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小説はコーヒー。植物はハイボール。
  • 2026年10月9日
    とっぴんぱらりの風太郎 下
  • 2026年10月8日
    とっぴんぱらりの風太郎 上
    風太郎の読みは『ぷうたろう』。 忍びの故郷への未練を残しつつ、人や人外?の諸々に巻き込まれ、なんだかんだプー太郎の日々に慣れていっていたのに、大きな時代の流れに飲み込まれていく。 個性豊かなキャラが目白押しで、下巻でそれぞれどうなっていくのか楽しみ。芥下は幸せになってほしい。。
  • 2026年10月3日
    太陽は動かない
    大金のために企業が、政治家が、国家が『情報』に翻弄される。その情報を裏で得て儲ける輩も蠢く。誰を信用すればいいのか、でもそこにはそれぞれの信念があった。 『太陽』は動かずエネルギーを注ぎ、そのエネルギーで儲けようと人間が動く。でもその人間達の中にある『太陽』も燦々とエネルギーを発していた。 手に汗握る展開で、あっという間に500pを駆け抜ける。
  • 2026年9月28日
    殺人鬼
    殺人鬼
    金田一耕助シリーズ 短編4作収録 どの話も横溝作品らしく、登場人物たちの人間性や関係性が怪しく、それらを我らが金田一耕助が紐解き解決に導く。短編なのに金田一耕助の魅力が十分に詰まっている。 特に『百日紅の下にて』は、ここからあの名作に繋がるのかと興奮してしまった。
  • 2026年9月19日
    お台場アイランドベイビー
    都心で大震災が起きた後…という設定のディストピア小説。 震災後、忽然と姿を消した無国籍児達、封鎖されたお台場の再開発、、徐々にスケールが大きくなっていく展開と、少しずつ見えてくる物語にいつの間にかのめり込んで、ラストは怒涛の展開に一気読み。 外国人が多くなり、治安の悪化も垣間見える現在の日本。でも本当に悪いのは、その人たち?国の制度?権力者?1つ確かなことは、子供に罪はない。
  • 2026年9月13日
    夏の流れ 正午なり (講談社文庫)
    残暑ということで、夏の本を 短編・中編4作収録 『夏の流れ』は真夏の話だが、主人公の職がいわゆる死刑執行人で…家族や仲間との温かな時間の描写もふんだんに出てくるのに、なぜか底冷えする感じや、仕事に関して深く考えないようにしながらも揺らぎを感じさせる描写は秀逸である。 続く短編2作も『死』と向き合うことで『生』がより際立っている。 最後の中編『正午まで』が少し毛色の違う作品で、若者ならではの挫折と衝動が描かれており、若者の危うさを感じる。 どの話からも『死』を感じ、今を『生きる』ことについて考えさせられる。
  • 2026年9月8日
    ボーンヤードは語らない
    マリア&漣シリーズ4作目 短編4作収録 シリーズ1作目『ジェリーフィッシュ』で出会った軍人がメインで、2人が謎解きを手伝う話に始まり、漣とマリアそれぞれが警察を目指すきっかけになった事件、最後は2人がコンビになり初めて関わった事件と続く。 どの話も短編とは思えないほどしっかりと作り込まれており、謎解きもさることながら、登場人物それぞれがフィーチャーされ、このシリーズの深みが増した。
  • 2026年9月3日
    青木きららのちょっとした冒険
    青木きららが登場する短編集。でもそれぞれの作品で登場する青木きららはみんな別人で…。いや、同じなのかな?この生き辛い世界でもがく青木きらら達の話。 作者が青木きららを通して思ってることを言いまくってる感じが痛快で面白い。 個人的には『スカート・デンタータ』が好き。
  • 2026年8月28日
    サーチライトと誘蛾灯
    連作短編ミステリー 虫好きの主人公が虫を追いかけて出くわした事件の謎を解く。  とぼけているようで鋭い主人公と登場人物達のすれ違いコントのようなやり取りが心地よい。話が小気味よく展開するのであっという間に読了。
  • 2026年8月26日
    サキの忘れ物(新潮文庫)
    表題作含む9作収録短編集 特に面白かったのは『サキの忘れ物』『河川敷のガゼル』『隣のビル』 しがらみで現実的にはできない…けど想像する小さな理想…というシチュエーション下で、フッと超えちゃって、どうなっていく!?という面白さがある。 なんてことない日常の先の冒険を体験させてくれる。
  • 2026年8月22日
    ラブカは静かに弓を持つ
