トリカゴ (創元推理文庫)

18件の記録
六花@rikka-momohana2026年6月2日読み終わった無力さを思う。コロナ禍が舞台である理由もある。制度のひずみに落ちてしまう弱者。「どうして今まで、誰も教えてくれなかったんだよ! 住民票だとか、生活保護だとか。俺、いくつも役所を回ったんだぞ。助けてくれって言ったんだぞ。それでダメだったから」。制度の改正が窓口の公務員にも周知されず、救済されなかった。無戸籍でも本当は、学校に行けたのに。住民票が得られたのに。ハナでも桃花でもなく美咲だった彼女。これから花を咲かせるのだ、「外の人」の力を借りて、取り戻していく。あのコミニュティはそれでも、ユートピアだった。巣鴨子供置き去り事件を思い出す(あ、鴨、トリだ)。

海老名絢@ebina_aya2026年1月12日読み終わった社会派ミステリにして本格ミステリ。社会問題を扱いつつ、人間ドラマも盛り込まれて、文体も力みがなく、読みやすくてなおかつ読み応えがあった。社会や暮らしが完璧じゃなくても、その中で改善を目指しながら、助け合いながら生きようという、シンプルで力強いメッセージを感じる。
Pipi@Pipi08082025年8月14日読み終わった#読了 #辻堂ゆめ ⭐️トリカゴ 本作品から無戸籍者たちのことを知った。里穂子と羽山の執念の捜査、『鳥籠事件』との関連、ユートピアの存在、無戸籍者支援。民法第七七二条問題。考えさせられた。無戸籍者たちに寄り添う里穂子が印象的だった。「完璧」ではなく、「十分」を目指せばいい。恵まれた毎日の生活に感謝!重いテーマであったが、作者の柔らかな筆致に救われた。🐥🐥

















