行ってきた〜!この本のこと思い出しながら食べた!
    君たちの記念碑はどこにある?
  • 朝読書
  • りっか
    りっか
    @anzu-ricca
    2025年7月31日
    「私が諸島である」につづく、とても興味深い本。わたしは、国に属することにより利益を得、植民地支配に手を貸してしまっている自覚はあるものの、先住民族の方々が「もともと」持っている物語を掬い取ることができないでいる。……しかし、キマラーによれば、盗用や模倣ではなく、自分たち自身(共同体)がみずから「作り出す」関係性(物語)こそが自然との契約たりうる、という。 だから、だろうか? 植民支配を受けながら自分たちの「ことば」を(物語を)みつけ、先に編みはじめていたカリブ海の人びとに、わたしは学びたい。 ……手前勝手なのはわかっているが。
  • 小渓
    小渓
    @kobutin52
    2025年7月27日
  • 本屋ルヌガンガさん推薦 『私が諸島である』から読みたかったけれど、立ち寄った書店にはこちらのみ在庫。 この本も、フランツ・ファノンに呼ばれてたどり着いた一冊なんだな、と、第1章でいきなり『地に呪わせたる者』に再会して気づく。
  • つたゐ
    つたゐ
    @tutai_k
    2025年7月19日
    昨日病院の待ち時間などで読了。 中村達さんの前著『私が諸島である』を読んで、すごくよくて、二冊目の本が出るのを楽しみに待っていたので、一章一章大切に読んだ。 文字/書物として残っていく歴史、その「歴史の正統性を定める存在」について、深く考えることになったし、特に興味深かったのは「フラクタル・ファミリーズ」の章。「家族」という結束を「一単位」としてある程度要素が決まっている状態で算出される価値観がいまの私が生活している環境では隆盛を誇っているが、それとは全く異なる「フラクタルな関係性」という「家族」をカリブ海の人々が名乗る、というところに胸が熱くなった。 『私が諸島である』でもっと読みたい!と思っていた女性たちのこととかも、丁寧に賞立てて書かれていて嬉しかった! 中村さんの研究をこれからも追い続けていきたいなー。
  • モトカ
    モトカ
    @motoca
    2025年7月10日
  • 本書において書かれていることは即効性のあるものではなく、明確に遅効性を特徴とする。しかし、記憶や歴史が長い時間をかけて積み重なり強固な存在になるのと同様に、長い時間をかけて実践していくもの、その結果としてあらわれ出てくるのをじっくりと待つものは、ちょっとやそっとで打ち倒され存在そのものをなかったことにされてしまうような脆弱なものにはならない。何度でも想像/創造され、参照されるものとしての記憶や歴史を、いかにして残していくか。絶望を瞬間的な点として捉えることができるのならば、過去から未来へと延々と続く線として(断続的な点の集まりとして)希望を見いだすことができるかもしれない。長生きしたいね。肉体としても、記憶としても。中村さんの言葉を借りるなら、「地憶(geomemory)」になるだろうか。
  • しもん
    しもん
    @shiminnoaka
    2025年7月10日
  • 澄花
    澄花
    @hanaikada315
    2025年7月10日
  • K
    K
    @readskei
    2025年7月9日
  • 歴史が「実際にあったこと」として、つまり史実として正しいことのみで構成されてしまうのではなく、そのような文献的なもののみならず人々の記憶のなかにのみ残っているようなものによっても構成されるべきなのだ、というカリブ海思想は、不思議なことに現在進行形で脅威となっている排外主義への抵抗手段にもなりうるのかもしれない。 記憶の継承こそが歴史の要点なのだと語る西洋の学者は、しかしその「家族」を核家族だったり血の繋がりのあるものとしてしか想定しない。一方で、奴隷制などによって分断されたカリブ海の人々の「血統」は、伝統的な家族観の枠組みを超えて存在している。血が繋がっているかどうか、同一民族であるかどうか、そんなことは関係なく紡がれていく生活、生活の積み重ねである歴史は、「単一」であることに縋った関係性よりも強靭なものとなる。 難しいのは、単一的で伝統的な家族観だったりを求めている者らは、実際に強靭である関係性を求めているわけではなく、単にそのイデオロギー的なものに酔いしれているだけなのだろう、ということだったりする。だから「こっちのほうがつよいよ!」と言ってもなびかない。
  • つたゐ
    つたゐ
    @tutai_k
    2025年7月8日
    今日はアフタヌーンティー!紅茶リストに「ピニャコラーダ」というカリブのカクテルをイメージした紅茶があったのでそれにした!
    君たちの記念碑はどこにある?
  • りっか
    りっか
    @anzu-ricca
    2025年7月6日
    「わたしが諸島である」、とても良い本だったのでこれも拝読したい しかし本貯金が底をついた
  • つたゐ
    つたゐ
    @tutai_k
    2025年7月5日
  • ふじ
    ふじ
    @morihibari
    2025年6月29日
  • とめ
    とめ
    @m_ake
    2025年6月28日
  • 生まれるということは何かを新しく始めるということではなく、他者の苦しみを分かち合うということであり、つまり深淵に呑み込まれた人々の記憶を共有するということだ。だからこそ〈関係〉――分かち合いのエネルギー――は、彼らの記憶を現在の私たちが甦らせ、彼らと共にあることを、可能にするのである。(p.78) 逆に考えると、他者の苦しみを分かち合うという営みから(無意識に)逃れようとするのもまた人間であり、マイノリティやあれやこれやの苦境に押し込められている者たちの声を聴こうとしない大多数の人間=マジョリティがいることもまた、納得できる。できてしまう。苦しいのは嫌だ。それは端的に言って重荷だ。背負いたくないのは当然とも言える。ではどうすべきか。重荷ではなく、たのしいものであると感じてもらうほかない。じゃあどうすれば、というのはわからない。少なくとも、万能解はない。
  • 匙
    匙
    @sajisann
    2025年6月26日
  • 敗荷
    敗荷
    @sibue_fjodor_
    2025年6月26日
  • わか
    わか
    @waka
    2025年6月26日
  • 前著『私が諸島である』の感覚を忘れないうちに読み始める。やらねばならない仕事を放り出して読んでしまうほどおもしろいから困る。とりあえず1章まででストップ。ぜんぶ読んでから仕事したらいいじゃん、どうせ気になって集中できないんだし、と何者かが囁いている。
  • ゑでる
    ゑでる
    @edl_
    2025年6月11日
  • 流
    流
    @278_lu
    1900年1月1日
  • ox
    @d17
    1900年1月1日
  • ほたて
    @jinbun
    1900年1月1日
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