海をあげる

24件の記録
lenco@lenco2026年5月23日手離したくないこの本を、わたしはいつも可能な限り鞄に入れて持ち歩いている。じつは二冊持っていて、一冊はいつも家の本棚に置いてある。 いつも持ち歩いている2冊めは、一度ある人にあげたことがある。そこからまた本屋さんで一冊買ったから、今鞄に入っているのは所持数としては2冊めだけど買った数としては3冊めだ。 その人に会って話しているとき、たまたまこの本の話になった。その人が「興味あるから、つぎ本屋に行った時に買ってみる」というので、その時持っていた『海をあげる』をその場であげた。 興味あるから、は本心だったかわからない。社交辞令だったら迷惑だっただろう。わたしは自分の好きなもの、大切だと思っているものを、本に限らず他人に勧めるのが大の苦手だ。理由はかんたんで、わたしがそれをされるのが大大の大の苦手だからだ。 おすすめの本全巻を頼んでもないのに自宅に宅急便でドンと送ってくる、みたいな行為、本当に本当に勘弁してほしい。たとえ一冊の文庫本でもいやだ。よほど相手のセンスを信頼しているなら別だけれど(心が極狭なのはわかっている)。 それなのに、わたしはその時、その人にこの本をあげた。なんでだろうね。 わたしは100%自分の勝手でその人に本を押し付けた。あんなに好きじゃない行為だったけどそうした。わたしもその人も東京に生まれて、東京に育っている。この本を読んで、「あげる」といわれて手にした絶望の海。わたしはその人にも絶望の海を広げたかったのだと思う。
さーちゃん@cong_mei2025年9月23日読み終わった海をもらってしまった、という気持ち。著者や関係者の痛みが流れ込んできて苦しい。 でも、知らなければならなかった。沖縄のこと。水道水の汚染、100デシベルで飛んでいる軍用機のこと、辺野古基地建設、五市長が基地建設の県民投票の権利を勝手にないものとしたこと、米兵の性暴力…。戦争の歴史に加えて、どれだけの苦しみが積み重なっているのだろう。 住民は、沈黙しているという。切実な問題になるほど、口を開けない。「いま、まっただなかで暮らしているひとは、どこに逃げたらいいのかわからない。」という言葉は、ガザのことも思い起こさせた。 沖縄に、担ってもらっている。私がしなければならないのは、まず他人事にしないこと。語ること。小さいけれど、そこから始める。 娘さんの、可愛らしいやりとりに救われる。そして著者の、「この子のために将来を繋げるんだ」という強い思いを感じる。

一日一菓@mijouter2025年4月21日読み終わった痛みを抱えて生きている人たちの声を長年にわたりすくい上げ、聞き取る著者。 わたしの知らない沖縄がここにあった。 あまりにも哀しくて、強くて、やさしい。

くん@coruno-kun2025年4月21日読み終わった列島本州に住む人間が、沖縄を観光地と思っている人間が全員読まなくてはいけないと思った この国に住む全員が沖縄のことを沖縄の海を、空気を、水を、生活を、考えなければいけない責任を持たなければいけないと思った。
















