自省録(マルクス・アウレーリウス)
55件の記録
まと@maatoo0_zzz2025年11月16日読み終わった読んでいく内に「ストア哲学よー分からん」となり、最終的には「ローマ皇帝の日記を盗み見する不敬でも犯すかー」という気持ちで読み進めて読了。 大半は「よー分からん」だったが、時たま刺さる言葉があったりした。 哲学者の引用が続いていたりすると、自分に言い聞かせる為にひたすら書き綴っていたのかなぁとか想像して人間臭くて可愛さすら感じられた。不敬。 今でいうジャーナリングというものに近いのかもしれない。 今後再読する際も『哲学書』としてではなく『日記・ジャーナル』というカテゴリーで読んでしまうんだろうな...。
まと@maatoo0_zzz2025年11月14日読んでる第7巻 14 しかし私は、自分に起こったことを悪いことと考えさえしなければ、まだなんら損害を受けていないのだ。そう考えない自由は私にあるのだ。


kei@k32452025年10月14日読み終わったマルクス・アウレリウス・アントニヌス著「自省録」読了。 2025/10 1冊目 ◎サマリ ①今を善く生きろ。 ②万物の変化を受け入れろ ③すべては諸行無常 ◎書評 哲人皇帝、マルクス・アウレリウスの日記のような散文がまとめられた作品。 そもそも皇帝になどなりたくはなく、それをも自分の運命だと受け入れ、皇帝としてのとしての職務をまっとうしたマルクス。 度重なる異国人との戦争の際、野営地でも自分を戒めるため文章を書き続けた。 ストア派哲学のお手本のように、哲学にストイックな面が多分に見られる。 しかし、ただただ小難しいことを言っているだけではない。 マルクスが自分自身を奮い立たせるため書いた文章に熱い想いを抱かずにはいられなくなる。 ストレスの多い現代社会を生き抜くためのヒントがこの名著には眠っていると感じた。 ①今を善く生きろ。 マルクスはとにかく人生は短い、今を善く生きろと何度も書いている。 他人のことをあれこれ言ったり、無駄なことに時間を使っている暇はない。未来も過去も存在しない。存在するのは今だけ。 神から与えられた自然の法に従い、困難なことも耐え忍び今を懸命に生きるのだ。 そういったメッセージを常にマルクスは自分自身に送っている。 これは一種のアファメーションのようなものではないかとも思う。 つらい皇帝という職を平和主義的にまっとうするためマルクスは約60年の生涯を使い切った。 哲学で自分自身を奮い立たせずにはいられないこともあったのだろうと想像する。 「現在の時を自分への贈物として与えるように心がけるがよい。」 やりたいことをやりなさい。 そんな自己啓発もよく見かけるが、ローマ帝国の時代から賢人の主張は変わらないのだ。 でも、我々は変化を恐れて行動に移せない。それではだめだ!自分はできる!と常にマルクスは自省していたのだろう。 ②万物の変化を受け入れろ 現代人にとって苦手なことのひとつだと思う。 分かっていてもなかなかできないこと第1位かもしれない。 こんな困難なことにもマルクスはしっかり触れている。 「変化を恐れる者があるのか。しかし変化なくしてなにぞ生じえようぞ。宇宙の自然にとってこれよりも愛すべく親しみ深いものがあろうか。君自身だって、木がある変化を経たなかったならば、熱い湯にひとつはいれるだろうか。もし食物が変化を経なかったならば、自分を養うことができるだろうか。」 万物は変わり続ける。 そして歴史は繰り返す。それを受け入れることができるかどうかなのだろう。 これもアファメーション的に自分の身に浸透させていくしかないのだと思う。 ③すべては諸行無常 「人生の時は一瞬にすぎず、人の実質は流れ行き、その感覚は鈍く、その肉体全体の組合せは腐敗しやすく、その魂は渦を巻いており、その運命ははかりがたく、その名声は不確実である。」 変化の話に似ているが、永遠などというものはないと何度もマルクスは語る。 だからこそ名声や財産に執着してはいけないと。 マルクスの哲学は禅の思想にも通ずるものがあるように思う。 とにかく日々を善く生きようと努力すること。 そのために自分自身の行動を変えていく大切さを現代人に教えてくれているのだ。
