韓国現代詩選〈新版〉
11件の記録
- しゅえり@xueliiii2026年1月10日読み終わった茨木のり子の翻訳で韓国詩を読んだ印象として、韓国では詩が人気なのは恨(ハン)を表現しやすいからじゃないかと思った。(その概念についてきちんと理解できているかは微妙) 個人的には年齢を重ねてようやくそれらしい、人生の不条理への諦めとか悲哀とかを作品の後ろから感じ取れるようになった気がする。逆に韓国では理解するより先に、若いうちから詩を学ぶことで、そんな感情が共有され培われていっているのではないか。など勝手なことを思った。

- しゅえり@xueliiii2026年1月1日読み始めた外国文学の中でも詩は翻訳者のセンスに負うところが大きいので、茨木のり子が訳する韓国詩が本になっていていま読めるということは、幸運この上ないことです。

ころもで@kimigatame482025年12月21日読んでる夜、すぐれた言葉を浴びたくて手に取る。真摯な詩文と茨木のり子の訳文に、雑然とした頭が洗われるよう。 本書を開くたび、洪允淑(ホンユンスク)の作品に惹かれる。選択するモチーフ、対象との距離感、読んで浮かぶ視覚的イメージが心に馴染む。 語の選択とリズムは訳者の力が大きいのだろうか。 行間に、時代に押さえつけられながら、精神の自由を求める女性の指先を感じる。 好きなものほど、良さをうまく言葉にできないな。悔しい。


ころもで@kimigatame482025年9月3日買った読んでる@ チェッコリ神保町チェッコリにて購入。茨木のり子の靭やかで確かな言葉で手渡される韓国詩。帯文の「いい詩は、その言語を使って生きる民族の、感情・理性のもっとも良きものの結晶化」(あとがきより)が心に刺さる。本文の訳詩たちもガンガン感受性を揺らしてきます。素晴らしい本を買ってしまった。
遷子@msenko13671900年1月1日折りに触れ読む★当時まだ新版が出ておらず、古本で見つけた時は嬉しかった。 茨木のり子「韓国現代詩選」読了。紹介された詩は勿論、付記された詩人紹介文がまた味わい深い。『この人(黄明杰)に限らず、韓国の詩人たちの大きなテーマの一つは、生きることへの鼓舞であり、それが常に長鼓チャンゴのように鳴っている。それだけ暮らしはくるしいということだろうか』 『韓国のある新聞記者に会った時、かなり年配の人だったが、「詩人!おお、頭が痛い!」と日本語で叫んで、ほんとうに頭をかかえてしまった。それは、かわいいけれど処遇に困る息子を持った父親のごとくであった。難解さゆえの頭痛ではなく、詩人の存在そのものを「頭が痛い!」と叫ばしむるのは、すばらしいとも言える』 この本が出版されたのは30年前だが、当時の韓国の本屋には日本とは比べ物にならない大きな詩集コーナーがあり、著者が羨ましく思うほど老いも若きも夢中で読んでいたのだそうだ。中にはノートをとる学生もいて、買うには高価すぎるのかな…と思っていたら、ある大学教授が教えてくれたところでは、それは自分の好きな詩人の、特に好きな詩だけを集めて、自分一人だけのアンソロジーを作るためにしているのだと。 『韓国のひとびとの詩を好むこと尋常ならず』 もっとも現在ではその限りではないようなのだが、そうはいっても映画「詩人の恋」で見たように、深く根付いた詩や詩人に対する思いはいまだ消えてはいないように思われる。 これだけ韓国文学が注目され、まして茨木のり子は日韓共に人気があるそうなので、この本も文庫なりなんなりで再版されるといいのにと思う。良い詩は何度も何度も読めるものだし、読めるべきものだし、読みたくなるものだ。





