知っている地名がたくさん出てきて面白かった。

普段漫画を全く読まないので台詞と絵をどうやって追えばいいのか全然分からず、内容の雰囲気も相まって終始不穏だった。活字人間のため、あとがきにたどり着いたときの安心感がすごい。でも、これは分かればきっととても面白いんだと思う。分かるようになりたいのでまた読む。

強くてしなやかな往復書簡だった。たぶんまた読み返すときがくると思う。そしてこういう対話ができるって素晴らしい、かけがえのないことだなと。

前情報がいくらあっても実際読んでみると想像以上のダメージ。ディストピアから透けて見える現実。それなりに以前の本なのに、こんなにもリアリティを感じられるのが悲しい。忙しさは思考を奪う訳だけれど、一人の大人として無関心でいてはいけないと改めて思った。