ナラタージュ

20件の記録
- stern@ch3rry_luv2025年6月12日かつて読んだ1番好きな本。 葉山先生は、泉の気持ちを理解してくれていたけれど、ずっとずるい人だった。 映画の貸し借りをしたり、職員室で語り合ったり。色々なことから救ってくれた葉山先生に泉は好意を抱いていた。 高校卒業の日、泉は葉山先生に思いを伝えようとしたのに、葉山先生は彼女にキスをした。なぜ…? 最後のカメラマンから泉に伝えられるシーン、葉山先生の全てを理解することはできないけれど、核心に触れられた気がした。泉も葉山先生も一緒にいれば、お互い悪い方へと堕ちていきそうだった。だから別れを選んだ。前に進むために。でも葉山先生も泉と同様にお互いを一生忘れられない人となっていた。それはきっと「恋愛」という言葉で片付けられるほど単純なものではない。 泉と一緒にしばらく泣いた。
- nica@nica2025年6月8日読み終わった古本屋⚠︎ネタバレあり⚠︎ 「きっと君は、この先、誰と一緒にいてもその人のことを思い出すだろう。だったら、君といるのが自分でもいいと思ったんだ」 最後にこの言葉をくれた恋人は一体どんな人なんだ。 と思いながら読み進めた 途中 小野くん? とも考えたけど 読み進めるうちに 小野くん違うわ。と分かった そして最後に やっとその彼が出てきた 読了後にまた最初に戻って数ページ読む本にはなかなか出会えない しっとりとした雰囲気を出していた本だった 私はこんなにも求め合う恋愛はしたことが無い
- ふっくりんこ@sifokirafun8282025年3月23日かつて読んだ恋愛は時には人間の判断力を鈍らせて、時にはえらく衝動的にさせて、複雑で儚いものだなぁと思った。…いや、結局この教師サイテー男やん!としか思えなかったのは、私の感性が乏しいのだろうか。(ごめんなさい。笑)
- 猫@mao10122025年3月8日かつて読んだ侘しさや寂しさら瑞々しさが織り交じった恋愛小説。終わり方には胸を打たれるものがあったが、小野の行動や言動が人間らしくて、だからこそ心を握られたように苦しくなった。愛とは歪で不確定で、まるで炎みたいな過激さで、人間には手に余るようなものなんだな。
- 権子@m_gonko2021年12月10日読み終わったかつて読んだ心に残る一冊マイベスト小説2021/12/10 読了 すごくすごく良かった…。 映画を先に観ていたので内容は知っていたけど、小説の方が胸が締め付けられる心細さというか、切なさがすごく心地良かった…。良い小説だなぁ…。