飼い喰い 三匹の豚とわたし

飼い喰い 三匹の豚とわたし
飼い喰い 三匹の豚とわたし
内澤旬子
KADOKAWA
2021年2月25日
9件の記録
  • 碧衣
    碧衣
    @aoi-honmimi
    2025年10月24日
    長年、世界の屠畜現場を取材してきた著者が屠畜場に送られるまでの家畜の流れを知りたいと思うようになり、都内から千葉県に移住して種類の違う三匹の豚を飼い育て食べるまでの記録。 序盤の物件探しの段階から既に雲行きが怪しく未知なことばかりなので基本、行き当たりばったりが多い。それでもなんとか豚を迎え、彼らに名前を付けて育て始める。 かつては農家が庭先で片手間に豚を育てていた。そんな時代が過ぎ去り、家畜と一般の人間との間に垣根が生まれているから色々と実感が湧かない。 冷たいまでいかなくても結構、ドライな面があると思っていた著者が豚の屠畜前に車で追突事故を起こしたり、豚たちを食べた時に帰ってきたと思うのは間違いなく愛情があった証拠なのだろう。 それでも彼らを食べる。やっぱり実感が湧かない。
  • ATP
    ATP
    @m_s
    2025年8月18日
  • まず豚の飼い方が知れて面白い! 一匹ずつ性格違ってすっかり愛着湧いてしまった でも作者の人の言動と地の文がちょいちょい失礼なのは気になった
  • ロッタ
    ロッタ
    @rotta_yomu
    2025年6月2日
    内澤さんっておもしろい人だよなあ。肉を食べるために豚を飼うところから始めるって、なんていうか変ともいうし、真面目ともいうし、真摯な人ともいうし、遠回りする人ともいうし。でも、わたしはそんな人がとても好き。
  • John9zaku
    John9zaku
    @exzaku
    2025年6月2日
    ノンフィクションっていうより、奇妙な実話っていうほうがしっくりくる気がした。読み上げ機能使うと、ホントに話聞いてるみたいな感覚になる。高野秀行さんのあとがきに超共感する。ジュンコ・ウチザワ。口に出したくなるお名前。
  • こちらも同時に思い出したのに手元に本がない(多分あげてしまった) 三匹の豚を飼って肉にするまでを千葉県の外房の民家でやってのけたすごい記録。 肉にしてからパーティーでふるまったり販売するところまで書いていて、最終的に1匹の頭蓋骨を持ち帰って部屋に置くなどしていた。 その後小豆島に移住して山羊と暮らしている内澤さん、河﨑さんと対談して欲しい。
  • ハム
    ハム
    @unia
    2025年3月16日
    豚を食べるために飼うことからスタートするルポ。 人間が生きていくうえで食べることは避けて通れない。「肉」という資源をいただくことで人はエネルギーを生み出す。 でも多くの人が動物を殺して食べるいう過程の大半をすっ飛ばして精肉という状態のものしか見ていないという事実は、人がたまに言う「かわいそう」というひと言がなんてピント外れなことなのだと思わせる。 「食」を考えるならばこうした事実とは向き合わねばならない。 人は生まれたときから「残酷」と呼ぶシステムと繋がれている。 だからこそ感謝しなければならない。 養豚を通しての気付きが多すぎて震えた。
  • しの
    しの
    @shino3
    2025年3月13日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved