

白い鳥
@whitebird
- 2026年8月24日
夏子の冒険三島由紀夫読み終わったこの本でいちばん好きな文章はこれだな。 (主人公夏子の母親が初めて、娘の惚れた男 毅を見た時の感想) "犬が別の犬をかぎ当てるように、彼女は毅のうちに、夏子のまだ気附かない匂い をかぎあてて、それが彼女を安心させた。これこそ年の功というものである。" (もうひとつ、恐ろしい熊を射止めた後の様子) "若い恋人同志の顔には、古代そのままの焰の影がゆらめいていた。青年の顔は神話時代の英雄の王子のようにみえ、夏子の顔は献身的な媛のそれであった) この終わり方はまさに神話だ、と思った。 全体を読み終えてこう思う。 これを書いたのは本当に三島由紀夫か? なにやら吉本新喜劇めいたドタバタが延々と続く。(見たことはないのだが……) それなのに最後には、若い男女が「英雄の王子」と「媛ヒメ」になっている。 ドタバタ喜劇をやっていたはずが、いつの間にか神話になっていた。 『夏子の冒険』って、そういう妙な小説、でも後でじわじわと来るのかも - 2026年8月19日
書店主フィクリーのものがたりガブリエル・ゼヴィン,小尾芙佐読み終わったこの本が好きなところは、淡々と生活の時間が流れていくところ。 最近は、こんな物語が好きだ。 それから、読書会が開かれている場面が何度も出てくるのも好きなところ。 最近、長年参加していた読書会を辞めた。 そろそろ別の良き場所を探さないと、心がもたない。 AIとの二人読書会も悪くないけれど、たまには人間と関わりたい。 大きな感想といえば、 人は、良い人にも悪い人にも、ときどきなる。 それでいいのかもしれない。 人生は短編小説の集まりなのさ。 ✴︎素敵な台詞 「最後は、すてきな表紙がたいせつ」 追伸 映画『ユー・ガット・メール』を思い出した。 本を読む楽しさを知っているだけで、 人生には、いくつもの別の人生が増えていく。 本を読む人は、少しだけ多くの人生を生きられるのかもしれない。 - 2026年8月16日
- 2026年8月16日
書店主フィクリーのものがたりガブリエル・ゼヴィン,小尾芙佐読み始めたまだ読んでる最初の10ページをわざと時間をかけて読んでみる。まずはこのものがたりの時、場所、雰囲気を頭に満たしてみる。 義理の姉の表現が面白い。 女優の宿命をたどるように年をとってきた。ジュリエットからオフィリアへ、ガートルードへ、そしてヘカテーへ。 ✴︎最初にアメリアに会った時のイメージ
- 2026年8月15日
人生論ノート三木清まだ読んでるよくわからんので妄想リストで満足してみる。 三木清『人生論について』の妄想例 【死について】 葬送のフリーレン 【幸せについて】 うちらはマブダチ 【懐疑について】 十二人の怒れる男たち 【習慣について】 PERFECT DAYS』 【虚栄について】 グレート・ギャツビー』 【名誉心について】 ヴィンランド・サガ 【怒りについて】 鬼滅の刃 【人間の条件について】 攻殻機動隊 【孤独について】 オンライン読書会にいる私 【嫉妬について】 「アマデウス」→「ちはやふる」 【成功について】 プラダを着た悪魔 【瞑想について】 ブルーピリオド 【噂について】 オセロー 【利己主義について】 蜘蛛の糸 【健康について】 西の魔女が死んだ 【秩序について】 海街diary 【感傷について】 秒速5センチメートル 【仮説について】 チ 【偽善について】 オセロー 【娯楽について】 スウィングガール 【希望について】 風の谷のナウ 【旅について】 モーターサイクル・ダイアリーズ 「個性について」 リトル・ダンサー - 2026年8月3日
- 2026年8月3日
- 2026年7月19日
神谷美恵子日記神谷美恵子読み終わった神谷美恵子さんという人が、少しずつ立ち上がってくるように感じた。 『生きがいについて』は、最初のうちは論理的で、どこか硬質な印象が強い。けれど、こちらは日記だから当然とはいえ、とても人間味にあふれている。 『生きがいについて』の執筆中、神谷さんは苦しみながら書いていたようだ。しかし日記を読むと、その時期は苦しさだけでなく、何かに向かって充実し、輝いているようにも見える。 そして出版後には、大きな目標をやり遂げてしまったあとの、かすかな燃え尽きのようなものが感じられた。 - 2026年7月19日
