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小説はコーヒー。植物はハイボール。
  • 2026年8月24日
    サキの忘れ物(新潮文庫)
  • 2026年8月22日
    ラブカは静かに弓を持つ
    トラウマを持ち孤独な人生を歩んできた主人公が職場のスパイとして音楽教室に通うことに。そこで出会った講師やその教え子たちとの交流を通して揺れる気持ち。主人公の決断は…。 『音楽』と『人』がもつ力の素晴らしさに触れ、温かい気持ちになった。
  • 2026年8月19日
    月夜行路
    月夜行路
    涼子とルナのそれぞれ訳ありコンビが出会って即大阪旅行へ。そして旅先で事件に巻き込まれていく。 ルナの洞察力と文学知識が冴え渡り、涼子の何気ない一言をヒントに謎を解いていく描写はとても爽快。そして文学好きには堪らない色々な名作がチラホラ顔を出しワクワクしてしまう。 最後の展開とまとまり方も好きすぎる。 しかし『片っ端から喫茶店』を見ているからか、ルナをナジャ・グランディーバで想像してしまって…。
  • 2026年8月10日
    沈黙
    沈黙
    島原の乱後間もない長崎が舞台の切支丹物語。歴史を読んでいる感覚。 切支丹へのあまりにも酷い仕打ちは言うまでもないが、何より『主』の『沈黙』が重い。この沈黙が故に、人は考える。安直に答えを求めて、赦しを求めて、言葉を求めて、ではなく、『自分で考える』ということを与えてくれていると思う。しかし自分で考えたとして、それが正解かどうかはわからない。それも含め、自分で責任をとることも含め、教えてくれているように思う。 まあ、自分は無宗教なんだけど。
  • 2026年8月3日
    むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。
    シリーズ第3弾 軽いのに内容濃くて好き 今回も昔話をベースにいろんなミステリーの手法を用いており、サクサク小気味良い文章で終始楽しく読めた。 特に最終話はそれまでの伏線回収と、メッセージ性のあるラストで締めくくられている。まさか昔話から得る『教訓』の部分まで踏襲するとは…。 めでたしめでたし…なのかな?
  • 2026年7月30日
    母のない子と子のない母と (新潮文庫 つ 2-2)
    『二十四の瞳』と同じ小豆島が舞台。 戦争で家族を失った人々が暮らす村落で『母のない子と子のない母』を中心に、家族・友達・近所の人達の温かい関わり合いがそれぞれの傷ついた心を癒していく。 そして最終章は、、、電車の中で泣いてしまった。なんて心温まる物語なのか。
  • 2026年7月24日
    お梅は魔法少女ごと呪いたい
    シリーズ3作目 お梅大好き 『呪いの人形』お梅が、相反する存在である『幸運の人形』イライザと出会ってしまった! この2人(2体?)が織りなす化学反応がたまらない。ずっと読んでいたいし、イライザのスピンオフも読みたい。
  • 2026年7月17日
    夏の約束 (講談社文庫)
    今年の夏も暑いわ… ゲイカップルを中心とした色んな事情のある友人達の話。この人達はとても平和で微笑ましい。でもその裏には、過去に辛い経験があったり、今なお続く差別的な視線や口撃、その他諸々…がある。 自ら自身の価値を下げるようなことをせず、優しい人間でいたいと思う。 『夏の約束』が果たされますように。
  • 2026年7月15日
    イン・ザ・メガチャーチ
    読み始めてからずっとゾクゾクが止まらない。この話はどこに辿り着くのか…。 物語の登場人物という他人事とはいえ、恐ろしい話だった。。現代のホラー!?いや、リアルにありえそうでもある。 というか、本当に他人事なのか?もしかして自分も視野狭まって『イン・ザ・メガチャーチ』しちゃってるのでは…。 え?よくないことなんだっけ?別にいいんじゃないの? 時代の変遷とアイデンティティの揺らぎを直視することになる超大作だと思う。
  • 2026年7月8日
    Pの密室
    Pの密室
    御手洗潔シリーズ 『鈴蘭事件』『Pの密室』の2篇収録 どちらも御手洗潔が幼い頃の話。その頃からキレッキレで警察をやり込めるのが流石で痛快。 また、石岡和己と早速の再登場犬坊里美の掛け合いも堪らない。
  • 2026年7月3日
    流れる
    流れる