    トラウマを持ち孤独な人生を歩んできた主人公が職場のスパイとして音楽教室に通うことに。そこで出会った講師やその教え子たちとの交流を通して揺れる気持ち。主人公の決断は…。 『音楽』と『人』がもつ力の素晴らしさに触れ、温かい気持ちになった。
  • 2026年8月19日
    月夜行路
    月夜行路
    涼子とルナのそれぞれ訳ありコンビが出会って即大阪旅行へ。そして旅先で事件に巻き込まれていく。 ルナの洞察力と文学知識が冴え渡り、涼子の何気ない一言をヒントに謎を解いていく描写はとても爽快。そして文学好きには堪らない色々な名作がチラホラ顔を出しワクワクしてしまう。 最後の展開とまとまり方も好きすぎる。 しかし『片っ端から喫茶店』を見ているからか、ルナをナジャ・グランディーバで想像してしまって…。
  • 2026年8月10日
    沈黙
    沈黙
    島原の乱後間もない長崎が舞台の切支丹物語。歴史を読んでいる感覚。 切支丹へのあまりにも酷い仕打ちは言うまでもないが、何より『主』の『沈黙』が重い。この沈黙が故に、人は考える。安直に答えを求めて、赦しを求めて、言葉を求めて、ではなく、『自分で考える』ということを与えてくれていると思う。しかし自分で考えたとして、それが正解かどうかはわからない。それも含め、自分で責任をとることも含め、教えてくれているように思う。 まあ、自分は無宗教なんだけど。
  • 2026年8月3日
    むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。
    シリーズ第3弾 軽いのに内容濃くて好き 今回も昔話をベースにいろんなミステリーの手法を用いており、サクサク小気味良い文章で終始楽しく読めた。 特に最終話はそれまでの伏線回収と、メッセージ性のあるラストで締めくくられている。まさか昔話から得る『教訓』の部分まで踏襲するとは…。 めでたしめでたし…なのかな?
  • 2026年7月30日
    母のない子と子のない母と (新潮文庫 つ 2-2)
    『二十四の瞳』と同じ小豆島が舞台。 戦争で家族を失った人々が暮らす村落で『母のない子と子のない母』を中心に、家族・友達・近所の人達の温かい関わり合いがそれぞれの傷ついた心を癒していく。 そして最終章は、、、電車の中で泣いてしまった。なんて心温まる物語なのか。
  • 2026年7月24日
    お梅は魔法少女ごと呪いたい
    シリーズ3作目 お梅大好き 『呪いの人形』お梅が、相反する存在である『幸運の人形』イライザと出会ってしまった! この2人(2体?)が織りなす化学反応がたまらない。ずっと読んでいたいし、イライザのスピンオフも読みたい。
  • 2026年7月17日
    夏の約束 (講談社文庫)
    今年の夏も暑いわ… ゲイカップルを中心とした色んな事情のある友人達の話。この人達はとても平和で微笑ましい。でもその裏には、過去に辛い経験があったり、今なお続く差別的な視線や口撃、その他諸々…がある。 自ら自身の価値を下げるようなことをせず、優しい人間でいたいと思う。 『夏の約束』が果たされますように。
  • 2026年7月15日
    イン・ザ・メガチャーチ
    読み始めてからずっとゾクゾクが止まらない。この話はどこに辿り着くのか…。 物語の登場人物という他人事とはいえ、恐ろしい話だった。。現代のホラー!?いや、リアルにありえそうでもある。 というか、本当に他人事なのか?もしかして自分も視野狭まって『イン・ザ・メガチャーチ』しちゃってるのでは…。 え?よくないことなんだっけ?別にいいんじゃないの? 時代の変遷とアイデンティティの揺らぎを直視することになる超大作だと思う。
  • 2026年7月8日
    Pの密室
    Pの密室
    御手洗潔シリーズ 『鈴蘭事件』『Pの密室』の2篇収録 どちらも御手洗潔が幼い頃の話。その頃からキレッキレで警察をやり込めるのが流石で痛快。 また、石岡和己と早速の再登場犬坊里美の掛け合いも堪らない。
  • 2026年7月3日
    流れる
    流れる
    芸者の家に女中として来た主人公の視点で、芸者の社会が描かれている。 個性豊かな芸者たちとの生活に、素人の主人公は色々と感じ、それは時に客観的に、時に感情的に表現されていて、読み進めていくうちに親しみをもってしまう。 何よりも文章が澱みなく、流れるように書かれているのがなんとも心地よい。 そして、巻末の作者の言葉がまた味わい深い。
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