緋色の研究 【新訳版】

18件の記録
- よしゆか@yoshiyuka2025年5月10日かつて読んだまた読みたい懐かしい「緋色の研究」自体はたしか、小学生か中学生のころ読んだ記憶がある。その頃は推理小説やミステリーにハマり、コナン・ドイルやアガサ・クリスティーが好きだった。Readsで見かけて懐かしくなってしまった。近所の図書館にあるだろうか、再読したい。
- にょ@Yxodrei2025年4月8日読み終わったホームズとワトスンが出会う記念碑的作品。 『シャーロック・ホームズの冒険』から読み始めたわたしにとって、緋色の研究のホームズは少し意外だった。あの名探偵にも、どこか調子に乗った子供っぽさ、ちょっとした虚栄心があったとは。 対してワトスン。彼は彼で、戦争帰りの虚無と倦怠を引きずりながらも、奔放で自己完結型なルームメイトに時おり苛立ちを覚えているのが、妙にリアルで可笑しかった。 そして、後半――事件の背景が描かれるパート。正直、ホームズとワトスンが退場してしまって大丈夫か?と疑っていたけれど、読み進めるうちにその筆力に圧倒されていた。まるで独立した小説のような熱と重さがあり、時に息を呑み、思わず涙ぐんでしまった。 シリーズを通して、彼らの関係はどう変化していくのだろう。それを追っていく楽しみがまたひとつ増えた。
- umi 🪿@um_book_2025年3月20日かつて読んだ“さしずめ、〈緋色の研究(ア・スタディー・イン・スカーレット)〉なんて、どうだろう。ぼくらがちょっとばかり美術用語を使っても、悪くはあるまい?人生という無色の綛糸のなかに、殺人という緋色の糸が一筋まじっている。そしてぼくらの務めというのは、その綛糸を解きほぐし、分離して、すべてを白日のもとにさらけだすことにあるのさ。”
- No.310@__310__2024年8月4日読み終わったかつて読んだ本当に久しぶりに読んだが、改めて読むと二人の出会いの愉快さ、ホームズの早口で偏屈なオタクぶりに笑ってしまう ワトスンがホームズを見てめちゃくちゃ引いてるじゃないか テンポよく進む第一部と、重厚な第二部が互いを引き立て合う良作 初めて読んだ時は「これ後半が長いし悲しいから好きじゃない」くらいに思っていた記憶があるが(まだ小学生だったので……)、今はその暗くて重い犯人のバックボーンの描き方こそが魅力だと感じる