ロングウォーク

32件の記録
のんたん@ebicom2026年8月10日読み終わったキングは映画はよく見ていて小説を読了したのは初めて。 少年たちが徐々に疲弊して衰弱していく様子がリアルな感じがして後半は読み進めるのがしんどかった。なんでこんなものに参加を…本人たちもわからないんだろうな。優勝したらあいつの奥さんを助けてあげようとかスイカを独り占めする子がいなかったりとか、なんだかんだみんな根が良い子たちばかりで面白いんだけど1人ずつ減っていくのがつらかった。 本当は映画公開前に読了したかった。
グミチャン@gumicyan2026年8月6日読み終わったちょっと前に買ったけど映画の余韻に浸りたくて積んでいた。 映画でも思ったけど、あらすじから安易に想像するような参加者同士の足の引っ張りあいはなくて、だからみんなに生き残ってほしい。けど作中で明かされるように、ロングウォークの参加者は主催によって体力テストや筆記試験で選抜されている。明確に他者を妨害するような人はそもそも参加できないなんじゃないかな。参加者は観客が楽しみやすいようにコントロールされてて、つまり自分も残酷な傍観者の一人になっているんじゃないか…なんてことを考えた。 西瓜のシーン、結局ほとんどみんなありつけた。希望を感じた。礼砲にやり返そうとするシーン、小さな抵抗は結局踏み躙られる。一矢報いることすらできない絶望感。

グミチャン@gumicyan2026年7月8日気になる映画を見たので原作も読みたい…と言いたいところだけど、読みたくないかもしれない。余韻を噛み締めたいの半分、しんどくてもう触れたくない半分。でもいつかは必ず読む。
- たなくら@Ink_032026年6月17日読み終わったS・キング原作の映画は少しずつ観てはいたが 今回気になり初めてキング小説に手を出してみた。 なんて言うんだろう。ドキュメンタリーみたいな生々しさを感じる。 観客というか、ウォーカーの先頭で映像を撮っているカメラマンみたいな感覚で話が進む。 精神と肉体の限界による自我の崩壊を、各々の性格で違うように魅せてるのが面白い。 あぁ…優勝した子も、その後の経過を淡々とサンプルとして記録されてそうだな…。
活字畑でつかまえて@catcher-in-the-eye2026年5月20日読み終わったあー、読み始めて数ページですでに面白い。 なんなんだキングという作家は。 まさにストーリーテラーのキング・オブ・キングだ。ひれ伏すしかない。 死のロングウォーク。 単純に理不尽に徴兵されることのメタファーなのかな。 ウォーカーたちはチューブに入った流動食で栄養補給をしているのは、過酷な戦地ではまともな食にすらありつけないことなのかなと。 そして所詮は、死のロングウォークや戦争すら 見物人にとっては娯楽の一つ。 死の消費。 それを裏付けるように「フランスの貴族や貴婦人は、ギロチン見物のあとでセックスしたそうだし、古代ローマ人は剣闘試合の最中に腹一杯食ったそうだ。ロングウォーク見物もお楽しみなんだよ。」というセリフがある。 小さいころロングウォーク見物に行ったギャラティにマクヴリーズが言うセリフ「知らなきゃ許されるんだな?」は強烈だ。 小さいころとは言えお前だってロングウォークを消費し死を消費していたんだと冷や水を浴びせる。 「死は大いに食欲ゃ性欲をそそる」というセリフも凄い。「おれたちが人間だって、どうしていいきれる?」 あぁ、キング先生! 「おれたちは死にたいのさ。だからこうして歩いてる。ほかにどんな理由がある?」 あぁ、キング先生‼︎ 「何か特別な理由があってロングウォークに参加したのか?」 「実はわからないんだ」ギャラティは本当のことをいった。 「おれもそうなんだよ」ベイカーはしばらく考えていた。 なぜ参加したのか本人にもわからないというのがすごくリアルだ。生きている理由がわからないというのにも通じるというか。なんとなく成り行きでそうなってしまったという感じ。 この物語はもしかしたら、ウォーカーたちを見つめる傍観者たちにスポットを当てた作品なのかもしれない。傍観者がいちばん残酷だということ。 「最悪の破壊的な痛みに見舞われながら、これから先自分は存在しないのに、宇宙は今までどおり何事もなく何物にも妨げられずに運行を続ける、と悟るのだ。」名文である。 「もしおれが優勝したとして、何をもらいたいか、全然思いつかないんだ」とマクヴリーズ。 「本当にほしいものなんてなにもない。つまりな、老いぼれて病気で寝たきりのおふくろとか(以下、略)」 「重要な点をついてるな」 「重要な点が抜けてるってことだろ。ロングウォークなんて百パーセント無意味だ。」 これまたリアルなやり取りだ。すごい。 「雲の上のどこかで雷が手をたたいた。前方で青いフォーク形の稲妻が地面に突きささった。」 素晴らしい表現だ。 「本なんて時には読み捨てにするものよ、研究するものじゃないわ、と彼女は教えた。 たしかにもっと気楽に読書と向き合いたいな。 「暗闇。くそったれの暗闇。ギャラティは闇に生き埋めにされたように思った。監禁されてしまった。夜明けは一世紀も先だ。〈中略〉闇の中に六フィートの深さで埋められている。」 これもまた素晴らしい表現だ。闇に生き埋め。 「レイ•ギャラティというこの有機体が死ぬはずはないという、揺るぎない妄信がいぜんとしてある。他の奴は死ぬかもしれない。彼らはギャラティの生涯の映画のエキストラだ。しかしロングランのヒット映画〈レイ•ギャラティ物語〉のスター、レイ•ギャラティは死なない」 かっこよすますキング先生! 終盤になると死のロングウォークが反転して 生のロングウォークになる見事な手腕。 キング先生はとにかく歩き続けろ、それがお前を顔のない群衆ではな輝くメインの星にするんだと焚き付ける。「おれの仕事は、片足をもう片方の足の前に出し続けることだって」と。 「パーカーの殺した兵士の代わりが、知らないまに補充されていた。」 交換可能な兵士たち。 傑作だけど もったいない! ラストの描写が分かりにくい。 よく分からなくて何度か読み返した。 フィクションなんだから 金髪の兵士や少佐に 一矢報いてほしかったな。






















