卒業生には向かない真実

卒業生には向かない真実
卒業生には向かない真実
ホリー・ジャクソン
服部京子
東京創元社
2023年7月18日
16件の記録
  • 三部作読了! すごかった… 最後まさかそうなるとは。 途中から展開が衝撃的過ぎて読む手が止まらなかった。 ピップはやっぱりすごい子だ…
  • 和月
    和月
    @wanotsuki
    2025年10月26日
    読み終わって出た第一声は「あぁ……。」だった。 あとがきにも書いていたけれど、第1作目からはかなり遠く離れた所に行き着いてしまった感覚。でも、この結末に来るべくして来たような気もする。 本作は第一部と第二部に分かれていて、第一部は姿が見えない、先の読めない恐ろしさがあった。第二部は辿り着いた展開に飲まれそうになり、追いかけられるような恐怖があった。 どちらも別のベクトルで苦しくて、前者は普段挟んでいる本の栞を使って次の一文が見えないように隠しながら読み進めた。どうなってしまうのかが怖くて。後者はむしろ追い立てられるかのようにページをめくる手が止まらなかった。 著者は最後に、この作品には彼女自身が体験した「怒り」を内包していると語っていた。物語の中盤にピップが下す選択・決断は、「どうして」と思ってしまいそうになる。でも、それは著者やピップが感じた怒りも絶望も経験していないから言えることなんだと思う。 完璧で絶対的な正義なんて存在しない。同じ正義を掲げる人間の数や権力、地位、信じてくれる人がどれだけ周りにいるかで簡単に白にも黒にも変わる。 この作品は、その苦しみと偉大さをどちらも読み手に教えてくれる。本当に辛い展開だったけれど、読んでよかった。出会えて良かった!
  • かぐら
    かぐら
    @kagura
    2025年10月21日
  • あおい
    あおい
    @aokataa
    2025年10月6日
    すごい作品だなぁ、、読み終わって丸3日経って、ようやく咀嚼出来た気がする 作者のあとがきを読んで、こういう事を描きたかったのか、とやっと腑に落ちた ハラハラドキドキ、先の読めなさも今までの比じゃなかった 中盤のところ2時間ぐらいぶっ通しで読んで、一旦区切りつけた時初めて呼吸を忘れてる事に気づいて苦しくなったぐらい いつもネタバレ踏まないように読み終わってからReadsの皆様の感想読んでるけど、今回はすがるように何度か途中で感想読みにきてた(おかげ様で読み終えられました) こんなに全巻熱中して読んだシリーズ物は初めてで、本当に全巻面白い三部作だった👏🏻 おすすめのミステリを聞かれたら、まず1番にこの作品を挙げる事になると思う
  • あかね
    あかね
    @akane_777
    2025年8月30日
  • 三部作で伏線回収があって面白かったけど読んでいて辛かった。主人公はまだまだ子供で真っ直ぐ幸せになってほしいのに序盤からトラウマに苦しんでいて辛い。振り返ると1作目の主人公は何も知らず真実を追い求めていて1番好きだったな。
  • 読み終わった、読み終わってしまった…… 中盤にかけて物語がどの方向に転がるのかわからなくて、ピップが危うくて、困惑しながら読み進めた。 後半に差し掛かるともう読むのも辛くなってきていっとき本から離れてしまった🥲 それぐらい感情移入しやすいし、臨場感のある描写ばかり。 映画を観てる気分になれる。 ピップは本当に賢くて優しくて正義感があって、こんな主人公他にいなかったよね。 ずっと好きな作品になると思う!
  • ついに読み終わってしまったーーーこれまで以上にピップの行動にはハラハラドキドキさせられて、久しぶりに電車を乗り過ごしてしまった。笑 もちろん肯定できることではないけど、かといって否定もできないところに作者の思いを感じる。あとがきを読んでさらにそう感じた。 ラストを読んでよかった〜!と思いつつ、じゃあこれで安心かと言われればそうではないわけで、本人たちもそれはわかっているはずだからこそモヤモヤする部分もあるけど、この読後感こそがこの3部作の魅力を高めているんだろうな。素晴らしい3部作だった。
  • 三部作ラスト!楽しみ
  • Dd
    @ukdk-1980
    2025年4月22日
  • よーしち
    よーしち
    @Yohey-47
    2023年9月29日
  • 村崎
    @mrskntk
    2023年8月10日
    この三作目に対して、感想を言うのはあまりにも難しすぎます(読んだ人ならこの気持ちがわかるはず……!)え、ていうかこういう展開ミステリ界ではけっこうあるんですか? 私はめちゃくちゃびっくりしました。「ミステリ史上最も衝撃的な」って本当に納得してます。 正しいか正しくないか、ということや善悪の見極め、とても繊細で本人でしか答えが出ない「真実」が「卒業生には向かない真実」に描かれています。「自由研究には向かない殺人」「優等生は探偵に向かない」を読んでピップを応援してきたからこそ、「卒業生には向かない真実」の展開に対して真剣に考えることができました。 解説にもあるんですが、賛否両論起こる展開。賛に手を挙げるのも、否に手を挙げるのも、どちらにしても覚悟と勇気がいります。でも私はピップの選択を応援したい。
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