高山碧瑶@uya_202509062025年10月11日読み終わった@ 明屋書店 中野ブロードウェイ店『怒るのは男らしいことではない。柔和で礼節あることこそ一層人間らしく、同じく一層男らしいのである。そういう人間は力と筋力と雄々しい勇気とを備えているが、怒ったり不満をいだいたりする者はそうではない。なぜならばその態度が不動心に近づけば近づくほど、人は力に近づくのである』 それとは程遠い性格をしているが、かくありたい
CandidE@araxia2025年8月12日読み終わった他人の愚かさと如何に付き合うか、自分の欲望と老いをどう扱うか、不確実な未来にどう向き合うか、死の不可避性をどう呑み込むか。時代も地位も関係なく繰り返される人間の因果。 孤独が孤独で洗われる。清められる。依存したくなる、取り扱い注意な思想。



ひろるり@hiroruri2025年7月18日読み終わったこの境地に到達するのは、かなり難しい。著者ですら達しきれてはいなかっただろう。 それでも、今できる最良のことをやっていくのだ。 「自分という人間は夜具の中にもぐりこんで身を温めているために創られたのか」 そうだったらよかったと思う朝ばかりだけれども。
ひろるり@hiroruri2025年6月26日読み始めた某ドラマで知り、別の映画でこの本をいやがらせとして(笑)クリスマスプレゼントにするのを見て、興味を持った。 古本市で購入。前の持ち主は第1巻で力尽きた様子。自分はどこまで読めるかしら。
まと@maatoo0_zzz2025年6月4日読んでる「人間のつとめを果たすために私は起きるのだ。」 しかるに君は人間のつとめをするのがいやなのか。 いやだ...(正直)。 結局君は自分自身を愛していないのだ。 それはそう(正直)。
まと@maatoo0_zzz2025年4月11日読んでる第二巻 1-5 1『人にたいして腹を立てたり毛嫌いするのはとりもなおさず互いに邪魔し合うことなのである。』 2『現在与えられているものにたいして不満を持ち、未来に来るべきものにたいして不安をいだくことを許すな。』 5『すべての偽善や、利己心や自己の分にたいする不満を捨て去ればよい。』 自戒の念がすごい...これがストイック...。
まと@maatoo0_zzz2025年4月7日読んでる第1巻 11-15 12『緊急な用事を口実に、対隣人関係のもたらす義務を絶えず避けぬこと。』 14『親切をほどこすこと、すすんで与えること。希望を持つこと、友人の友情に信頼すること。』 15『目前の義務を苦にせず果すこと。』『慈善をなし、寛大であり、真実であること。』 「果す」を「おおす」と読むのを初めて知った...。 成し遂げるの意らしい。
まと@maatoo0_zzz2025年4月6日読んでる第1巻 6-10まで 6『つまらぬことに力をそそがぬこと。』 7『注意深くものを読み、ざっと全体を概観するだけで満足せぬこと。』 8『ひとに説明するとき短気を起こさぬこと。』 9『親切であること。』『多くの知識を持ちながらそれをひけらかさぬこと。』
RIYO BOOKS@riyo_books2023年10月28日読み終わった身体、霊魂、叡智、身体には感覚、霊魂には衝動、叡智には信念。感覚を通して印象を受けることは家畜どもにも見られる。衝動の糸にあやつられることは野獣や女のような男やパラリス(ファラリス)やネーロー(ネロ)でもやる。また義務と思われることに向って叡智を導き手となすことは、神々を否定する者や、祖国を見棄てる人間や、戸を閉めてから万事を行う連中でもやることだ。 さてもしすべて他のことは以上のものに共通だとすると、善い人間に特有なものとして残るのは、種々の出来事や、自分のために運命の手が織りなしてくれるものをことごとく愛し歓迎することである。また自分の胸の中に座を占めるダイモーンをけがしたり、多くの想念でこれを混乱させたりせずに、これを清澄にたもち、秩序正しく神にしたがい、一言たりとも真理にもとることを口にせず、正義に反する行動をとらぬことである。そして自分が誠実に、謙遜に、善意をもって生活をしているのをたとえ誰も信じてくれなくとも、誰にも腹を立てず、人生の終局目的に導く道を踏みはずしもしない。その目的に向って純潔に、平静に、何の執着もなく、強いられもせずに自ら自己の運命に適合して歩んで行かなくてはならないのである。











































