愛なき世界(上)

26件の記録
- 宮子@miyako2025年4月13日読み終わったかつて読んだお気に入り🌱再読。洋食屋「円服亭」で見習い料理人として働く藤丸が恋に落ちたのは、恋愛に一切興味無しの植物を愛する大学院生・本村だった。思考も感情も持たない"愛なき世界"に生きる植物に魅入られる本村を、藤丸は振り向かせることができるのか———!? ハードカバーは実家に置いてあるため文庫版の上下巻を新たに購入。当時ポップか何かのあらすじを見て藤丸と本村の性別を逆に想定し、読み始めて自身の持つステレオタイプ像に気付き反省したのも今では懐かしい。 年数を経て読み直すと藤丸の突拍子のないタイミングでの告白に若いなぁと思ったり、本村の母が娘へ結婚について言及するところで(学費の問題は置いておいて)血の繋がった子であろうと他人の人生なのだから……とちょっとムッとしたり。本村の「知りたい」の衝動を見て、人類の中のこういう欲求を持つ人々によってこの世のわからないことが解明されて、また新しい発見が生まれるのだなと思う。 最後に『愛なき世界』を読んだのはもう随分と前なので、そうそうこんなだったなーと思いながら読んだ。細かいところは忘れてしまっているので、少し初見に近いように読めていて楽しい。このまま下巻も読み進めていく。
- oto@sakana__books2025年3月18日読み終わったまっすぐでちょっと不器用な藤丸くん、本村さん含めそのほか研究室メンバーもみんなみんな愛おしすぎる…! 三浦しをんさん独特のワードチョイスに、カフェで読んでるのに、一人でクスクス笑ってる変な人になってしまいました 全体を通しての感想は下巻にまとめます…📖🔖