私の戦後80年,そしてこれからのために
14件の記録
amy@note_15812026年4月5日読み終わった感想戦争戦争関連戦争反対”一九四五年以前生まれが総人口の約一二%となった二〇二五年は、第二次大戦で時代を分ける意識が共有され、“生身の戦後”として語り得る最後の節目である。戦争体験者の声、そしてそれぞれの世代が自らの生の時間との重なり合い、さらに未来への思いを寄せた、四〇名余によるアンソロジー。” 戦後80年の区切りに今こそ戦争体験者の声や、戦後を生きる様々な職業、立場の人の声を集めてアンソロジー作ろうぜをやるのが我々の岩波書店である。 戦争当時、子どもだった人もいればまだ20代や30代の人もいる。 職業も様々で当時総理大臣だった石破茂、ジャーナリストの安田菜津紀、長崎出身の俳優・松重豊などなど。あらゆる分野の人からの戦争と今、そしてこれからに対する思いを読むことができる。 私がフィクションが好きだから、ということもあるがやはり映画監督の塚本晋也、アニメ脚本家の辻真先あたりの言葉は重い。塚本晋也は『戦争をするかどうかは、権力を持つ人が決めますが、戦場に行くのはぼくたち一般人です』だからこそ一般人目線で見られるように映画『野火』を作成したとのことだった。創作物のいいところは”いいトラウマ”を経験することができることだと言い切り、かつて自分が『はだしのゲン』で経験した、こんなことは回避しなくてならないと強く思えるような”いいトラウマ”を経験できるような映画を作っていきたいと言っているし、彼の志はフィクションを信じているからこそであり、映画を作るものとしてのプライドだろうと思う。 アニメ脚本家の辻真先は1932年生まれだ。大人たちが戦争はいいものだと言っている様子を見てきて、反戦という言葉で戦争に反対するよりも戦争を嫌っている人を増やしてつながっていく必要があるのではないかと提言している。この考えには一理あるとも思った。たしかに戦争が嫌だというのは戦争に反対とは厳密には違う。厭戦、嫌戦のほうが近い。当時の世間の空気感を知っているからこそ、反対よりも忌避する姿勢でつながって、それを大きくしていくことのほうが有効だという考えに至ったのかもしれない。 個人的に一番痺れたのは漫画家の山岸凉子だった。1947年生まれで女性の漫画家として生きてきた彼女が、どう社会を見つめながら、漫画を描き続けてきたのか。女性への差別や、日本の戦争に対するアジアへの贖罪の意識の薄さ、AIの誕生。それぞれを地続きに考え、クリエイターとして彼女が持つプライドを書いてくれていて、正直彼女の文章だけでもこの本を読んでよかったと思う あまり話題にはなっていないようだったけど、世界がさらに悪くなっていくなかで、その様子にくじけそうになっている人には勇気を与える本だと思う



りなみ@rinamintea72026年2月3日読み終わった戦争が怖い。そんなきな臭い匂いがする日々が怖い。 こんなことを言う私を大袈裟だと思うだろうか。 選挙の前に、この本を読んでおかねばならないと。 歴史を直視することから逃げていては、反省はできない。 反省のないところに教訓もない。 戦争をした以上、日本には被害だけでなく加害の側面もあることからも逃げてはならない。 歴史は繰り返す。 これだけ長い時代を紡いできても、何度も同じ過ちを繰り返している。 そして今、また同じ過ちを繰り返す足音が段々と迫ってきている。 様々な視点から、先の戦争について知ることができる。 この本を読んだ上で、考えさせられた。 まだ私たちは「戦後」を迎えていないのではないかと。 見たくないことを見ないようにしてきたツケが、回ってきているのかもしれない。 そして今、さらに上塗りしようとしているのではないかと。 同じことを繰り返さないために、まずは知ることから、少しだけでも。

ユウキ@sonidori7772026年1月21日買った読み終わった様々な職業、様々な年齢、様々な生き方の45名が「私の戦後」について寄せた一冊。多様な目線からの平和の祈り、不安、これからの日本と世界についてのメッセージは読み応えがあった。世界がめちゃくちゃになっていく中、不安でいっぱいだったけど、今一度戦後の歩みとこれからの世界を考える機会になって良かった。

















