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小説はコーヒー。植物はハイボール。
- 2026年5月23日
- 2026年5月23日
龍臥亭事件(下)島田荘司読み終わった御手洗潔シリーズ さあ下巻突入!ここまで完全にわけのわからない事件。謎解きが楽しみ! どう解決するのかと思ったが…まさか実際のあの事件やあの事件まで絡んでくるとは。。 壮大さと圧倒的なエネルギーに天晴れと言う他ない。 そして石岡和己よく頑張った! - 2026年5月15日
龍臥亭事件(上)島田荘司読み終わった御手洗潔シリーズ 舞台は田舎の山奥、『心霊』『龍』『琴』『因縁』『業』といった言葉が次々と出てきて、往年の横溝正史作品を彷彿させワクワクが止まらない! そして美人で無邪気な女子高生に翻弄される石岡和己…しっかり! しかし犯人やらトリックやら全くわからない…。早く下巻で解決編が読みたい。 - 2026年5月8日
とんこつQ&A今村夏子読み終わった読みやすいのと面白いのとであっという間に読了。 表題作含む短編4作収録 どの作品にもなんとも言えぬ人間独特の『怖さ』を感じる。個人的に最も怖く感じる表題作『とんこつQ&A』は突き抜け過ぎていてもはや滑稽で途中で笑いが込み上げてくる。 これまでの今村夏子作品の中で『むらさきのスカートの女』に次いで好きかも。 - 2026年5月7日
人生論・愛について武者小路実篤読み終わったこの作者の小説は、素直で不器用な人の話が多く、読んでいて気持ちよくて大好きなので楽しみにしていたら…コレは小説ではなかった。。 でも、小説の背景にある作者の人生や諸々についての考えが書かれていて面白かった。理想家かもしれないけど…やっぱり好きだなあ。 - 2026年4月24日
いえ小野寺史宜読み終わった妹が事故で怪我をして不自由になってしまったら…しかもその怪我を負わせたのが自分の友達だったら…。 モヤモヤを抱えたままで、家族や恋人、職場、友人と、なんかうまくいかない。。 主人公を中心に家族それぞれが事故と向き合い、消化していく様子が淡々と素直に描かれている。 他人に素直に思いを伝えることはけっこう難しい。でも家族には他人によりも言いやすさがあって、ぶつかったりすれ違ったり思い遣ったりできることで、スッキリしたり考え直したりできる。『いえ』にはそんな安心感があるのかな。 - 2026年4月21日
植物少女朝比奈秋読み終わった自分を出産する際に植物状態になった母をもつ主人公が、そのような母と関わり続け、幼年期から大人になり、母が亡くなるまでを描く。 主人公もその他家族や周りの人達も、植物状態である母の気持ちはわからない、ゆえに勝手に想像する。それがいいとか悪いとかではなく、それしかできない。ただいかんせん主人公は植物状態の母しか知らない、そんな主人公の思いは計り知れなく、共感はしにくい。それもあってか、少し離れたところからこの重いテーマについて触れることができることが少しだけ自分の気持ちを楽にしてくれる。 それでも、登場人物たち各々の思いのように、割り切ったり、割り切れなかったり、自分だったらどう関わるのだろうか…と考えさせられる。答えなんて出なくて、それでもこのテーマと向き合えたこと自体が良い経験になったと思える。 - 2026年4月17日
死神の精度伊坂幸太郎読み終わったなんて読みやすい文章、魅力的なキャラ、気になる展開。こんなにグイグイ読まされてしまうのはやっぱり伊坂幸太郎マジック。 そしてラストの見事なこと! とりあえず、雨の日にCDショップに行って視聴コーナーでミュージックが聴きたい。 - 2026年4月14日
青い壺 (文春文庫)有吉佐和子読み終わったある美しい青磁の壺が、諸々あって次々と人手に渡る。その壺の所有者達を描く連作短編集。 所有者達は年代も生活水準も様々で、当時の価値観や生活の営みが瑞々しく描かれ、そこに人間味があって味わい深い。 特に物語中盤に登場する70代の女性達の旅行の話はもうたまらない。 そしてラストに、まさに『人間』を突きつけられる。壺も人間も、『美しい』とはどういうことなのか。『壺』から『人間』を学ばされる。 - 2026年4月12日
アメリカン・スクール(新潮文庫)小島信夫読み終わった表題作含む8作収録短編集 終戦間近・戦後辺りの時代背景ながら、どの作品にも悲壮感というよりはひねくれ感(人間らしさ)が満載でつい笑ってしまう。 主人公達の心情(被害妄想的な)が細かく描写されており、それが他の登場人物達の個性とぶつかり合い化学反応を起こして面白さが増している。そして、そんな登場人物達の人間らしさ(エネルギー)に未来を感じる。 特に『汽車の中』と『アメリカン・スクール』が好き。 - 2026年4月6日
