継体天皇

31件の記録
永倉あんず@Anzngkr2026年10月12日読み終わった継体天皇って何者? というのが大きなテーマと認識して読んだ。 国内の在位当時の記録が現存しないため、周辺国家の記録や記紀、言及のある散逸した記録を擦り合わせて矛盾する箇所を除いて輪郭を描こうとするという中々面白い検証方法だった。 「どうしてこの結論になるのか?」と感じた部分についてはおそらく新書レベルでは検証されないため別のアプローチが必要そうだ。 結局のところ、継体天皇以前の天皇については「ほぼわからない」、以降の天皇についても「微妙によくわからない」という印象を受けたが、歴史の転換点であることは確からしい。宮内庁には古墳への立ち入り調査を許可して欲しい。色々事情はあるのだろうが。 完全に蛇足だが、滋賀県高島市が「湖北/北近江」の扱いになるのが違和感を覚える部分だった。 余呉~米原市(旧近江町)辺りのことを湖北と指している認識だったため。


どら猫さとっち@satocchi_4282026年9月20日読み終わった6世紀初頭にヤマト王権の招聘によって、それまでの王権とはまったく不明瞭な北陸の有力豪族が即位した。それが継体天皇である。その天皇の正体は、そして彼が即位できた理由と、王位継承したとき何を行ったか、その頃の日本の姿を、この一冊で説明している。系図をみると、継体天皇の孫が推古天皇で、その後は天智、天武、持統と天皇の血がつながっている。彼はヤマト統一王権の立役者だったのだ。

りら@AnneLilas2026年8月4日読み終わった日本史評伝古代史古墳時代@ 自宅『倭の五王』を読了したタイミングで図書館の順番が回ってきたので、元々読みたかった『継体天皇』も読み継ぎ。 継体天皇については五世王で出自は北陸系ということくらいしか知らなかった。 5世紀の倭の五王の時代と違って中国への遣使が途絶えた時期だから同時代の文字史料はごくわずかしかない。2世紀近く後に編纂された記紀やその他の史料ごとの細かな相違点を炙り出すことで、それらが底本としたであろう『帝紀』といったより古く信頼度の増す記述を選り分けていく分析が面白かった 継体天皇の具体的な功績は判然としないけれど、継体以前と以降とで王位継承のスタイルががらっと変わったことは確かなようだ。 治世末期の磐井の乱についても初めてまとまった解説を読んだ。 継体の息子世代にあたる次の3代の天皇についてももう少し読ませてほしかったかな。 『日出処の天子』を読んで以来、敏達天皇からは何となくイメージが湧くようになったけど、その先代の欽明となると子沢山なことと蘇我氏の娘と婚姻関係にあったこと以外は無なので、さらに続編があるといいのだけど。 飛鳥時代を取り上げた新書で読みたいものが今のところ見つけられないでいる。


