- 2026年7月16日
天幕のジャードゥーガル 5トマトスープ映画『ハンナ・アーレント』で、アイヒマンは自分で善悪を考えず、命令に従った人物として描かれる。 それを見て、漫画『天幕のジャードゥーガル』5巻のアルグンを思い出した。どん底に落ちた彼に、ドレゲネは「私の指示だけで動けばよい。何も考えなくてよい」と告げる。その言葉で、アルグンは生きる方向を得たように見えた。 考えなくてよいという言葉は、弱った人を救うこともある。でも、そのまま自分の判断まで手放してしまえば、人は命令で動く人形にもなってしまう。 アイヒマンも、自分の心を閉じ込めることで、残酷な行為に耐えたのだろうか。心がないことより、心を使わなくても動けてしまうことの方が怖い。 - 2026年7月12日
「生きがい」と出会うために若松英輔重い。 神谷美恵子さんの本を通して、 書いた若松英輔さんの本ですね。 生きる意味が揺らいだとき、人はどう生きるのか! について書いてあるのかな。 わたしはそんな壮絶な経験もないので、なんとも近寄りがたい壁がそこにあるように読んでしまう。 そんなことを書こうとは思っていないとは思うが、自分の人生の生き方、甘いんじゃないの と言われた気がする。 - 2026年7月12日
十二夜ウィリアム・シェイクスピア,小田島雄志『十二夜』の道化フェステは、ただ笑わせる人ではない。人の愚かさや寂しさを見抜きながら、知性と音楽を愛して生きている。人生は思いどおりにならなくても、それなりでよい。最後の歌から、そんな声を感じた。 - 2026年7月11日
- 2026年7月11日
人間をみつめて神谷美恵子神谷美恵子さんの本は、『生きがい』を最初に読み始めるが、頭が飽和状態となってしまう。 なので、違う本はないかなと。 これはとても読みやすい。文体が違う。こんな文章も書くのかと、ちょっと驚く。 - 2026年7月11日
天幕のジャードゥーガル 1トマトスープ読み始めたアニメで知る。 異文化との出会い、交流とは、衝突、悲劇などを通して始めて生まれてくるものなのかもしれない。 他人の考えを受けとめることも同様なのだと思ったりもする。 日本の漫画は他国の世界をなんでこんなに細かく描けるのであろうか、とても不思議である。 - 2026年7月8日
- 2026年7月5日
- 2026年7月5日
夏帆村上春樹読み終わった私には、こういう寓話のような物語はあまり性に合っていないのかもしれない。 アリクイ、シロアリ、奇妙な男、暴力的な言葉、殺人、守護天使 それらが象徴のように現れ、物語の床下でカリカリと音を立てている。 夏帆は誰かに惹かれているというより、傷つけられた言葉に取り憑かれているようにも見えた。 相談相手が人間ではなく、アリクイの奥さんだけというところにも、強い孤独を感じた。 好きな作品かと言われると、少し違う。 でも、読後に妙な音が残る。 私が求めているのは、たぶん焚き火のような小説なのだと思う。 この作品はむしろ、床下のシロアリの音に耳をすませる小説だった。 - 2026年7月4日
ワーニャ伯父さん/三人姉妹アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ,浦雅春『三人姉妹』の皆んなの夢"モスクワへ"と、映画『About Time』のタイムトラベルの話しは、どちらも「今ではないどこか」を求める物語。 『三人姉妹』は「叶わない希望と共に生きる物語」 『About Time』は「普通の一日こそ宝物だと気づく物語」 そして両者は最後に、「今を生きる」という場所へ帰ってくる。 同じような結末だけど、私は今を暖かく思って生きていきたい。 「今日を味わえば人生は豊かになる」と。 - 2026年6月30日
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