- 2026年4月2日
何者(新潮文庫)朝井リョウ読み終わった就職活動という己が試され追い込まれる長期間の中で、学生達それぞれの人間性が徐々に濃く描かれていく。 作中幾度か、これから『何者』になっていくのか、というニュアンスでこのキーワードが登場し、そういう話かと思って読んでいたら…ミステリーよりひっくり返されてビックリした〜! そして迎えるラストが最っ高!読み手次第で解釈も変わりそう。 登場人物達への自身の感じ方を表明しないとフェアじゃない気がしてドキドキする。 - 2026年3月27日
細雪(下巻)改版谷崎潤一郎読み終わったついに完結。 妙子の自由な生き方と、対照的な雪子の生き方がとても印象的。その2人の妹にあれやこれや翻弄されながらも気遣い思いやる幸子。 現実だとどうしてもイライラしてしまいそうな事柄も、こうしてみるとそれぞれの個性の豊かさと感じられ、愛おしく思える。 なんてたおやかな物語。 - 2026年3月17日
細雪 中谷崎潤一郎読み終わった上巻は三女・雪子中心の物語であったが、中巻では、四女・妙子中心に物語が展開する。優雅な金持ちの姉妹に色々な出来事が起こり、時々の感情や行動がやはり豊かに表現されている。 雪子も妙子も妙齢とは言え、独り身の自由さ(しがらみの少なさ)を感じる。一方幸子は夫に本家の姉夫婦に、妹達に…近所の人や家の体裁やらあらゆることに気配りをし、気苦労が絶えない…。下巻で、幸子に幸せになってほしい。 - 2026年3月10日
細雪 上谷崎潤一郎読み終わった代表作…なのに長いから手が伸びず…ついに読む! 資産家の四姉妹の物語。 本家の格式を重んじるもどこかおっとりの長女、器量良く姉妹に気遣い気苦労が多い次女、か細く内弁慶で幼く見える三女、センスよく仕事に恋愛に自由な末っ子。 彼女らとそれを取り巻く人々とのあの時代ならではのできごとや感情が豊かに表現されている。 中編・後編でどう展開していくのか。。 - 2026年3月6日
サロメ原田マハ読み終わった『サロメ』の作家・オスカーワイルドとその挿絵を担当したオーブリービアズリーの物語…と思いきや、この物語の主人公は…まさに『サロメ』。 『サロメ』に取り憑かれた人たちが元話同様、妖しく自己欲のまま蠢く。 歴史や芸術を知る面白さと、その裏側はこうだったのかもしれない、と想像力が掻き立てられる面白さがある。 - 2026年3月2日
- 2026年2月24日
母の死 (角川文庫)中勘助読み終わった『銀の匙』しか知らず…発見! 表題作含む短編集。 素直な文章、その一言に尽きる。 『孟宗の蔭』では鳩を『彼女』、かたつむりを『彼』と呼ぶところが人間性が出ていて面白い。 『孟宗の蔭』〜『郊外その2』での妙子さんとのやりとりがとても微笑ましい。素直すぎる文章で読んでいるこちらが照れてしまう。 『母の死』は…電車の中で泣いてしまった。。 - 2026年2月18日
グラスバードは還らない市川憂人読み終わったマリア&漣シリーズ第3弾 舞台は大富豪が所有する高層タワー。パーティに招かれた面々が次々と殺されていく。同時刻タワーに別件で捜査に来ていたマリアと漣は突然の爆発に巻き込まれ、マリアはタワーの上階に孤立。マリアの脱出劇と殺人事件のパートが交互に進み交錯する。 ぐりんぐりんとひっくり返される展開に痺れてしまう。そして読み終わった後にタイトルを見て切なくなる。 - 2026年2月13日
れくいえむAudible Studios,河野茉莉,郷静子読み終わったオーディブル?いや、本です。 昔の芥川賞作品 主人公はお国のためにと純粋な女学生。 戦時中のエピソード、後輩との手紙のやりとり、戦後の現在、の3パートからなる戦争小説。 戦争の生々しさもさることながら、主人公の純粋さゆえの苦悩とやりきれなさがたまらない。 若者達が戦争に対し、いや、生きるということに対し、それぞれの思いをぶつけ合う姿は、かけがえのないものだと思う。 この作品を通して、戦争で亡くなった日本の、特に純粋に国のために一生懸命だった方々の思いを知る人が増え、自分が今生きていることに向き合っていくことが、レクイエムとなると信じたい。
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