虚空の旅人
30件の記録
ぬ@tanu-nu2026年10月11日読み終わった@ 自宅守り人シリーズ4作目。前3作が単品で完結していたのに対し、『嵐の予感』を感じさせる終わり方だった。前3作も十分に国の危機とか広がりのあるお話だったけど、今作は南の大国という明確な脅威が出現し、今までは小川だったのが大河に流れ込んだような、更なる広がりを感じた。前作までのような『とりあえず万事解決、一抹の寂しさを感じながらも穏やかな幕引き』という感じではない。何より1作目では『かわいそうな小さな男の子』だったチャグムが『嵐を呼ぶ男』へ成長する過程を見ている感じで、この先の波乱を予感してハラハラとワクワクが増した。相変わらず物語の吸引力が強い。 印象的だったのが、チャグムとシュガの関係。前作で一段階絆を深めた印象はあったけど、主従の域を超えるものではなかった。けど今作でチャグムとシュガは、主従でありながら、その枠を超えた戦友であり共犯者というような、強い絆を得たように思う。 ここから先、これまでに蒔かれた種がどんな実をつけるのか、あちこちに散らばる『人の縁』がどのように結びついていくのか、とても楽しみだなぁ。

やまだ@yamada_41022026年1月12日聞き終わったaudibleで読了。皇太子として国の代表を務められるまでに成長したチャグムに涙。それでいながらこの子は、心の柔らかい部分を持ち続けているんだよね……なんていい子なの…… 初めて読んだときはただただワクワクしてたけど、30も半ばになって、今作では登場しないバルサに感情移入してしまう
卯月@uzuki_books2024年3月21日買ったかつて読んだ感想サンガル王国のタルサン王子と、新ヨゴ皇国のチャグム皇太子の成長を描く作品でした。 チャグムは皇太子としては完璧ですが、まだ青いところがあります。タルサンはチャグムよりも幼いですが、どこまでもまっすぐです。 最初は子供っぽいところが目立つタルサンでしたが、話が進むにつれて大人びていくところが大好きです。 守り人シリーズの醍醐味は、登場人物の成長だと思います。この作品は、それを余すことなく描いていました。とても良かったです。
ユメ@yume_bookworm2016年10月18日かつて読んだ感想異文化や異界が複雑に織りなす〈守り人〉という壮大なファンタジーの醍醐味を感じられる一冊。初めて読んだときから、シリーズの中で〈旅人〉がいちばん好きだと思った理由に、10年以上経った今、気がついた。皇太子という縛られた立場と、ひとりの少年として抱える幼さや清らかさの狭間で葛藤するチャグムの心中が切々と迫り、それでも自分らしく生きることを諦めまいとする姿にたまらなく心を摑まれるからだ。これまで守られる側だったチャグムが初めて人の命を預かり、シュガに語った夢。シュガが流した涙の熱さを、自分の頬に感じた気がした。