    芸者の家に女中として来た主人公の視点で、芸者の社会が描かれている。 個性豊かな芸者たちとの生活に、素人の主人公は色々と感じ、それは時に客観的に、時に感情的に表現されていて、読み進めていくうちに親しみをもってしまう。 何よりも文章が澱みなく、流れるように書かれているのがなんとも心地よい。 そして、巻末の作者の言葉がまた味わい深い。
  • 2026年6月28日
    迷宮の扉
    迷宮の扉
    金田一耕助シリーズ 表題作は金田一耕助にお馴染み等々力警部も登場し、資産家の遺言状で連続殺人が起こるお決まりのパターンにニヤリ。 他短編2作はかなり軽めでちょっとした仕掛けの小品的作品。
  • 2026年6月26日
    ヤイトスエッド
    短編集 どの話にも変な人しか出てこない。その全員が周りのことを考えず我が道をいくもんだから、もうメチャクチャ。 そしてエッジの効いた性的表現が満載なので、コレに影響を受けて口に出さないようにしないと。。 作中作の『ある派』…読んでみたい。
  • 2026年6月23日
    同志少女よ、敵を撃て
    圧倒的な緊張感と戦争の臨場感で、読み始めてすぐに物語の世界に引き込まれる。まさに没頭。 はじめは約600pのボリュームに尻込みしていたが、読み終えた今は逆にこのボリュームに感謝感謝。 『戦争』が舞台ではあるが、タイトルにもある『敵』とは…、と考えさせられる。 現在も続くロシアとウクライナの戦争。だからこそ、今この小説が読めて良かったと思う。
  • 2026年6月16日
    ワンちゃん (文春文庫)
    『すき・やき』が良かったので今作も楽しみ 表題作含む短編2作収録 どちらも中国人女性が日本で奔走する話。家庭事情や性格もあるだろうけど、やはり文化の違いを感じ、そこが面白い。 でも人としては同じで、若い頃から駆け抜けてきて、アラフォーやアラフィフ辺りで、『今幸せなのだろうか?』と投げかけてくるところには、ドキリとさせられる。 個人的には表題作よりも『老処女』の方が主人公がなかなか突っ走っていて好み。
  • 2026年6月12日
    佐川君からの手紙 (河出文庫 183A)
    実際にあった人肉食事件のルポ…?と思いつつ読み進める。 なんだか読みにくい掴みにくい文体で、ルポほど報告的な感じもせず、しかし気分の悪い事件で、現実感乏しく、ずっとふわふわした感じが続く。 軸は佐川一政だろうけど、気付けばK・オハラの世界に。。と思ったら最後のオチ! 唐十郎さんの世界でした。
  • 2026年6月10日
    がらんどう
    がらんどう
    文体が好きすぎる。冷たさ、乾いた感じ、ざらついた感じが淡々と表現されていて、よりリアルさを際立たせ、今作のタイトルでありテーマでもある『がらんどう』によく合っている。 『がらんどう』を象徴するような『3Dプリンター』や『マルチ商法』といった中身のないものが登場するが、主人公(とその同居人)は果たして『がらんどう』なのか? 『自信のなさ』や『孤独』はずっと付きまとうものだと思うけど、飲み込まれると迷子になってしまう。本音をぶつけられる人が身近にいることはありがたいことだと改めて思った。
  • 2026年6月9日
    ナニカアル
    ナニカアル
    不穏そう… タイトルからイヤミスかと思ってたら、全く違った。。 文豪・林芙美子の未発表作を通して、激動の時代を生きた彼女の人となりや生き様を描く。そこには、作者なのか、林芙美子なのか、の情熱をひしひしと感じる。 気になりつつも未読の『放浪記』や『浮雲』、その他の作品も読んでみたいと思った。
  • 2026年6月2日
    木挽町のあだ討ち
    仇討ちに至るまでの話かと思っていたらどうも違う。あだ討ちを見ていた人たちの話が重なり、全体像が明らかになっていくのだが、何度ほろりとなったことか。。 人は辛い思いを知るほど、人に優しくなれると改めて思い、優しい気持ちになれた。
  • 2026年5月28日
    ブロッコリー・レボリューション
    タイトルに惹かれて 表題作含む短編4作収録 表題作は…なんともふわふわした作品というか…。タイの描写は食事や政治的なことなどリアルに感じるのだが、主人公が何度も言う「ぼくはいまだにそのことを知らないでいるしこの先も知ることは決してないけれども」というセリフのおかげで本当の出来事なのか主人公の妄想なのかわからなくなる。タイトルの意味もあるようでないような…ブロッコリー・レボリューション。 別の短編『ショッピングモールで過ごせなかった休日』が好き。なぜショッピングモールで過ごせなかったのか?その理由が想像を遥かに越えてきて面白かった。
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