螢・納屋を焼く・その他の短編

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- 離乳食@munimuni2025年7月19日かつて読んだ「納屋を焼く」はパントマイム、海外、恋人、手ぶくろを買いに、大麻、納屋を焼く、失踪というように、あらゆる方向にモチーフが飛び散っている。しかし物語には一貫した整合性のようなものが見受けられる。また何かを暗示している印象が拭いきれない。ほぼ確信としてある。しかしその暗示が何を示しているのかわからない。村上春樹ってそうだよな〜。 「三つのドイツ幻想」にある「1 冬の博物館としてのポルノグラフィー」は「博物館=セックス」という図式が立てられている。暗示やモチーフはある意味で明確だが、何かを理解できていないような錯覚が常にある。それにしても情景描写がうまいな〜。